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欄干 [風景・和菓子]

ここは、三条大橋。
橋が本格的に造られたのは天正18年(1590年)、豊臣秀吉の命で五条大橋と共に増田長盛を奉行として石柱の橋となった。

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今の話でお気づきになりましたか?
五条大橋は豊臣秀吉の命で作られたのです。
つまり義経と弁慶の話の舞台はなかったのです。
この間の清水寺の森貫主のお話しでは、清水寺の舞台で出会ったらしい。

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現在の三条大橋は、1950年(昭和25年)に作られ、木製欄干は1973年(昭和48年)に作られたそうです。
これがいま、ボロボロになってきて新しくしないといけないらしい。
欄干に3億円、アスファルト部分の道路に4億円の費用がかかるそうです。
京都市は、これだけ観光客が増えているのに歳入は増えていない。

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いま、マイカー観光を減らすために実験なんて言っています。
ホテルも不足といい、建築ラッシュですね。
空き屋になったらそこがゲストハウスにドンドンなって行く。
なんらかの原因で外国の観光客が激減したら、放置されたゲストハウスが問題になるでしょうね。
京都市は、観光産業と言っているけど、歳入はどうするのか?
観光税みたいなものをとったらいいのかな?
いつ、どうやって、徴収しるのかな?
昔、古都税といい、社寺から徴収しようとし、仏教界から総スカンをくらい、中止になったことがある。

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京都に来られた観光客は、交通停滞、なんでも行列、泊まる所がない・・・などの問題で満足度が低くなり、リピート率が低下してきているらしい。
京都名物の食事と称してローストビーフ丼や焼肉を食べている。そんなモノ京都でなくても食べられるのに・・・。京都らしいってどういうことなのか、そろそろ真剣に考えた方がいいと思う。
祗園とかを歩いている外国人の観光客は、楽しそうに見えないけどなぁ・・・。あんな大きな荷物を引きずって、もう9月になったというのに浴衣を着て歩いている。
お金がないのか立ち食いの甘味を食べ、飲む。ちっとうも京都らしくない風景のように見えるけどなぁ・・・。

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↑亀屋良長「重陽」

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↑外郎、白こしあん

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村 肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/01/26
  • メディア: 単行本


↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをします。詳しい説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳1」へは、この文字列をクリックすると移動します

Twitter→@kyo_otoko
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常盤万作

京男様おはようございます。
五条大橋の袂には弁慶と牛若丸の像が有りますよ。
これは虚偽なのですね、唱歌も嘘、映画も嘘、酷い物です。

行政は現実を追認し対策を考えるだけです。実行となると、そのまた後です。
大所高所に立って考えるほどの給料は貰っていない。そう嘯いています。
市役所は住民票を出す係だと割り切りましょう。
by 常盤万作 (2017-09-10 07:21) 

京男

>常盤万作さん、おはようございます。
五条大橋の話は、確実にフィクションですよね。『義経記』には、清水寺の境内と書いてあります。清水寺はありましたからね。
「京都ブランド」がまだ有効な間に真剣に対応しないとただの地方都市になってしまうでしょうね。ブランドに憧れて来たけど、ガッカリした都市ナンバーワンになりつつありますからね。いまの市長は教育委員会出身、それでは無理です。
戦後、ローマのようにオールドシティとニューシティと別け、地下鉄で結ぶような政策が必要だったと思います。
by 京男 (2017-09-10 07:49) 

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