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六道珍皇寺 [社寺]

六波羅蜜寺の後は、六道珍皇寺です。
なんか六がついていますね。

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↑六道珍皇寺

「六波羅蜜」ってわかりますか?
大乗仏教で説く悟りの彼岸に到るための6つの修行方法というような意味。
彼岸ってあの世?と思うでしょ。
1.布施波羅蜜→布施、つまりモノや思いやりを他人に喜んであげる。そのことで自分のエゴが弱まるという意味かな?違ったらすんません。
2.持戒波羅蜜 →戒律を守る。これも布施と同じ。やるとエゴの力が弱まる。
3.忍辱波羅蜜→ニンニクを食べることでなく、耐え忍ぶこと。これもエゴの力がよわまるかな。
4.精進波羅蜜→精進・・・焼肉を食べないじゃなく、努力すること。
5.禅定波羅蜜→禅定、特定の対象に心を集中する。
6.般若波羅蜜→般若・・・全ての事物や道理を見抜く深い智慧のこと。知恵じゃなく智慧というのが大切です。
なんのことかわからない?確かに漢字が難しい。これだけやれば気持ち良く死ねる。そして彼岸(あの世)に行けるのでなく。この世に生きながら彼岸状態になるのが人間の最高の状態なんだそうです。仏教の僧侶は、それを目指している筈です。できれば我々もそうなりたい。

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↑小野篁という人は、昼間人間界の役人、夜間地獄で閻魔大王の助手をしていたそうです。

もう少しシンプルにまとめた人がいた。
1.布施・持戒→「利他」
2.忍辱・精進→「自利」
3.禅定・智慧→「解脱」
まあ、実行するのは難しいかも。

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↑このお堂に、小野さんと閻魔さんの像があります。

さて次の六道
「六道」は、我々が業が故に輪廻転生(生死を繰り返すこと)をする時に6種の世界というか状況を生きるらしい。
1.天道(てんどう)
2.人間道(にんげんどう)
3.修羅道(しゅらどう)
4.畜生道(ちくしょうどう)
5.餓鬼道(がきどう)
6.地獄道(じごくどう)
この6種から抜け出さないと上がりとならないのです。
「天道」って上がり見たいにみえるけど、本物じゃない?
我々は、基本的に人間道にいる。でも心が餓鬼道や畜生道や修羅道だったりする。
心理的な問題と考えることもできるかも。
この6種、同時に生きる場合があるかもね。

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↑お盆の時、撞く鐘が中に入っています。

業?
これも難しい。
「業」(ごう)って、我々がこの世で考えたり、行ったりしたことの蓄積量なのかな?その蓄積した情報から、物事が起こる?
どうやって初期化する?
OSをアップデートするしかない?

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↑本堂

以上、私のメモ的な記事でした。
適当に読み飛ばしてください。

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↑長久堂「ふくいく」

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↑こなし、こしあん

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