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えと詣 [社寺・和菓子]

これは、下鴨神社。
下鴨神社(しもがもじんじゃ)は、通称で正式には、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といいます。
先日ご紹介の上賀茂神社(かみがもじんじゃ)も、正式には賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)というお名前です。
この二社の関係をご存知ですか?
「葵祭」を開催する関係。
なぜ?
この二社は、賀茂氏の氏神を祀る神社。
上賀茂神社が「賀茂別雷命」です。
下鴨神社は、賀茂別雷命の母「玉依姫命」と玉依姫命の父「賀茂建角身命」です。
もちろん末社や末社は共に多くある。
みなさんは、こういうことを理解してお参りしていますよね。知らなかった?
知らないで、じゃり銭を投げ入れ、欲深いことをお願いしている?
最低、その誰に挨拶しているか、知らないと失礼ですよ。
伏見稲荷大社だって「狐を祀っている」とおっしゃる人がいますからね。

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なんか前置きが長くなった。
本日は、えと詣(もうで)です。
下鴨神社(賀茂御祖神社)本殿前にある「えと詣」です。
えと(干支)は、わかりますよね。あなたが生まれた年を動物に当てはめるシステムです。今年生まれたら「寅」です。
もし、あなたが今年生まれたら「寅」です。でも阪神タイガースを応援するとか、お酒を飲み過ぎたらトラになるという訳ではありません。でも寅なら強い感じがしますよね。京男の母は、寅年生まれ。生きていたら年女となる。父は、子年(ねずみどし)、父は、母には敵わない。ラットということでドクターにも弱いのです。悲しいですね。

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↑たつ(辰)・さる(申)

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↑とら(寅)・いぬ(戌)

この「えと詣」観光客がよく間違うのが、今年は寅年だから寅の社をお参りする人がいるらしい。違います。自分が生まれた干支の社をお参りするのです。お間違いのないように。

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↑う(卯)・とり(酉)

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↑うま(午)

お参りして神様の名前を覚えて置くといいでしょう。
「寅年」なら「大己貴神(おおなむちのかみ)」となります。

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↑み(巳)・ひつじ(未)

余談ですが、干支の守る仏もあります。
「寅年」なら虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)となります。
効能?は、成績向上、記憶力増進、頭脳明晰、商売繁盛、技芸向上など。

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↑うし(丑)・い(亥)

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↑ね(子)

ちょっとでも親しい神仏を調べ、お願いする方が叶う可能性が高いかもね。
でもあまり神仏に頼るのもねぇ・・・。

※本日のおまけ、下鴨神社といえば「みたらし団子」
みたらし団子といえば、本日の写真のものが正しい姿だと京都人は思っている。

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団子が5つというのが正解。
これが、人間の5体をあらわしています。
最初の写真で頭にあたる箇所に爪楊枝が挿してあるのが、どうも違和感を感じる。

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だからそっと爪楊枝を抜いて撮影しました。(笑)
同じような形状で他府県でだんごを食べると味が醤油だけでびっくりするのは、京都人だけかな?

※そういえば本日1月17日は、阪神淡路大震災ですね。1995年だった。もう27年前か・・・。前日は休日だけど、神戸の会社で会議があり元町に行っていたのです。あの日、いつもなら夕食をご馳走になり最終電車で京都に帰るのですが、身体が辛く、食欲もなかった。で、食事を辞退し、京都へ電車で帰った。電車に乗る前、神戸市内の景色がブロックガラスから見ているような景色に見えていた。京都に着くとその辛どさは消えていた。お腹が減ったので五条京阪の中信前の当時屋台の辨慶でべんけいうどんを食べた。早朝5時に目が覚めた。あの神戸の時の辛どさが戻っていた。で5時46分に地震で揺れ始めた。布団の中で揺れながら震源地を探ると京都でなかった。東西に震源地を探ると西だった。我が家の場合、モノが落ちるというのはなかった。でまた寝た。起きてテレビを観てびっくりした。
それから神戸の会社に電話したけど、連絡がつかない。連絡がついたのは数日後だった。それから神戸に定期的に訪問した。最初は、アウトドアのフル装備で片道4時間で行ったな。あの時の神戸の街は、悲しくなるほど凄かった。でも波動?は清らかな状態なのは意外でした。
昨日は、トンガで噴火、その影響で津波が日本にも来た。火山で津波ははじめてききます。地震も色んなところで起きている。油断は大敵ですね。コロナの次は天変地異、そして暴落か。人類に対する地球からの警告かも。警告が来るということは未来に希望がまだあるということかも。

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タグ:社寺 和菓子
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