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広沢 [風景・和菓子]

昨日は、久しぶりに過ごしやすい天気だった。
乾燥した風がここち良かった。
でも今日からまた天気が悪いなるらしい。
なんやかんやいいながらも季節は秋に移行していく。

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↑広沢池

本日のタイトルは、生菓子の名前です。
京都で「広沢」といえば「広沢虎造」ではなく、「広沢池(ひろさわのいけ)」

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広沢池(ひろさわのいけ)は、京都市右京区嵯峨広沢町にある周囲1.3kmほどの池である。別名遍照寺池(へんしょうじのいけ)。
1969年(昭和44年)より歴史的風土特別保存地区の指定を受け、2010年(平成22年)には農林水産省のため池百選に選定された。また、日本三沢の一つにも数えられる。
かつては灌漑用として三十町歩の田圃を潤していたが、近年は鯉の養殖など養魚池として活用されている。西岸には池へ突き出るような形の小さな人工島「観音島」があり、橋が架けられている。島の内部には石像の千手観音が祭られ、先端には弁天堂もあります。

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↑京都鶴屋鶴壽庵「広沢」

年末、ここの水を抜き、鯉を捕って売ります。
いまでもしているのでしょうね。

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また、この池は昔から、お月見のポイントだった。
平安貴族が船を浮かべ、名月を愛でたそうです。
昔から、歌や俳句と数々の歌に詠まれた。

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↑くず

「やどしもつ月の光の大沢は いかにいつとも広沢の池」西行法師
「広沢の池に宿れる月影や 昔をてらす鏡なるらん」後鳥羽法皇
「名月や池をめぐりて夜もすがら」松尾芭蕉
「都人見ぬ海山の面影も 月に浮べる広沢の池」賀茂真淵
「水涸れて池のひずみや後の月」与謝蕪村

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


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常盤万作

京男様おはようございます。
半世紀前に訪れた時には、藻とガスでした。今は綺麗になっていると思いますが。
涼しげで、美味しそうなお菓子ですね。
by 常盤万作 (2019-08-28 06:44) 

京男

>常盤万作さん、おはようございます。
広沢池で月見がしないですね。でもあんな場所に夜に行くと考えたらいやになります。
最近、毒々しい意匠の生菓子を好みません。売り子さんに地味ですねぇ・・と言われました。こういうのが食べて美味しい。ちょっとだけ冷やしていただきました。
by 京男 (2019-08-28 07:07) 

すー

こんにちは
季節が進みましたね。
今日はほんとに変な不安定なお天気ですね。
近くの宇治川では上流のダムの放水量を増やすという放送が流れています。心配になる水量になりそうでうす。
京都鶴屋鶴壽庵「広沢」いいですね(^_^)ニコニコ
by すー (2019-08-28 13:15) 

路渡カッパ

こんにちは。
雨が降ると蒸しますね。気温は低くなったのに湿気が辛い。
広沢池は時代劇のロケ地にもよく使われますね、深泥池ならホラー映画かな・・・(ノ>。☆)ノ
by 路渡カッパ (2019-08-28 16:42) 

京男

>すーさん、こんばんは。
ダムの放水があると不安になるでしょうね。
今日も、結局傘をささない状態でした。
ありがたい。
by 京男 (2019-08-28 19:29) 

京男

>路渡カッパさん、こんばんは。
湿度の高いのはちょっとつらいですね。
疲れが蓄積しやすくなります。
深泥池、確かに出ましたからね。
池の周囲で泊まったこともあります。
by 京男 (2019-08-28 19:31) 

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