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智慧の燈を燃やす [社寺]

昨日は、ヴォイトレをする日だった。
いつもなら行く前に、練習をしながら東寺をブラブラ歩くのですが、昨日は終わってから歩いた。
天気は、晴から曇りになってきた。
でも雲が面白いので行った。
雲を見るには東寺のような境内が広い場所がいい。

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信号を渡ったところに高札がある。
この高札が私に何かを教えてくれているように思う。
現場では、読めないのです。
だから写真に撮り、家に帰ってから写真を拡大して書き写すのです。
現在の私は、書き写さないとだめなんです。
手で読むというか・・・。
その内、意味を理解するのです。

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お大師さまのおことば (宗祕論)

煩悩の闇を除かんが為に
恒に智慧の燈を燃やす

煩悩とは、自分への「甘えやうぬぼれ」です。
智慧とは、その「わがまま」を照らす光です。
煩悩は暗く冷たい氷のような心です。しかし、
智慧の光に照らされて溶け出すと、心身共に
潤す悟りの水となります。悟りとは「あー、
そうであったか!」と、深く思い知った心です。

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↑今月も弘法市はないらし。いつ再開するのでしょうね。弘法さん、しっかり加持祈祷して新型コロナをなんとかしてください。

こうやって書き写すと内容が心に染みこんでくる。
視力から脳でなく、手から脳で読むのです。
最近、時間があれば、キーボードで手を動かし、文章を書き写している。
ゆっくりゆっくり文章を染みこませて行く。
それが、自分の頭の中にある文章を呼び出す作業になるようです。
井戸に呼び水をするように、書き写す。
なかなか面白い作業なんです。

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今回の高札は、美味しい文章でした。

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もっと外の世界を注意深く見ないといけませんね。
いろいろなメッセージが隠されている。
無のような状態で歩いていてはいけません。
ボーッとすることは大事なんですが、空っぽはいけません。

和菓子

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  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
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タグ:京都 社寺
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コメント 2

すー

こんにちは
煩悩とは厄介ですね。でもそこが人間らしいのかも・・・難しい!
by すー (2020-10-08 11:25) 

京男

>すーさん、こんにちは。
大切なことは「いま、私の中で煩悩が動いている」と気づけることかも。エゴでもそうです。
by 京男 (2020-10-08 11:31) 

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