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新緑の清水寺へ行こう! [社寺]

これは、先月末の話です。
いい天気が続いた。
下鴨神社に行った次の日、急に清水寺に行こうと思った。

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↑五条バイパス下の地下トンネル前にあるお地蔵さん

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私の家と清水寺の舞台と同じような高さなんです。
だから山なりに移動します。
東大路通に降りるとまた清水の坂をあがらないといけなくなるからです。
山なりに行くと10〜15分ぐらいで清水寺の舞台に行けるのです。
こんな行き方をする人はよほど地元の人ぐらいでしょう。

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↑この階段がハード

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↑振り返ると五条バイパスが見えます。バス亭が見えます。「京阪バス池田町」

五条バイパス下の地下トンネルがちょっと不気味に感じると思います。
それか一番の難所が階段。
結構ハードなんです。

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↑道が綺麗に舗装されています。

階段を上がり京都市営清水山墓地の中を歩きます。
迷うことはないです。
人ともあまり会わない。
霊か猿には出会う時があるかも。

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↑清水寺の南入口

墓地を抜けると歌ノ中山清閑寺への道に出ます。
なぜ「歌ノ中山」という名称がついているのか?
下記のような話しがあります。

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↑子安塔へ

ホームページから引用させていただきます。

昔、夕暮れ時に、真燕(しんえん)という僧が山門を出てぶらぶら歩いていると、ひとりの美しい女人に出会った。たちまちその女人に心を奪われた真燕は、声をかけてみたい衝動に駆られた。だが、うまい言葉が思い浮かばない。「清水寺へはどう行けばよいのですか」と尋ねるのがやっとだった。すると、その女人は立ち止まって、真燕をじっと見つめて、見るにだに 迷ふ心のはかなくて 誠の道をいかで知るべき・・・と、一首詠んで返した。真燕は、ハッと胸をつかれ、一瞬、目を伏せた。顔を上げた時、女人の姿は、かき消えていたという。

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↑清水寺子安塔

歌の意味は、「あなたは仏の道を志しているようですが、見る限り、煩悩に囚われたようですね。そんなことで惑わされるようでは、どうして仏の道を悟ることができましょう」といったところだろうか。
真燕は、自身の心の迷いをズバリと見抜いたその女人を仏の化身だったに違いない、まだまだ修行が足りていないことを教えてくれたのだ、と恥じて読経三昧の日々を過ごしたとのこと。
その逸話から「歌の中山」と呼ばれるようになった小径は、以後も多くの歌人たちに詠まれたようだ。謡曲「融」や「田村」に登場したことで、次第にその名が世間に知られるようになった。

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いまは、舗装されていますが、ちょっと前まで暗く寂しい場所でした。
この道に出るまでは、墓地の中を通ります。
猿には会ったことがありますが、綺麗な女人にはあったことがありません。
昼間歩くのも久しぶりかな。いつもは朝の6時ぐらいの暗い時に歩きます。

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最初の階段の前に五条バイパスの下のトンネルを通るのですが、ちょっと怖いかもね。京女は、怖がって通ろうとしません。まあ、いるよね。

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タグ:京都 社寺
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コメント 4

せつこ

おはようございます^^
山に綺麗な階段が付いてますね、流石京都、と感じました。
もしかして猿の出会い……動物の聖域よ……綺麗な女人にはあった、それはキツネの変身です。
by せつこ (2021-05-11 08:15) 

すー

こんにちは
ここは通ったことがありません。
でも、何かワクワクとさせてくれるような感じです。
by すー (2021-05-11 12:54) 

京男

>せつこさん、こんにちは。
この階段、奥行きが狭いので登り難いです。
近所に住んでいる人しか知らない道かも。
東大路通から違う墓場を通って清水寺に行く方法もあります。
地元しかしらないでしょうね。
by 京男 (2021-05-11 16:54) 

京男

>すーさん、こんにちは。
一度行ってみてください。五条バイパスの下が分かりにくいかも。

by 京男 (2021-05-11 16:56) 

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