今年「土用の丑の日」は土曜 [食]
↑祗をん松乃「うざく」
陰陽五行説で、春・夏・秋・冬をそれぞれ木・火・金・水とし、土を各季節の終わりの18日間に当てはめたことから、立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間を土用といいます。
次の季節へ移る前の調整期間といったところでしょうか。
一般的には立秋前の18日間の夏土用をさします。この期間を暑中と呼び、暑中見舞いを出す時期でもあります。
最近、暑中見舞いって書かなくなりました。
↑白焼き、やっぱり白焼きがいいなぁ〜
2016年は
冬土用:1月18日〜2月3日
春土用:4月16日〜5月4日
夏土用:7月19日〜8月6日
秋土用:10月20日〜11月6日
最初の日を「土用入り」最後の日を「土用明け」といいます。
↑蓋をあけるのが嬉しい
「(夏)土用の丑の日は鰻を食べようぜ!」と言い出したの江戸時代の万能学者平賀源内。鰻屋から広告コピーを考えたという話は有名です。
いまだにその説を使って商売しているのもすごい!
↑せいろ蒸し
江戸時代なら牛肉を食べたり、ニンニクを食べたりしていなかったのでしょう。
まあ、薬食いと称して食べていたらしいのですが。
↑せいろで蒸してあるから、全体的にフワフワ。
今年の(夏)土用の丑の日は7月30日、曜日はまさしく土曜です。
いつも栄養タップリのモノを食べているお方は断食するのもいいかもね。
甘酒でもいい。
甘酒というのは、夏の季語なんです。
蕪村の句に
「あま酒の地獄も近し 箱根山」
箱根の名所である地獄(現在の大涌谷・小涌谷)と箱根名物の甘酒を並べてみせ、旅の楽しみを表現。
「愚痴無智のあまざけ造る 松が岡」
松が岡は駆け込み寺として有名な東慶寺(とうけいじ)のあるところ。東慶寺は尼寺なので、甘酒の「あま」と掛けています。「ぐちむち」も甘酒を作るときの音なのでしょう、仏教用語の「愚痴」と「無智」に掛けています。
以上のようなことを知らないけど、テレビでいうから父親から「鰻を食べよう」と言い出した。「祗をん松乃」に行きました。私はこちらのお店は初めてかも。洛北松乃鰻寮へはよく行ったのですが・・・。父親はそちらを知らなかった。あちらなら「うなべ」も食べられゆっくりできるんだけど・・・ちょっと遠いか。
↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをします。詳しい説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳1」へは、この文字列をクリックすると移動します
Twitter→@kyo_otoko
おはようございます。
平賀源内の、その説を使って商売しているのもすごい!
私もそう思います。
我が家はウナギな今年も無しですね。他にもので夏バテ防止、頑張ります。
by すー (2016-07-22 04:12)
>すーさん、おはようございます。
いまなら鰻じゃなく、豚でもいいと思うます。
鰻はちょっと高いですよね。
最近でてきたナマズでもいいかも。
by 京男 (2016-07-22 04:19)
京男様おはようございます。
今スーパーへ行くとウナギのかば焼きは2割程度です。場を占めているのがサンマのかば焼きです。
数年前に売りだされた時はアイデア賞と思い買いましたが、今は買いません。
間もなく高級料亭の味になるでしょう。
by 常盤万作 (2016-07-22 08:31)
>常盤万作さん、おはようございます。
「夏バテ」って昔は、身体の問題で食べ物で解決できた。現在は、食べ物より心理的な問題で「バテ」なんでしょうね。解消するためには「惚ける」ことです。ただずっと「惚ける」と困るので、ちょっと「惚け」が大切。
最近、鯰の蒲焼きというのもあるけど、そんなに美味しくないけどな。
by 京男 (2016-07-22 08:48)
京男様、こんにちは。
鯰ですが山端川端の十一屋さんは、如何ですか?
最近、家屋敷がマンションに変わったと聞きましたが。
まだ営業しているでしょうか?
by 常盤万作 (2016-07-22 14:51)
>常盤万作さん、こんばんは。
山端川端の十一屋、この近所で働いていたことがあります。
残念ながら行ったことがないまま、建物も無くなりました。
by 京男 (2016-07-22 20:29)
ウナギ、美味しそうですね。
by テリー (2016-07-22 22:32)
>テリーさん、おはようございます。
美味しかったです。
by 京男 (2016-07-23 06:10)