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新緑の東福寺1 [社寺]

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↑退耕庵

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さて新緑の東福寺をご紹介。
いまの時期が一番素晴しいと京男は思っている。
紅葉のシーズンもいいけど、最近紅葉が弱っている?ように感じる。
しかもライトアップなんかをやり出したからだめになって来ている。
お寺の運用費用が必要なんだろうなぁ・・・。
悲しいですね。

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東福寺って桜がない。
なぜだからおわかりになりますか?

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昔(1400年ごろ)、このお寺に、仏様のお掃除やさまざまな仏具などの調達をする殿司(でんず)という職にいた明兆(みんちょう)という僧がいました。
彼は、とても絵が上手だったので、お寺の法要などに使われる絵画の製作をよく任されていたのです。
さまざまな作品のなかでも、「大涅槃図」という大作を描いたときに、将軍足利義持が、「これは見事・・」と感激して、「褒美をとらす・・・」と言った。

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↑霊源院

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普通の人なら、ご褒美に地位や名誉、お金なんか頂きたいといいますよね。
でも、明兆は違ってた。
「桜の花があると、人々が浮かれて騒いだりして、修業の妨げになるので、境内には、桜を植えないで欲しい」ってお願いした。
その言葉に、ますます感激した義持は、境内の桜を全部切らせてしまったそう。
それ以来、このお寺では、ほとんど桜が見らなくなりました。
明兆さん、なんで「紅葉も切ってください」といわなんだのかなぁ・・・。
お寺の儲けになるけど、修行の邪魔になるだろうに。

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なら新緑も修行の妨げになるかも。いっそ境内全域を枯山水にしてしまったらどうやろね。そこまで想像力が働かなかったかのかな。
自分達は、祇園でドンチャン騒ぎをするのにね。色の道の修行をしたはるのか・・・。その祇園もいま砂漠化してきている。焼肉屋も多くなって来ているしね。
もう訳がわかりません。

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タグ:京都 社寺
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