老々甘味 [甘味・その他]
またまた食べモノネタです。
昨日は、またまた父親と外食。
最近、多くない？
昨日は、チャンポンを食べたいとのリクエスト。
私は、ラーメン屋に関してよくわからないので半ちゃんがあるお店で食べる。
でも絵として半チャンは、情けないので掲載しません。
その後、口直しをしようとなる。
この場合、ちょっとした甘味処で食べることになる。
最初の店は、はじめてだった。
外からお店の雰囲気とメニューを見て、父親が入ろうとして止めた。
これは珍しい。理由は「地場が悪い」でした。
父親は、私が何を言っているのが判らなかったと思う。
でも私の本能が止めろというメッセージ。
京女ならわかってくれるだろう。
最近、京都でそういう店が時々ある。
なんだろう？
お店に入りかけた父を引き戻し、百貨店の甘味処に行く。
ここなら安心。
「何を食べる？」と聞くと「しるこ」と珍しいリクエスト。
いつもならみつ豆という所だったけど、「しるこ」に対比させたかったので「亀山」にする。
↑高島屋「茶寮 月ヶ瀬」しるこ
「亀山」ってわかりますか？
京都でいう普通のぜんざいから汁気を抜いたもの。
焼き餅の上に熱い粒あんをかけた食べ物。
関西では、あずきが多いくて汁気が少ないものを「亀山」、あずきより汁気が多いものを「ぜんざい」、漉しあんの状態を「しるこ（汁粉）」といいます。
亀山は、丹波の亀山地方が由来らしい。丹波の亀山で上質の大きな小豆が生産されていた。
もう一つの由来は、大阪の天満に「亀山屋」という汁粉屋が明治三十年頃開業して繁盛していた。その亀山屋の名前から来たという説があります。
↑亀山
ちなみに、粒あんを「小倉」とか「小倉餡」と呼びます。
あずきの粒を鹿の毛皮の模様に見立てて、鹿といえば紅葉、紅葉といえば小倉山という連想からそういう言い回しになったそうです。
父親が「しるこ」というのは珍しい。
彼は、東京の大学（もちろん東大ではない）に行ったから、その頃関東で食べたのが美味しかったのかも。だから急に食べたくなったのかな？
ちなみに、昨日の私の晩ご飯は、お腹が減らず抜きでした。最近、夜ご飯を食べない時が多い気がする。父親はきっと食べたんだろうな・・・。このあたりが糖尿病の大家と違うところ。
※そういえば昨日、丸善で自分の本を買った。咄嗟に手土産として持って行こうと思ったのです。拙著が店頭にたくさん並んでいたのがちょっと嬉しかった。買ってベンチの所で花押を書きました。今回の花押は、横書バージョンね。花押を書いてしまうと古本で売る時に困るかも。（笑）
↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事と新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
（色のかわっている部分をクリックすると表示されます）
過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳１」へは、この文字列をクリックすると移動します
Twitter→@kyo_otoko
昨日は、またまた父親と外食。
最近、多くない？
昨日は、チャンポンを食べたいとのリクエスト。
私は、ラーメン屋に関してよくわからないので半ちゃんがあるお店で食べる。
でも絵として半チャンは、情けないので掲載しません。
その後、口直しをしようとなる。
この場合、ちょっとした甘味処で食べることになる。
最初の店は、はじめてだった。
外からお店の雰囲気とメニューを見て、父親が入ろうとして止めた。
これは珍しい。理由は「地場が悪い」でした。
父親は、私が何を言っているのが判らなかったと思う。
でも私の本能が止めろというメッセージ。
京女ならわかってくれるだろう。
最近、京都でそういう店が時々ある。
なんだろう？
お店に入りかけた父を引き戻し、百貨店の甘味処に行く。
ここなら安心。
「何を食べる？」と聞くと「しるこ」と珍しいリクエスト。
いつもならみつ豆という所だったけど、「しるこ」に対比させたかったので「亀山」にする。
↑高島屋「茶寮 月ヶ瀬」しるこ
「亀山」ってわかりますか？
京都でいう普通のぜんざいから汁気を抜いたもの。
焼き餅の上に熱い粒あんをかけた食べ物。
関西では、あずきが多いくて汁気が少ないものを「亀山」、あずきより汁気が多いものを「ぜんざい」、漉しあんの状態を「しるこ（汁粉）」といいます。
亀山は、丹波の亀山地方が由来らしい。丹波の亀山で上質の大きな小豆が生産されていた。
もう一つの由来は、大阪の天満に「亀山屋」という汁粉屋が明治三十年頃開業して繁盛していた。その亀山屋の名前から来たという説があります。
↑亀山
ちなみに、粒あんを「小倉」とか「小倉餡」と呼びます。
あずきの粒を鹿の毛皮の模様に見立てて、鹿といえば紅葉、紅葉といえば小倉山という連想からそういう言い回しになったそうです。
父親が「しるこ」というのは珍しい。
彼は、東京の大学（もちろん東大ではない）に行ったから、その頃関東で食べたのが美味しかったのかも。だから急に食べたくなったのかな？
ちなみに、昨日の私の晩ご飯は、お腹が減らず抜きでした。最近、夜ご飯を食べない時が多い気がする。父親はきっと食べたんだろうな・・・。このあたりが糖尿病の大家と違うところ。
※そういえば昨日、丸善で自分の本を買った。咄嗟に手土産として持って行こうと思ったのです。拙著が店頭にたくさん並んでいたのがちょっと嬉しかった。買ってベンチの所で花押を書きました。今回の花押は、横書バージョンね。花押を書いてしまうと古本で売る時に困るかも。（笑）
- 作者: 中村肇
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2018/01/22
- メディア: 単行本
↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事と新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
（色のかわっている部分をクリックすると表示されます）
過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳１」へは、この文字列をクリックすると移動します
Twitter→@kyo_otoko
お父さん、おはよう～。
亀山って京都独特のものかも？？
余所で見かけた事がないのよね。
最近、地場が悪い場所が増えてるの？
何か狂いが生じてるのかしらね。
by pochikun (2018-02-16 09:54)
＞pochikunさん、こんにちは。
京都独特ではないと思います。ただ甘味処でメニューに載っていないですね。汁無しぜんざいなんて注文しないかも。昔はご馳走だったでしょうが。
地球上で地場が悪いなんてのはないと思います。エネルギーが高い低いはあるかもしれません。悪いのは人の営みや念いだと思います。それが溜まってきて、いったん空中に放出させる現象なのかも。
地球そのものがそういう人の念いが鬱陶しくなってきているのかもしれませんね。京都市内でも、変な地場が多いです。問題は、商売をしようとする時、事業を失敗する可能性が高くなります。そのことに注意が必要。ひと昔なら商売のやり方で、近江商人の「三方良し・・売り手良し・買い手良し・世間良し」でOKだったけど、「地球良し・宇宙良し」ということも考えないといけないのかもしれませんね。
いま、日本の大企業は、「自分良し」だけ考えています。それを「エゴ」というのです。そんな商売うまく行く訳がない。
by 京男 (2018-02-16 11:09)
こんにちは
次女が見たらよだれを流します(^_^)ﾆｺﾆｺ
by すー (2018-02-16 13:29)
＞すーさん、こんにちは。
次女さんの好物なのね。それは是非すーさんも行かないと・・・。
by 京男 (2018-02-16 14:15)
今晩は。
忙しく走っていました。明日上洛します。
明後日はマラソンがあるので、動きが取れないそうです。
御所の中でも、クルクル回っていると良いのにね。
エライ迷惑です。
by 常盤万作 (2018-02-16 18:03)
＞常盤万作さん、こんばんは。
明日上洛ですか。明日はいいけど日曜日はだめですよ。
マラソン、宝ヶ池の回りをグルグルバターになるまで走ればいいのにね。バターになったら勝ちとか。
迷惑過ぎます。
by 京男 (2018-02-16 19:52)
つづき
宇多野ユースに宿泊です。
宇多野ユースで昼過ぎから蝦夷鹿腿肉に金串を通して丸焼きにします。饗宴です。
by 常盤万作 (2018-02-16 21:49)
＞常盤万作さん、おはようございます。
奈良でやったらもっと喜んでくれるかもね。
by 京男 (2018-02-17 08:50)
今晩は
亀山って、初めて知りました。
単なるお汁粉も名前と由来を聞くと
あなどれませんね。
私は若いころは食べなかったのですが、
最近は好きになりました。
亀山、食べてみたいです。
by pomme (2018-02-17 20:16)
＞pommeさん、こんばんは。
ご存知なかったですか。
由来を聞くと食べたくなるでしょ。
上質の小豆を丁寧に炊いたものをこうやって食べると美味しいですよ。
身体が美味しいといいます。
by 京男 (2018-02-17 20:37)