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冬土用の丑の日・・・鰻を食べよう! [食]

なんて書くと「?」でしょ。
先日、鰻を食べながら父親に話したら「??」だった。
父親は「土用」は、年に一度だと思っていた。

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「土用の丑の日に鰻を食べるといい」と言い出し、庶民に定着したのは、江戸時代の平賀源内が鰻屋の宣伝文句を書いたというのが有名ですね。
「本日土用の丑の日」と鰻屋の店頭に貼り紙をするといいと指導したらしい。そういうのが好きな江戸っ子は、当時でも高価だった鰻の蒲焼きを争って食べたのでしょう。

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↑うなぎ徳「名物お櫃うなぎ茶漬け」

それと同じような話に、同じく江戸時代の狂言師、大田南畝(蜀山人)が「神田屋」という鰻屋に頼まれて、「土用の丑の日に、鰻を食べたら病気にならない」という内容の狂言を作って宣伝したという話もあります。
いまのマスコミも似たりよったりのことをしていますね。

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↑うざく

「土用の丑の日に鰻を食べよう!」キャンペーンの原典が『万葉集』の時代にありました。万葉集に収められている大伴家持の歌の中に
「石麻呂に 吾れもの申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻とり食せ」
「痩す痩すも 生けらばあらむを 将やはた 鰻(むなぎ)を漁ると 河に流れな」
なんて二首の歌がある。
夏痩せに効果がある食べものと食べるのを奨めている。
大伴さん、鰻屋さんに宣伝を依頼されはったんだろうか?
なら凄いことかも。

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↑たたき

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↑これは、京男の注文でした。

さて「土用」の話に戻ります。
「土用」というのは「日用」の前の日ではありません。
「土用」は、暦(こよみ・れき)の雑節の一つ。
暦というのは、時間の流れを年・月・週・日といった単位に当てはめて数えるように体系付けたもの。昔は、農耕が重要なことでした。だから「いつ種蒔きをするのあかな?」なんてことが重要になります。収穫したり、神様に感謝しらりする祭の日なんかも暦がないと困ります。

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↑肝焼、養殖鰻はちょっと怖いけど、身体がビタミンAを欲していたみたい。お子様モードの父親はこれは食べません。

昔の暦で「土用」というのは、一年に四つの期間のことをいいます。
四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日あるのです。
上記の鰻を食べる「土用」は、夏の土用で立秋の直前となる。
「丑の日」というのがある。これは、日にちを十二支の干支に当てはめているのです。一日の時刻も干支で表現する。「丑の刻」というと午前1時〜午前3時となる。
だから「土用の丑の日、丑の刻に鰻を食べると絶倫になる」なんてことも・・・。

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↑シャーベット

2018年土用
●冬土用/1月17日〜2月4日・・丑の日/1月21日・2月2日
●春土用/4月17日〜5月5日・・丑の日は無し、4月17日(己卯)「うの日」ということにしたらどうやろ?
●夏土用/7月20日〜8月7日・・丑の日/7月20日・8月1日
●冬土用/10月20日〜11月7日・・丑の日/10月24日・11月5日

鰻屋さん、こんなイベント企画はいかが?
こんなことを話ながら父親に鰻を食べさせておりました。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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善哉善哉 [甘味・その他]

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↑梅香堂「ぜんざい」

1月15日は、小正月。
昔、元日(または元日から1月7日まで)を大正月と呼ばれていた。
この大正月は、年神や祖霊を迎える公の行事。
それに対し、小正月は豊作祈願などの農業に関連した行事や家庭的な行事が中心となる。本来は人日まで竈を休ませるはずの松の内に、忙しく働いた主婦をねぎらう意味で、女正月という地方もある。場所によっては男性が女性の代わりに料理などの家事を行う日とされる。
そういう意味では、年中小正月という家庭も多いのではないでしょうか?

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昔は、小豆のお粥さんやおぜんざいを食べていた。
この小豆粥は、平安時代からあったそうです。
小豆は、その赤い色とともに、「あずき」という音から、穢(けが)れを落とし身を清めて神に仕える「斎(いつき)」に通ずる名前ともいわれ、強い魔除けの意味をもっているのです。
節分の時の福豆も魔除けとして使われますね。
黒豆なんかも同じように魔除けになるのかな?
私は、最近、丹波黒豆の炒ったのにはまっています。
こういうのも穢(けが)れを落とし身を清めているのかな・・・。
それともポリフェノールが欲しいのかな・・・。

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本日の写真は、今熊野神社の左義長に行った後、近所の梅香堂に行き、ぜんざいを食べてみました。
私は、こういう店に一人で入り、食べます。
半年の一度ぐらい食べたくなる。
日頃は全然興味も起こらないけど。
穢(けが)れを落とし??

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本日20日は、「二十日正月」別名骨正月
お正月に食べた魚のあらを使った料理を食べることから、骨正月、または頭正月という。

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そして明日21日は「初弘法」、25日は「初天神」・・・。
こんなことを言っている間に今年も一ヶ月終わるのか。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
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新装改本 [その他いろいろ]

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↑書店で見つけたら、真ん中の所へ移動させましょう!

なんかパチンコ屋みたいやね・・・。
実は、拙著『和菓子』が新装になって発売なんです。
私にも「本が売ってない!」「中古しかない!」と問い合わせがありました。
「今、増刷している最中なので、もう暫くお待ちください」と言ってました。
やっと22日ぐらいから書店の店頭に並ぶ予定。

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↑腰巻を外した・・・きゃぁ〜ん

本当は、中の写真を入れ替えたかったけど、そうもできませんでした。
この種の本で、増刷とか新装版は珍しいことなのかも。
これも皆様のおかげと感謝しております。

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もう少しすると中国語版もでます。
それと電子版も出る予定とのこと。
電子版は、いまとかなり構成が変わるでしょう。
これで四六時中本を持ち歩けるようになります。
どうしても甘い写真を持って歩きたい、生菓子マニアの人にお勧め。
乞うご期待!

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↑ナイフで二つに切ろうかと思いましたが、意味がないのでやめました。

なんか自分の専門外で本が一人歩きするのも変な感じです。
本業?の本じゃないのがどうも落ち着かない。
今年ぐらいから本業関係も書かないといけないな。
もっとも「何が本業?」と聞かれても・・・困るけど。(笑)

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↑千本玉寿軒「雪間の緑」

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↑黒糖風味のきんとんがしっとりして、とても美味しい。いまぐらいの時期の季節がよく表現されていますね。

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↑黒糖きんとん、白こしあん


和菓子

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  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
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お下がり [社寺]

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左義長は、無事恵方の方角に倒れました。
神主さんによると昨年は失敗したのだそうです。
だから日本にさまざまな事件や不幸なことが起こったのかも・・・。
有名な神社でも殺人事件がありましたよね。
風水害も多かった。大根や白菜も高かった(まだ根に持っている心の狭い京男)しね。
でも今年はうまく左義長タワーが上手く恵方(南南東)に倒れた!
縄をつけてタイミング良く引くのですが、結構難しそうだった。
それってその人の技量であって占いとは関係ないかも・・・。
燃やすのに石油を使っていたとか、細かいことを言えば切りがない。
結果がよければすべて良し。

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燃えている間に、般若心経を唱和でした。
神主さんが般若心経を唱えるのは、説明で聞いてはいましたが、不思議な感じですね。
それから玉串奉奠(たまぐしほうてん)、奉奠とは「つつしんで供える」という意味。ただ、こんな時なので作法は適当でした。それでいいのだと思います。
気持ちですから。

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山伏さん「お加持」をしてくれます。
これは、加持祈祷の加持。
人間のエネルギー場を整える作業なんでしょうね。
気の滞っている場所を気合いで調整する作業。

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調子に乗って並んでいたら、御神酒が待っていた。
思わず杯を受け取ってしまった。

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御神酒がつがれた。
さて、どうする?
まあ、神前に供えてあったから大丈夫だとは思うけど・・・。
「ままよ」と飲んでしまった。
結果、倒れた・・・というのはなかった。
まあ、このぐらいなら大丈夫ということなのか?
それとも事前の「お加持」のお陰なのかな?
顔も赤くならず、頭を痛くならずにすみました。
だからと言って、毎晩晩酌という気分にならなかった。

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これが「お下がり」です。
神前に供えたお餅。
夜に焼き、美味しくいただきました。
ありがとうございました。

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  • 作者: 中村 肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/01/26
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左義長の炎 [社寺]

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さて、本日は、左義長の説明。
左義長(さぎちょう)は、どちらかというと神事の色合いが強くなる。
左義長は、「正月神事」の一つ、正月神事とはどういうことをするのか。
ここから先は、今熊野神社の宮司さんがお話になったことを要約します。
だから、歳徳神というのは出て来ません。
でも一年に一度、各々の家に神様がやってくるというのは共通です。

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正月神事は、「年神様」をお迎えするのが目的。
「年神様」は、祖先の霊をお迎えする。1月1日から14日まで祖先の霊をもてなす。14日が終わったら山へ帰っていただく。帰られた祖先の霊は、山の神となる。
山の神として、我々に水を配ってくれる。色んな動植物を育み、与えてくださる。つまり我々に幸せを与えてくれるのが山の神。
山へお帰りになる時、お正月のお飾りを燃納するのが左義長神事。

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年神様は、山へ帰ってしまうということなんだろうか?
各家庭にずっと神様が常駐じゃなく、場を整えるということなのかな?
神仏というのは、そういう役割なのかも。
われわれ、人間に神仏的な場を作るということかも。
でも人間は、この世に生きて居る。
切った貼った、良からぬことを考え、またする存在。
好きなようにさせておくと汚れてしまう。だから時々穢れを祓い、清める必要があるのかも。穢れているから同じような波長が近づいてくる。結果的に運命が悪くなったり、病気になったりするということなのかも。
なら山へ帰ってもいいのか。

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平安時代になり、嵯峨天皇と弘法大師空海が元々神道だった神事を仏教と習合した。
元旦から7日までは、神道でお祀りし、後半8日から14日までは、真言密教で年神さんをお祀りすることになった。だから宮中で神道と仏教で神事を行った。
明治時代になり、明治天皇が後半の仏教でのお祀りは、東寺でやるようにとなった。

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そのような事情で、今熊野神社では、神主が祝詞をあげ、修験の方に般若心経をとなえてもらっている。神主も一緒に般若心経を唱えるのは面白い風景ですよ。
そして着火し、玉串をあげる。

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その後、修験者がお加持をしてくれる。お加持というのは、気功治療みたいなものかな。各々の魔を祓いのけてくれている。

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もうひとつ左義長神事の特徴がある。
今年の「吉凶を占う」ということです。
具体的には、火の上がり方、煙の出方、倒れる時の方向・・・一番いいのは恵方・・・を見るのです。
昔なら陰陽師がそれを見て占う。
いま、ここに陰陽師はいない。
「どうするのか?」
「御神籤を引く」というのがそれにあたるそうです。
軽く神社の営業ですね。(笑)

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というような内容でした。
なるほどと思いました。
日本の習合はすごいですね。
他の国では、ここまで宗教同士が融合していません。

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↑火の回りのあまりの早さにビックリしました。火の元には注意しましょう!

この炎の中に顕れる仏さんは、不動明王なんだそうです。
なるほど、すべてを浄化してくれるのかな。

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神社も神事をこういう風に解説してもらえるとわかりやすい。
言いたいことを言う為、神社本庁から独立したのかも。
敷地をマンションや駐車場にするため、独立するよりまともかもしれません。

まだ、写真が残っているので明日に続きます。

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「左義長」と「とんど焼き」 [社寺]

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昨日1月15日今熊野神社の左義長(さぎちょう)に行ってきました。
この神社は、15日が小正月なので休みの日でないけど、実施したのだそうです。
成人の日が今年8日だった。正月は、小正月で終わるのに8日に注連飾や門松を燃やすわけにも行かない。
同じやるなら小正月である1月15日にすることになったのだそうです。
それでいいと思います。見世物じゃなく神事なんですからね。

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↑今熊野神社

「左義長」と「とんど焼き」とどう違う?
「とんど焼き」は、一般的には、田んぼや空き地に、長い竹(おんべ)や木、藁(わら)、茅(かや)、杉の葉などで作ったやぐらや小屋(どんどや)を組み、正月飾り、書き初めで飾り付けをしたのちそれを燃やし、残り火で、柳の木や細い竹にさした団子、あるいは餅を焼いて食べる。1年間健康でいられるなどの言い伝えもあり、無病息災・五穀豊穣(むびょうそくさい・ごこくほうじょう)を祈る民間伝承行事。
元々宗教的な意味があったが近年、それが薄くなった。
「とんど」とは「歳徳」から来ている。
「歳徳」とは、歳徳神(としとくじん、とんどさん)のことを指す。陰陽道で、その年の福徳を司る神である。年徳、歳神、正月さまなどとも言う。

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因みに正月の一連の行事は、歳徳神を各家庭にお迎えし、定着してもらい、一年の福徳を面倒みてもらうためというのが目的。
歳徳神は、恵方から来られるのです。恵方・・どこかで聞いたことがあるでしょ。そうあの恵方巻とかいうバッタモンの行事も歳徳神を呼び寄せたいのでしょうね。あれでは来ませんけど。寿司屋は儲かるだろうけど。

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この歳徳神ってどういう神なのか?
色々な説があるのですが、女神さんです。牛頭天王の后・八将神の母らしい。これが日本的に習合し、牛頭天王が須佐之男尊でその妃の櫛稲田姫と同一視していたようです。どちらにしても美しい女神さんが、各々の家庭に訪問してくれるのです。
女神さんが来るので、各家庭が大掃除をし、大祓で各人が身心共に清める。そして元旦の明け方、女神さんが降臨される。

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降臨される時のアンテナ?が門松で餌?が鏡餅や星月なんです。
だから、大晦日から元旦は、寝たらあかんのですよ。大掃除もしてないむさ苦しい家に美しい女神さんが降臨したとしましょう。フト見ると家人達がたかいびき。神さんとちごても帰りますよね。だから初夢が2日になるのです。
そして、お正月の三箇日は、雨戸を閉め、静かにしないといけません。火もできるだけ使わない。その為にお節料理というのがあるのです。

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であなた方は、初詣なんていいながら、さっさと外出してしまう。家に歳徳神さんが来ているのにです。ひどくないですか。私が彼女だったら悪うんこをして、さっさと恵方(今年は南南東)に帰ってしまうでしょうね。
その悪うんこを模したのが恵方巻か?
なんか汚いね。

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次のチャンスは、今年の年末です。
忘れないようにしましょう!

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さて「左義長」の説明を書こうと思たら記事が長くなってしまっている。
しかたないので、続きは明日のお楽しみ。
すんまへんなぁ・・・。

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京都東山の雪 [風景]

昨日の朝、カーテンを開けるとこの程度に雪が積もっていた。
京都市内はこんなものです。

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↑ベランダからの景色、おそらく清水寺もこの程度だったかも。

早朝、再び実家にiPadのために行く。
父親の軽はずみな操作でとても時間がかかることになった。
マンションを出たらタクシーが通ったので乗る。
いろいろ話しているとこの程度でも金閣寺あたりに行くと入場者の行列がすごいれしい。雪景色の金閣寺を観たいのでしょう。
きっと清水寺でもそうなのかも。

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↑ベランダ桜

昨日は、実家での作業を午前中に終えないと駅伝の交通規制にひっかかる。
ちょっと焦って作業です。
アップデートしてロック状態になったiPadを復旧するために、PC本体のiTunesもアップデートしないとだめというのがわかった。
まだPC全体のOSをアップデートしないで済んだだけましか。
どうでもいい機能のため、小刻みにアップデートしないで欲しい。Windowsのように強制的に行われないだけましかも。

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現時点で途中で作業を中断して帰ってきた。
益のないことに一日時間を潰されたくなかった。
取りあえず帰りは市バスに乗る。
乗って驚いた!日本語が聞こえない。
しかも大きなキャスター付きのキャリーバッグを乗せている。
狭い市バスをキャリーバッグが塞ぐ。
京都市の交通や観光担当の人、この状況、なんとかした方がいいと思う。
八坂神社や清水寺に近い停留所に近づくと、東洋系の観光客が駆け寄って止まりきってない市バスの外壁をドンドン叩くのです。危ないなぁ・・・。
焦るのはわかるけど、市バスが止まってからにしなさい。
なんか凄まじい状態です。

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ついでにと三十三間堂で市バスを降りた。
昨日、「凍死や」じゃなく「投資屋」でもない「通し矢」をやっている。
行くつもりはなかったけど、見てみた。
マスクをしているから匂い対策もバッチリ。
いつか観に行った時、屋台の匂いがキツかった。

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参加する人、付き添いの人、観光客、写真を撮る人、身動きがとれないぐらいごった返している。
やっぱり「無理」と撤収、だから写真はこの程度。

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↑京都人は大根と言えども安物は買いません

最後の写真は、京の台所「タベルト」で見かけたもの。
この大根の値段を見てください。
信じられない価格でしょ。
しかもこの程度の大きさなんです。

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↑白菜だってほら、このとおり

この白菜なんかも、思わず「nice!」と写真を撮りました。
大根に関して、昨年秋から全然安くならない。
お陰で我が家の大根炊きができない。
余っているところでは、棄てられたりしているのだろうなぁ・・・。
京都市内って、野菜が高いのです。もちろんお魚も。
果物もそうとう高いですね。

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けいらん [食]

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↑永正亭「けいらんうどん」京都人は、こういうトロミをつけたうどんが好き。底冷えの時、トロミをつけたうどんにおろし生姜をのせ、フーフーしながら食べると身体が温まる。

私の部屋は、暖房はしていない。
北側に面しているけど13〜14.5度ぐらいの室温。
これぐらいだと指先は凍えない。
服装は、上下大体二枚、足はフリースの足袋。
実家は、一戸建てなので室温は低い。
でもおそらく同じ服装で手袋になるかな・・・。
暖房が苦手なんです。

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↑こういう時、京都風のこしの弱いタイプのうどんがいい。讃岐うどんのようにこしのあるうどんは、あわないと思う。

実家に行くと父親が寒いので掘り炬燵と空調の暖房を付けている。
彼が寒いのは、動かないからだろうな。
それと脂肪はいっぱいあるけど、筋肉が減ってきているからだと思う。
高齢になると誰もがそうみたい。
彼からの質問で「テレビで宣伝をしているサプリで、飲んだら筋肉が増えるとやっているけど、あれを飲んだらいいのか?」というのがありました。
「アミノ酸を摂れば筋肉の材料は摂れるかもしれないが、運動をして負荷をかけないと筋肉はできません。あんな宣伝は、嘘じゃだろうけど、運動云々を言っていない。健康番組だって同じ。ジムに行って鍛える必要はないけど、なんらかの運動をして筋肉量を増やすことを考えた方がいい。寒いからといって外部の熱で温め、ジッとしていたら、身体は自分で熱を出さなくなる。身体は無駄なものはドンドン退化させる。だから過激な運動でなく。さりげない運動をしたらいい。私なんかパンツ一丁で一時間毎日体操している。だから座ってでもいいからラジオ体操とかしたらいいよ。やったら温かくなる」と言っているのですが・・・理解しませんね。

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↑「天とじ別れ」京女が珍しいものを注文した。これはどういうものかというと要するに天とじ丼の具とご飯を分けただけ。こうするとおかずとご飯を食べた気持ちになります。

昨日、京女と実家に行った。今日(14日)は、センター試験や全国女子駅伝があり、実家に近づくことが困難になる。だからその替わり。
「血圧が190ぐらいある」と言っていた。上記のような理由もあり、血圧が高くなっているのだろうな。血糖値もよくないらしい。正月からずっと余計なモノを食べる癖がついているのだと思う。
原因は、寒いので分厚いセーターを着たまま血圧を測っているのが原因の一つ。
パジャマの状態で測ればいいのに・・・。
私が行って測ると160ぐらいだった。160ならそんなに高い部類じゃない。

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↑京男発註「カレー丼」

それから「iPadがおかしくなっている」とのこと。
見るとOSがアップデートしている。
やってしまった・・・あれだけしらない表示が画面に表示されたら、触らずに電話をしてくれと言っていたのに・・・。
パスワードをいれても受け付けない!?
血圧を下げようと用意して行ったのに、iPadのおかげで時間が無くなった。
いろいろやってもだめ・・・実家では、メモ類がないから、結局、持ち帰り状態となりました。

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↑肉は、具は鶏、鶏カレーうどんの丼版。胃にもたれません。

きっと私の血圧が上がったと思う。
血圧の高さなら父親なんなに負けていない。
まあ、そんなことを誇ってもしかたないけど。
買い物の前に、京女と二人、ランチを食べた。
久しぶりの永正亭。
入って行ったら、ちょうどテーブルが空いていた。
で、本日の写真のモノを食べました。

和菓子

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昨年はもう梅が咲いていた? [和菓子]

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↑本日の梅の写真は、昨年の今ぐらいのモノです。昨年は、暖かかったのでしょうね。

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今年は、寒波が来て寒いですね。
京都市内は、雪が降らないのですが、それが余計寒いのです。
まあ、一番寒い時期なので仕方ない。
でも外気温が氷点下になるのに、朝掃除をして水を撒く年寄りがいます。
良かれと思っているだろうけど、殺人行為になるかも・・・。

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↑本家玉壽軒「寒牡丹」

過去の写真を観ていたら、昨年の同日にはもう梅が咲いていた。
ひょうっとして咲いているかもしれません。
来週にでも智積院や京都御所に行ってみます。

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↑「寒牡丹」を読み上げソフトで読めせると「さむぼたん」と読みました。韓国の鶏料理がなんで出てくるんだ?と思った。あれは「サムゲタン(参鶏湯)」か・・・。ちょっと食べたくなりました。

最近どうも写真を撮りに行く時間がない。
用事がやたら多い。
しかもやたら休日が多くて困ります。
まあ、私だけの事情でしょうけど。

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↑こなし、黒こしあん

そう言えば日曜日は、また駅伝がある。
あれがあると実家に近寄れないので困るのです。
明日の内に行っておかなくては・・・。

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寒いときは、温かい豚汁ねっ! [食]

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昨日は、風が冷たかった。
それでも父親と外食をする日。
取りあえず実家へ。
市バスに乗って行くのですが、相変わらず観光客でいっぱいだ。
まだゑびす神社で祭がやっているのかな?
そういえば最近、京都の人が多く集まる所に行ってない。
人ゴミが辛いのです。

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↑柳園「豚汁セット(ライス小)」

実家に到着。
取りあえずPCのメンテナンス。
「ランチは何を食べたい?」と聞くと「柳園」と言った。
なるほど、気温が低いと温かいラーメンか豚汁が食べたくなるよね。
私は「美々卯のうどんすき」と考えていやけど・・・残念ながら没にした。
費用が全然違うしね。(笑)

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↑天津麺、よく考えたら初めて見るかも。天津丼のようにトロミがあるわけでない。

タクシーを呼び柳園に向かう。
なんかもったいない気もしますが、父親といっしょだとちょっと無理です。
混んでいたらどうしようもないしね。

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↑天津麺と豚汁、父親と分けました。

「何を食べる?」と聞くと、間髪入れず「ラーメンと焼き餃子」と応える。
「カレーラーメンは芸がないでしょ」と京男。
「天津麺!」とのこと。
面白い選択やね。
私は、豚汁セット(ライス小)を選択。
本当は、粕汁がいいのだけど、ここにはない。
美味しい粕汁が食べたいなぁ。
父親も京女も粕汁が嫌いなんですよ。
この間、はとや食堂で粕汁を食べたけど、量が少なすぎる。
でもアルコールアレルギーの京男が粕汁というのも不思議な組み合わせだ。
一度自分で作って酔ったことがある。二日酔いみたいな状態になりました。
でも懲りていない。不思議。

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↑焼餃子、父親は、ラーメンと餃子、それとライスがあれば満足します。それでは糖尿病になるだろうな。

父親とラーメンと豚汁をチェアして食べ、身体が温まった。
それから地下鉄で四条方面に移動。
父親に、ICOCAの使い方を再び確認。
チャンとできました。◎◎
時々、こういうのもやらないといけません。
バスも私鉄もJRも作業は同じと付け加える。
コンビニで買い物もできるとも念を押す。

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この後、東急ハンズの各階を見学。
父親の疑問や問題解決のための道具を選択したりした。
彼はとても喜んでいた。こういう刺激はいいですね。
彼が困っていた問題を道具で解決しましたか。
その後、大丸の地下で食料品を調達。
気が付くと日が暮れていた。
タクシーに乗り京女を拾って帰宅。
やれやれ・・・。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村 肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/01/26
  • メディア: 単行本


↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをします。詳しい説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

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