守・破・離 [風景]
「守・破・離（しゅはり）」とは、武道や芸事などでいわれる言葉。
就職した次男ように書きました。
よかったらお読みください。
武術や芸事なんかの世界では、「守・破・離」ということを言われる。
君の場合は、「守（しゅ）」の段階。
多くの諸先輩から教えを守り、それを身体が覚えるまで繰り返すこと。
何事も基本が肝心。
基本の段階で変なクセをつけるとずっとそのままになるから要注意。
ボーッと見ているだけじゃだめだよ。
動きの裏の意味をしっかり把握すること。
まあ、二十歳代はそれだけ必死になること。
次の段階が「破（は）」。
「守」で身につけた基本をベースにしながら「自分なりの工夫」をして、徐々に基本を破り進展する段階。
相手の立場に立つと案外「工夫」が見える場合が多いよ。
「自分の立場」「相手の立場」この二つの立場を自由に行き来するのがコツ。
次の段階が「離（り）」。
型や教えから離れて、独創的なオリジナルの個性を発揮する段階だ。
ここからが本当に面白い段階。
武道で言えば本当の実戦段階。
型や自分の工夫だけでは、実戦で勝てない。
また自分より力の勝っているものに勝てない。
相手が技をかけて来る前に対処するための直観も必要。
そのためには、「自分」が「天」と繋がらないといけない。
いま自分がやっていることが「天命」であることに気づく段階。
身体や心がまったくリラックスしているけど、だらけていない状態。
自然体という状態がこれである。
いま、社会にでて戸惑うことが多いと思う。
学生時代と違うからね。
対処は「素直」であること。
「素直」とは、言われたことに盲目的に従うことではない。
自分が受けた言葉や教えを「自分の感情」をまじえずに心に落とし込むことを言う。
「感情」をともなうと「エゴ（我欲）」で反応する。
これがとかくトラブルの元であるのだ。
「素直」に心に入れ、冷静に観るというのが「素直」ということだ。
不合理で間違った内容なら「間違っています」と言えばいい。
その通りなら「すみません。わざわざ指摘いただきありがとうございました」と感謝をすること。
人は、嫌なことを言われると感情的になり、拒絶するものなんだ。
上級者は、「自分の立場」「相手の立場」「天の立場」の三者から判断する。
そうすれば、自分のまわりに「敵」は存在しないということに気づく。
一番の敵は、自分のエゴなのだ。
最後に「守・破・離」は、一方通行じゃない「守・破・離・守・破・離・守・破・離」とスパイラル状に上昇していく。
気がついたら、自分の専門外でも達人になっていたりする。
そこまで行くと面白いよ。
まあ、二十代は死ぬほど働きなさい。
ごきげんよう！
※きっと京男自信の顕在意識に言って聞かせているのだろうな・・・。
過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳１」へは、この文字列をクリックすると移動します
Twitter→@kyo_otoko
就職した次男ように書きました。
よかったらお読みください。
武術や芸事なんかの世界では、「守・破・離」ということを言われる。
君の場合は、「守（しゅ）」の段階。
多くの諸先輩から教えを守り、それを身体が覚えるまで繰り返すこと。
何事も基本が肝心。
基本の段階で変なクセをつけるとずっとそのままになるから要注意。
ボーッと見ているだけじゃだめだよ。
動きの裏の意味をしっかり把握すること。
まあ、二十歳代はそれだけ必死になること。
次の段階が「破（は）」。
「守」で身につけた基本をベースにしながら「自分なりの工夫」をして、徐々に基本を破り進展する段階。
相手の立場に立つと案外「工夫」が見える場合が多いよ。
「自分の立場」「相手の立場」この二つの立場を自由に行き来するのがコツ。
次の段階が「離（り）」。
型や教えから離れて、独創的なオリジナルの個性を発揮する段階だ。
ここからが本当に面白い段階。
武道で言えば本当の実戦段階。
型や自分の工夫だけでは、実戦で勝てない。
また自分より力の勝っているものに勝てない。
相手が技をかけて来る前に対処するための直観も必要。
そのためには、「自分」が「天」と繋がらないといけない。
いま自分がやっていることが「天命」であることに気づく段階。
身体や心がまったくリラックスしているけど、だらけていない状態。
自然体という状態がこれである。
いま、社会にでて戸惑うことが多いと思う。
学生時代と違うからね。
対処は「素直」であること。
「素直」とは、言われたことに盲目的に従うことではない。
自分が受けた言葉や教えを「自分の感情」をまじえずに心に落とし込むことを言う。
「感情」をともなうと「エゴ（我欲）」で反応する。
これがとかくトラブルの元であるのだ。
「素直」に心に入れ、冷静に観るというのが「素直」ということだ。
不合理で間違った内容なら「間違っています」と言えばいい。
その通りなら「すみません。わざわざ指摘いただきありがとうございました」と感謝をすること。
人は、嫌なことを言われると感情的になり、拒絶するものなんだ。
上級者は、「自分の立場」「相手の立場」「天の立場」の三者から判断する。
そうすれば、自分のまわりに「敵」は存在しないということに気づく。
一番の敵は、自分のエゴなのだ。
最後に「守・破・離」は、一方通行じゃない「守・破・離・守・破・離・守・破・離」とスパイラル状に上昇していく。
気がついたら、自分の専門外でも達人になっていたりする。
そこまで行くと面白いよ。
まあ、二十代は死ぬほど働きなさい。
ごきげんよう！
※きっと京男自信の顕在意識に言って聞かせているのだろうな・・・。
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Twitter→@kyo_otoko
おはようございます。
素直～響きますね。
案外、難しかったりするのだけれど。。。。。
by ＨＡＺＵＭＩ (2012-05-11 06:30)
京男さん、おはようございます＾＾
シュハリ…
とく聞きますが、こういう事だったのですね。
こんな素晴らしい言葉をお父さんから聞ける次男さん、きっと幸せだし喜んでると思います。
羨ましいです。
20代は突っ走ってもいい時ですもんね。
明日、京都帰ります~主人のも早く会いたいです♪（笑）
by mayu (2012-05-11 07:18)
おはようございます！
もう「離（り）」の段階をクリアしたのかなぁ・・・＾＾：
by guran (2012-05-11 07:22)
おはようございます。
こんなことが言える自分になりたいですね。
by すー (2012-05-11 07:57)
人生歩んできた道より、あちらへいく道へ近くなりましたが、まだ勉強不足です。
反省の日々であちらへいくかも。
by せつこ (2012-05-11 09:37)
＞HAZUMIさん、こんにちは
「素直」って難しいですよ。素直じゃない人がものすごく多いもの。
盲目的に従うということじゃない、自分をもっていなければできないことだから。
by 京男 (2012-05-11 11:17)
＞mayuさん、こんにちは。
まあ、小さい時から言ってあるので、聞いてくれると思います。。
女の子はどうも勝手がわかりませんが。
人生のちょっとだけ先輩としてのアドバイスかな。親としてのアドバイスじゃないかも。長男にはモノについてのレクシャーをしていました。
伝えておかないとね。いつ私がいなくなるかわからないし。
明日、上洛なのね。guranさんゲッソリしているかも。
by 京男 (2012-05-11 11:22)
＞guranさん、こんにちは。
「離」って難しですよね。サラリーマンを「離」だったりしてね。（笑）それもいいかも。
by 京男 (2012-05-11 11:24)
＞すーさん、こんにちは
これからの時代は、価値観がひっくりかえる時代だから、しっかり自分に得意な技を身につけていけないと思います。いい大学や大きな会社に入ったから幸せとはかぎらない。ルールがかわる可能生がありますから。私の思うことをしっかり伝えていきます。
by 京男 (2012-05-11 11:28)
＞せつこさん、こんにちは
まあ、彼岸に行くのは現実です。明日かも知れない、数十年先からしれない。でも精一杯やるべきことをしたいものです。彼岸にいってもっと○○をしておいたら・・・なんてことのないようにしたいですね。
by 京男 (2012-05-11 11:30)
京男さん、こんにちは！
「相手の立場」「素直」…なかなか難しいですね。でも大切。
今日はさわやかな五月晴れ。いつもこういう天気のような心を持っていたいです。…難しいな～。
by keiko (2012-05-11 11:42)
＞keikoさん、こんばんは。
「自分」「相手」「天」この三つの立場を自由に移動できたらとても楽に生きれますよ。
「素直」というのもほんとに難しいけど、やってみると楽に生きれます。
by 京男 (2012-05-11 21:48)
「感情」をともなうと「エゴ（我欲）」で反応する。
気をつけなくちゃ。
by ゴーパ1号 (2012-05-11 23:02)
＞ゴーパ1号さん、おはようございます。
わかっているのですが、つい感情で反応するのですよ。
ちょっと意識しないと難しい。
by 京男 (2012-05-12 06:17)