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夏越し祓・・・熊野神社 [社寺]

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↑熊野神社

昨日のお昼は、雨が降っていた。
いつものように私の実家に京女と行った。
市バスを降りて実家へ行く時に熊野神社の前を通るのです。
夏越し祓の茅の輪くぐりがあった。

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↑この時、雨が降っておりました

熊野神社の創建由来を引用してみます。

弘仁二年(811)修験道の始祖役小角(えんのおづぬ)の十世僧日圓が、国家護持のために紀州熊野大神を勧請したのに始まる。
寛治四年(1090)白河上皇の勅願により創立された聖護院は、当社を守護神として祟められ別当職を置いて管理した。平安末期後白河法皇は度々熊野詣を行われたが、当社にも厚く尊信をよせられた。応仁の乱により社殿は焼失したが、寛文六年(1666)聖護院宮道寛法親王 は、 令旨を下し再興され、その境域は鴨川に至る広大なものであった。その後、天保六年(1835)にも大修造が行われた。現在の本殿は、この時、賀茂御祖神社(下鴨神社)から移築された代表的な流れ造りである。
御祭神は、我国最初の夫婦神である伊弉諾尊・伊弉冉尊とその御子神 天照大神であり、縁結び・安産のご利益がある。又、病気平癒のご祈願も多い。

どういう神が祀ってあるのか調べてみた。

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御祭神
伊弉冉尊(いざなみのみこと)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、天照大神(あまてらすおおみかみ)、速玉男尊(はやたまのをのみこと)、事解男尊(ことさかのをのみこと)
です。

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イザナミとイザナギは、古事記や日本書紀で登場する日本誕生の話に登場する夫婦です。日本列島を創り、そこに降りて子供を作るのです。最初、女神であるイザナギから声をかけ、子供を作った。すると変な子供が生まれた。その子供を海に流した。水子第一号ということになる。その子が育って?帰ってきたという話もある。その子供が恵比須さんであるという話。
二回目に男神イザナミから声をかけ、いらい順調に子供の神様が生まれた。
子供の神といっても石・木・海・水・風・山・野・・・森羅万象の神を産んだ。
火の神である火之迦具土神を産んだ時、イザナギは陰部を火傷し、その火傷が原因で死んでしまう。イザナミは怒り、火之迦具土神を殺す。その時の血や死体から神が生まれたらしい。なんか凄い。
死んだイザナギは、黄泉の国に行く。それをイザナミが追いかけて行く。

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黄泉の国でイザナギの姿が腐乱死体状態なのを見て「だめだごりゃ」と言い撤収する。
撤収する際、「縁を切りましょう」と問答した唾を吐いた。その唾から生まれたのが速玉男尊。次に掃きはらって生まれた神が事解男尊。この二柱の神は絶縁の神となります。
黄泉の国から帰って汚れを落とし最後に生まれたのが三貴神(さんきしん)なんです。
・天照大御神 /イザナギの左目から生まれたとされる女神。太陽神。
・月読命/イザナギの右目から生まれたとされる神(性別は記載していないが、男神とされることが多い)。夜を統べる月神。
・須佐之男命/イザナギの鼻から生まれたとされる男神。海原の神。

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これで、熊野神社で御祭神を網羅しました。
本当は、もっとドラマチックな話なんですよ。
神の世界には、「高天原(天界)」「葦原中国(地上)」「黄泉の国(死界)」の三界に分かれています。
この三界は誰が創ったのか?

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↑京都熊野神社夏越大祓守護之符

イザナミとイザナギが黄泉の国での問答で
「お前がそう言うならば、そちらの国の人間を1日1000人殺してやる」と言った。
夫は「それならば、1日1500人産む」と抵抗した。ここから、人の「生」と「死」が生まれたという。
人間の生死をそんなにして決めていたんだ。
なら神の死ってなんだろう?死んだら黄泉の国に行く訳だしね。
ようわかりません。

なんか話が脱線しました。
茅の輪くぐりをして、京男Jr.1の新しい所帯のために、茅の輪の御札を手に入れました。玄関に飾りましょう!

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タグ:京都 社寺
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