道端にて

近くの道を歩いていると気になる風景がある時がある。
何気ない側溝の苔がとても綺麗に見えるのです。
こんななにげない場所に美しさを感じるのが嬉しい。



ひょっとするともっとそんな風景が隠されているかも。
でも欲張って見ようとしてはいけない。
何気なく、無欲に眺めるのがいい。



見ようとしてはいけない。
小さな所、大きな所、あらゆる所に隠れている。
いつもは目的があるからとても早く歩いている。
そうなんです。最近、ちょっとは早く歩けるようになっているのです。



なぜ？


↑二条若狭屋「里の冬」

ボイストレーニングの影響かも。
ひたすら聴いて身体に音を染みこませています。
その時、リズム感も染みこんでいる。
歩く時、リズムに乗っている。
それが楽しいのです。


↑上用、黒漉し餡

なんでもないけど、幸せなんです。
そういう時、景色が見えてくる。
雑踏は、それが出来ない。
常に緊張を強いられる。
よく景色を観る余裕がないのかも。

和菓子

• 作者: 中村肇
• 出版社/メーカー: 河出書房新社
• 発売日: 2018/01/22
• メディア: 単行本

↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事と新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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タグ：京都 風景 和菓子

コメント 6

京男様おはようございます。
昨日は失礼しました。おかげで大猪2匹獲れました。
都の貧しい蛋白源を補うために、送ります。
モジリアン(?)このような絵があったと記憶しています。
by 常盤万作 (2018-12-16 07:04) 

＞常盤万作さん、おはようございます。
二匹ですか。寒い中ご苦労様です。
モンドリアン？のことですか？
最初の写真、こうやってみても綺麗に感じます。
by 京男 (2018-12-16 07:47) 

おはようございます。
宇宙に見えたりしたりします。そう、意識しないで気が付いたときが最高ですよね。

>雑踏は、それが出来ない。常に緊張を強いられる。
ですよね。
by すー (2018-12-16 08:17) 

＞すーさん、おはようございます。
一人で、道端にしゃがんでジッと見入る時があります。
もっとも周りに人がいない時にかぎりますが。
雑踏は、そういう回路を閉鎖しないと苦痛なんです。どうもいけまえん。
by 京男 (2018-12-16 08:53) 

素敵な上用です。
「里の冬」名も素敵です。
苔も良いですね、枯れた庭に緑が目立ってます。
by せつこ (2018-12-16 17:56) 

＞せつこさん、こんばんは。
こういう上用は作るのに技術が必要なんです。
私は、こういう上用が好き。
苔がいま元気なんですよ。
by 京男 (2018-12-16 20:12)