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森神社2・・・大将軍 [社寺]

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↑藤森神社本殿

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↑拝殿

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↑神功皇后 御旗塚

昨日の続き。
藤森神社は、私にとってあまり縁のない神社かも。
広い境内なので感心しておりました。
主祭神は、素盞嗚命、別雷命、日本武命、応神天皇、神功皇后、武内宿禰、仁徳天皇などだそうです。
創建年代が神功皇后摂政3年(203年)らしい。びっくりですよね。
平安京の創建が延暦13年(794年)と比べるとすごくないですか。

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↑藤森七福神というらしい。なんであるのかな?

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↑ここのお水は美味しいらしい

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↑このように汲みにこられていました

神様も元人間が多いですね。軍事関係が多い。
駈馬神事とか菖蒲=尚武とか・・・勇ましい。
元気だった頃の日本という感じの神社。

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↑大将軍社

さて大将軍社です。
ここが南の大将軍ということになるようです。

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御祭神が「磐長姫命(いわながひめ)」というのが不思議です。もちろん藤森神社の主祭神が素盞鳴命だから、大将軍神としてのパワーはあると思います。

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このあたりの話を簡単に書いておきます。
間違っているかもしれませんができるだけ分かりやすく書いてみます。
大山祇神は、国産みの時に生まれた神。瓊瓊杵尊は、天孫降臨した天皇の祖神なんです。その瓊瓊杵尊に自分の所の二人の娘を嫁がそうとした。
この二人の娘、姉が「磐長姫命」妹が「木花咲耶姫」なんです。
瓊瓊杵尊は、二人の内、すごくかわいい妹の木花咲耶姫を嫁にして、あまり綺麗でない磐長姫命を返したのです。
バナナ型神話の変形パターンなんです。

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↑八幡宮

バナナ型神話とは
バナナ型神話(バナナがたしんわ)とは、東南アジアやニューギニアを中心に各地に見られる、死や短命にまつわる起源神話である。
神が人間に対して石とバナナを示し、どちらかを一つを選ぶように命ずる。人間は食べられない石よりも、食べることのできるバナナを選ぶ。硬く変質しない石は不老不死の象徴であり、ここで石を選んでいれば人間は不死(または長命)になることができたが、バナナを選んでしまったために、バナナが子ができると親が枯れて(死んで)しまうように、またはバナナのように脆く腐りやすい体になって、人間は死ぬように(または短命に)なったのである。

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この二人の娘を人類にという意味は、「石長比売を差し上げたのは天孫が岩のように永遠のものとなるように、木花之佐久夜毘売を差し上げたのは天孫が花のように繁栄するようにと誓約を立てということ」。
最初からそう言えばいいのに・・・。
だから醜い容貌の石長比売を返し、可愛い木花之佐久夜毘売と結婚した。
だから子孫の天皇や人類は、神より短命になったらしい。

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↑こちらが藤森神社の正門なのかな?

まあ、寿命が長ければいいとは限らないけどね。
神話を書いていくのは、ややこしいですね。神様の名前でも『古事記』と『日本書紀』で違ったり、話しの内容が違ったりしていますかれね。
二人の姉妹の話でも『日本書紀』では、ドロドロしてきます。
なので、表示が違ったり、名前が不正確だったりしているかも。
ご容赦ください。

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タグ:京都 社寺
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コメント 2

すー

こんにちは
>こちらが藤森神社の正門なのかな?
私も迷います。
by すー (2022-05-27 13:17) 

京男

>すーさん、こんにちは
南側からの方が行き易いですよね。
by 京男 (2022-05-27 15:13) 

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