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贔屓君 [社寺]

東寺の続き。

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↑本日の写真は、カメラが違います。リハビリ桜がやっぱり痛々しい。

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↑観光写真みたい。今日もだったけど空気がもやっています。花粉・黄砂・PM2.5の影響、それと車の排気ガスの影響でしょうね。歩いていると咳き込みます。

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↑こういう建物は、すごいですね。でも仏像も塔も神仏が造ったのでなく、人間ですよね。ほんとうは、仏像も建物も必要ないのかも。

東寺の境内は、ひょっとして久しぶり。
なら贔屓君に会いにいかなくちゃ。

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これが贔屓君です。
大きな石碑を背負っています。
罰ゲームで背負っているのではありません。
こういう重いモノを背負うのが好きなんだそうです。

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形が亀だから亀だと思っている人がいるかも。
でも違うのです。
中国の伝説上の生物。
龍が生んだ9頭の神獣・竜生九子のひとつで、その姿は亀に似ている。
重きを負うことを好むといわれ、そのため古来石柱や石碑の土台の装飾に用いられることが多かった。日本の諺「贔屓の引き倒し」とは、「ある者を贔屓しすぎると、かえってその者を不利にする、その者のためにはならない」という意味の諺だが、その由来は、柱の土台である贔屓を引っぱると柱が倒れるからに他ならないのだそうです。

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贔屓筋(ひいきすじ)という言葉があります。江戸時代から明治期にかけて裕福な町人が気に入った相撲取りや歌舞伎役者などのパトロン(後援者)になり、物心共に応援することをいいます。

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↑他の方の写真と比べて嬉しそうな顔に見えるのは、私の贔屓目かなぁ・・・。

依怙贔屓(えこひいき)なんて言葉もあります。
身贔屓(みびいき)、つまり自分が一番かわいい、自分本位、我欲で自分を愛するなんてのもある。

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母親が歩けなくなった時、「万病ぬぐいの布」のをやりました。結局母親は、布を持ってくれなかった。
後で私も自分の脚で「万病ぬぐいの布」をやった。そしていつも贔屓君の世話になりました。その時からの付き合いです。
お陰で脚は、ほぼ元通りになった。

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↑三面大黒。三面とは、大黒天・辨財天・毘沙門天の御利益が合体したもの。豊臣秀吉が守り本尊にしていたそうです。

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↑三面大黒前の桜

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↑2018年3月29日午前8時頃のベランダ桜

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↑ダイニングから座って花見ができる幸せ。これだけの桜が見られるのにわざわざ人ゴミの名所に行こうという気が起こりません。幸せなんて遠くにないものなのかも。当たり前の話ですが。

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↑本日が満開

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タグ:社寺 京都
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