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日々積重 [モノ]

この鉄瓶を手に入れてから約一年になる。
普通の鉄瓶の形はしていないけど、メンテナンス製がいいのです。
デザインがモダンなのもいい。

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蓋の木材も熱くならなくていいし、このように引っかけて乾燥できるのもいい。
注ぎ口もうまく処理してある。
この状態で日々使い続けております。
鉄瓶の手入れは、毎日使い続けること。
「絶対に中を洗ってはいけない」という注意点もあります。
中国には「余計なことをする人」の意味で「鉄瓶や鉄の急須の中を洗う者」ということをいうそうです。
空だきも勿論だめ。
最悪は、湯が沸いてからそのまま放置し、湯が冷やすことです。そうすると急速に錆びます。
少々の錆びなら、緑茶を浸した布で表面を軽くポンポンと叩くように拭くと表面処理がなされます。

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私の家は、囲炉裏なんてものはないので、湯を沸かす時はガスレンジを使います。
一瞬IHというのも頭に浮かびました。でも小さいIHを手に入れても置く場所が問題になる。
だから我が家では、ガスレンジを使う。火は弱火にして使う。
使ったら、無からず乾燥させることはいうまでもない。
京女が隣で炒めものをする可能性もあるから、冷えたら疎開させます。
鉄瓶なんて知りませんからね。
洗ったりされると困ります。

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↑当初はこんな感じでした

使う水は、水道水をそのまま使います。
綺麗に湯垢が付けば、水道水でも美味しくなります。
湯垢というのは凄いですね。
湯垢の正体は、水分中のミネラル分です。主成分はカルシウム。それが浄水器の働きをしてくれます。素晴しいでしょ。
私はそれをガラスの魔法瓶にいれ、お白湯として飲みます。

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↑いまは、こんなになっています。

毎日使い続けると写真のようになりました。
こうなるとよほどのことがない限り安定して使える。
でも使う時はいまだに気を張って使っています。

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↑俵屋吉富「ちょうちんおばけ」
面白い意匠だけど、お茶には合わないかも。カボチャの意匠もだめですね。
お墓の形なんかの意匠もだめでしょうね。卒塔とかも。東京では、ハロウィンの夜、若者が騒ぐということで渋谷なんかは大変らしい。下流社会の典型やね。下流には流れたくないものです。

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↑こなし、黒こしあん

和菓子

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  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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