わたしゃお多福 御室の桜 [社寺・和菓子]
↑仁和寺
京都市内の桜は、御室の桜でお終い。
さすがは京都でしょ。
桜も咲く時期が違い、各々名所になっているのです。
誰が考えたのでしょう?
御室仁和寺の桜は、別名「おたふく桜」といいます。
「わたしゃお多福 御室の桜 鼻が低ても 人が好く」
最近の女性を見ていると減りましたね「おたふくさん」。
顎も細くなったし・・・。あまり硬いモノを食べなくなったからかな?
女芸人さんを見ているとおたふく顔ですよね。
昔は、「おたふく」は「お多福」に繋がり、目出度いものの象徴だったのでしょう。
いまの女性は、昔なら貧乏神のパターンですからね。
和田竜さんの『村上海賊の娘』の主人公、景(きょう)は、醜女として登場します。読んで行くと現代風の女性なんです。昔の価値観だと醜女で、嫁ぎ先がない状態。
実は全然違う。
御室の桜をなぜ「おたふく桜」というのか?
ようするに「花(鼻)が低い」からなんです。
側に行くとすぐ側で花が咲いている。
しかもクマリン・・・桜餅の香りがするのです。
御室仁和寺の地盤がいわだらけで木の根が地下に伸びられないから、背が伸びないのです。そういう風に品種改良したらのかも。
昔、中国で女性にしていた「纏足」のような状態。
木にとっては随分可哀想ですね。
↑亀屋良長「御室」
これから数日、御室仁和寺の桜を撮影して来たのでご紹介します。
↑煉切、黒こしあん
↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事と新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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