SSブログ

コウモリ [モノ]

父親から「お前の所で余っている扇子はないか?」とリクエストがあった。
私の使っている扇子は作家さんに作ってもらっているので、古いのはボロボロになってしまっている。

DSC07612.jpg

ということで新規に購入し、プレゼントすることにした。
さてとなると難しい。
私の好みもあるのかな?
開け易く、畳みやすいのが好き、骨の数が少ない方が好きなんです。
もちろん、いい風が来るのがいい。
骨は、日本の竹がいい。茶筅なんかもそうです。外国産は臭い!

DSC07613.jpg

絵柄を選んでみた。
「コウモリ」なんです。

風水的にコウモリは縁起がいいとされています。
2匹のコウモリは幸運を招き、5匹のコウモリは功名・福寿・結婚・金運・健康運をアップするという意味があります。
「豊富な富の象徴」らしい。日本的にはそう考えないかもしれません。

DSC07610.jpg

中国では、漢字の発音の問題でいい象徴になっているのかも。
だから食べたりするのかな?

鴨川あたりで夕方になるとコウモリがたくさん飛んでいる。
飛び方でわかります。
一般家庭で屋根裏や雨戸なんかに住み着かれたら問題ですね。
雑菌もたくさんもっているらしいし・・・。

DSC07616.jpg

小学校の時、ゴム製で吸盤があり、ガラスに引っ付けることができる玩具があった。
それを家の玄関に引っ付けていた。
父親が家に入ろうとして、そのコウモリの玩具を発見。家に入れなかった事件があったな。父親は、昆虫、爬虫類、犬、猫・・・が苦手。だから我が家でペットは御法度だった。
さて、この扇子、どう解釈するかな?
もちろん、扇子自体に気をエネルギー発生する改造をしました。
それなりに使えば元気を維持できることでしょう。


和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳1」へは、この文字列をクリックすると移動します

Twitter→@kyo_otoko
タグ:モノ 京都
nice!(3)  コメント(4) 
共通テーマ:地域

強制的に筋肉を動かす? [モノ]

先週、父親を鍼灸治療に連れて行った。
月に一度だけど、おかげで治療後は歩けるのです。
鍼とEMSという筋電気刺激、びわ灸なんかが効いているのだと思う。
岡田先生が「シックスパッドを自宅でやるといいですよ」と説明を受けた。
ネットのページを見せてもらった。
簡単に足を置いてスイッチを入れれば使えるのです。普通は粘着の電極を使ったりしないといけないのですが、この足だけのは、足を置くだけ。
「ふくらはぎ」「前すね」「足裏」という歩行を支える筋肉を効率的に刺激してくる。

DSC07573.jpg

父親の場合、歩いていないので、その部分が衰えているのです。だから歩けない。
歩いてもよちよち状態。つま先立ち運動だけでもしてくれるといいのですが、やりませんねぇ・・・。
この「シックスパッド」なら座ったままで1日23分するだけで効果があるらしい。
効果があるとは、衰えた筋肉に刺激を与え、運動させ、血流もよくなる。
冷えが解消し、足の浮腫が解消する可能性があるのです。
これは、いいとなった。

DSC07576.jpg
↑上のものはオマケ

鍼灸治療の後、いつものようにイオンモールに行くのです。
なんとイオンモールで「SIXPAD Foot Fit」の体験デモンストレーションをやっていた。
父親に「さっき岡田先生がおっしゃっていたのは、これや!」となった。
これは、実際に体験するしかない。体験もしないでいいか悪いかわからない。
で、父親に試しました。結果は、悲しいけど、動くまでにならない。微弱電流は感じるらしい。EMS自体は、鍼灸治療で使っているから抵抗はないのです。
そこで、私がやってみた。
私がやると筋肉があるので、しっかり反応するのです。パタンパタンと足が勝手に動くのです。つまり筋電気刺激で筋肉が伸縮するから動くのです。つまり運動している状態になる。これは、面白い。

DSC07584.jpg
↑これがSIXPAD Foot Fit

父親の場合、筋肉が消滅しているわけではない。退化しているのです。これを一ヶ月ぐらい続けたら筋肉が動くようになってくるらしい。テレビを観ながら座ったままで「ふくらはぎ」「前すね」「足裏」が動く。特にふくらはぎは第二の心臓と呼ばれてるほど大切な筋肉。ここが動かないと足が浮腫む。特に血流が悪くなっている父親にとって必要なんです。
年齢が96歳なんです。いつまで生きるかわからないけど、同じ生きるなら寝たきり状態なんていやなはず。死ぬまで歩いた方がいい。
そう考え、父親もそう思ったようで、衝動買いしました。

DSC07588.jpg
↑電源は単三4本

一昨日、実家に到着、セットアップし、使い方を説明。
低い刺激からスタートすることになりました。
その時、私と京女もやりました。
京女もこれはいいとなった。
かく言う京男もひらめ筋の動きがぎこちなくなっているのです。松葉杖生活の後遺症なんです。もちろん父親よりは歩いています。1日5000〜10000歩は歩く。それでも気に入らない部分があるのです。
ということで実家からの帰り、ヨドバシに行って買った。

DSC07592.jpg
↑私は取りあえずレベル15、父親は10

同じモノなので父親が使い方がわからなくても対応できる。
いま、私もこれを使っています。
腹筋なんかもやろうとおもえばできるかも・・・父親なんかに使ったらどうやろ。でも・・・イメージできないからだめでしょうね。(笑)

DSC07608.jpg
↑デスクワーク中でもできるのでいいかも。

おそらく、効果がでるまで一ヶ月ぐらいかかるだろう。
父親の足の冷えとかムクミがとれたら、それでよしとします。
材料もちょっと食べないといけないだろうな。
良質のタンパク質。アミノ酸か・・・。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳1」へは、この文字列をクリックすると移動します

Twitter→@kyo_otoko
タグ:京都 モノ
nice!(3)  コメント(2) 
共通テーマ:地域

キーボード [モノ]

私は、キーボードマニアに近いかも。
いま、頭の中にあるテキストデータを取り出そうとしている。
おそらく、本にして二、三冊ぐらいかな。
最近、寝ていても文章が聞こえてくる。
先日は、夢の中でネーミングをしたり、デザイン作業をしていた。
目が覚めるとすぐに書き取ります。しかもキーボードが御筆先(おふでさき)のような役割をしているようです。書こうとしていないけど、手がタイピングをする。
それに対応するために、私が打ちやすいキーボードが必要なんです。
私の手の最大の弱点は、小指と薬指が短いのです。

DSC09673.jpg
↑上がJIS配列、下が英語配列、双方ともキートップにカタカナ印字はないのが特徴。使いもしないのにカタカナ印字はずっと疑問だったのです。よく見ると配列が違う。基本的なキー配列は同じですが・・・。

キーボード操作をする時、ホームポジションというのがあります。
右手の人差し指は「J」、左手の人差し指を「F」に置きます。
それを規準にして指がキーボードを憶えている。
英語圏ならきっと楽なんだろうな。日本語の場合、漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベットが混じった文章を打たないといけない。これは大変なことですね。
でも、私は日本語が好きかも。

DSC09665.jpg
↑上がJIS配列の場合の「Del」、下が英語配列の場合の「Del」、小指が楽に届きます。些細なことなんですがストレスになるのです。

キーボードで問題は、「Del」キーを打つ時なんです。JISのキーボードだと小指で「Del」を押す時、ホームポジションが崩れる。これが問題。
「Del」キーが、足とかで打てれば楽かもね。(笑)作って見ようかな。

DSC09677.jpg
↑裏にあるディップスイッチの設定で、WINやMac、Linuxに対応。ただしOSの古いのには対応しないのがわかった。なんか釈然としない。

私がコンピュータをやり出したのは、1989年・・・31年前。Macintosh IIciだった。いまでいうAppleのコンピュータ。京都市内で3台目ぐらいだったかも。
その時のキーボードは、立派なモノだった。マウスもね。いまのような安物ではない。あの時の打つ心地が忘れられない。もちろん輸入品だったからUSキーボード配列だった。その時は、文章をいまのように打ってなかった。だからそうも感じなかった。

DSC09679.jpg
↑HHKB吸振マットHG

DSC09689.jpg
↑「HHKB吸振マットHG」長時間、打鍵されたキーボードへの衝撃を吸収し、手首、指作の負担を低減する。今回はじめて取り付けます。

タイピングを憶えたのは、1992年ぐらいだったかな。取材したテープをテキストで打つ・・・いわゆるテープ起こしが必要になった時です。
一週間でタッチタイピングが出来るというソフトを手に入れ、やってみた。あの一週間は疲れた。でもできるようになった。
文字に対するコンプレックスが解消した瞬間でした。
小さい時から、母親から「あんたは字が下手、汚い」と言われ続けたのがトラウマになっていたのです。ああいう育て方は絶対にしたらだめだと思う。私は、生まれつき左利きだったのだと思う。それを幼稚園ぐらいの時に両親に強制的に右利きにされたのだと思う。我が家の子供は女性2人、男性2人いる。半数が左利きなんです。脳の特徴がそうなんでしょうね。左利きの子供は、普通の左脳中心の学習が得意でないように思う。言語での反応も鈍かったかも。だから勉強が出来ない劣等生。絵画や運動は得意なんです。

DSC09693.jpg
↑このモデルはハイブリット。つまりBluetoothとUSBの有線接続に対応。でも古いOSには青歯は対応しない。ちょっとムッとしている。

成人になっても、字が下手という呪縛はあった。ペン習字も結局続かない。
それが1992年、タイピングを憶えた時から呪縛が解けた。
文章を書くのが苦痛でなくなった。でも文章がうまいという意味ではない。
最近、脳出血の後遺症で読字障害になって、状況がもっと変化してきた。
沢山のテキストが湧き出して来る。喋っていても口から出てくる。喋りになった。なんだろう?頭の構造が変わってきている。でも・・・記憶力は低下している。それを補うような閃きもある。
思う・念う・想うという作業が得意になっている。

DSC09713.jpg
↑ブック型のキーボードの上に乗せて使うことも可能。

御筆先としてのキーボード操作をサポートすることにしました。
Happy Hacking Keyboardのフラッグシップモデルを手に入れた。
右小指のストレス解消のため、英語配列モデルを手に入れました。

DSC09716.jpg
↑こんな感じにしても使える。

タイピング時の振動を抑える吸振マットを今回は貼り付けた。
音と微妙な振動も抑えられる予定。
ひたすら打つことに専念できる体制を整えました。
頭で観じた内容を手が勝手に動いてキーボード上で指が動いて、文章を打っていく。

DSC09719.jpg
↑Happy Hacking Keyboard用のケース

ベッドに寝て、目の前にモニタを置き、キーボードを太股の上に置いて打っていくというのはどうやろ・・・。イスに座るより楽かも。寝たきりライター?

DSC09728.jpg
↑ピッタリ収納できる。よく見ると透明のカバーを被せてある。キーボードを押さないようになっているのです。USBコードも収納できる。

この新しいキーボード、問題があります。ワイヤレスで古いPCに繋がらない!というのが判明。USBで接続すればなんとか打てる状態になるので、文章を打つ分にはこまりません。
さて、これで指をもっと鍛えないといけません。
そして、頭の中の情報をテキスト化しないと・・・。

DSC09733.jpg
↑フットレストなんかもカバンに収納できる。家出する時に便利でしょ。

このキーボード、打つという点では問題ないと思います。安心感がある。音もいい。私はペナペナした薄いキートップが好きになれない。ブック型についているキーボードの耐久性を信じていない。このキーボードの耐久性、メンテナンスできる点で永く仕える。黒いプラスチックのモノもカッコはいいけど、音とキータッチが変わるので不採用なんです。
問題は、プラスチックなんです。指先の汗とプラスチックの影響で主婦湿疹的になるのが辛い時がある。その時期は手袋着用で乗り越えています。できれば木材でキートップを作りたい。
一昔前なら象牙なんて素材も魅力的なんですが・・・。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳1」へは、この文字列をクリックすると移動します

Twitter→@kyo_otoko
タグ:モノ 京都
nice!(4)  コメント(2) 
共通テーマ:地域

張扇? [モノ]

DSC07511.jpg

これは何かというと「張扇(はりおうぎ、はりせん)」といいます。
能楽や講談、落語(上方落語)などの日本の芸能において、ものをたたいて音を立てるためにつくられた専用の扇子のことをいう。能楽・落語では「はりおうぎ」、講談では「はりせん」ということが多い。

DSC07515.jpg

先日、鍼灸治療の時、岡田先生が見せてくれた。
岡田先生は、落語を習っているのです。いま「東の旅」を練習するというので、見台を張扇と小拍子でパンパンカタカタと叩きながら間を取り稽古するこの言い立て部分は、別名「タタキ」とも呼ばれます。この練習に手に入れたそうです。

DSC07517.jpg

この張扇、プロ仕様で革でしっかり作ってあります。
手に持って、色々な所を叩くと軽やかな音がする。普通の扇子でやるよりずっといい。思わず、私も作っておらいました。
これで、話しながらパンパンやります。
いま使い方を研究中。

DSC07526.jpg

張扇といえば、古くは「高級萬歳」の砂川捨丸・中村春代を思い出す。紋付に袴という正装で鼓を持った姿を思います。オバサンに張扇で叩かれ、くるっと廻る姿がよかった。
それとチャンバラトリオやね。あの厚紙で作ったハリセンは、チャンバラトリオが元祖らしい。
昔の演芸がやっぱり良かったな。
最近、テレビのお笑いは全然面白くない。
昔の演芸、何回観ても同じ所で笑えるのがいい。東京コミックショー、ゼンジー北京・・・よう真似しました。いまでも京女と真似をやったりする・・・。
そうや!京女は、三味線の師匠なんです。いまはやってませんけど。だから二人で舞台にあがれるかも。鳴り物なしなら「ぼやき漫才」の人生幸朗・生恵幸子みたいなことができるかも。
それとも子供たちも入れて横山ホットブラザーズ風なのもいいかな?

DSC07529.jpg

岡田先生は、落語で我々は漫才系か・・・。
そうか、同じく張扇を使って講談・・・新作講談なんてどうやろ?
問題は、台本が読めないことやなぁ・・・。
完全にアドリブなら出来るかも。
笑いの神様は、降りてくるかな?

DSC07530.jpg

この張扇をパンパン鳴らして妄想する京男であります。
パンパン、パンパン、パパンパン!

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳1」へは、この文字列をクリックすると移動します

Twitter→@kyo_otoko
nice!(3)  コメント(4) 
共通テーマ:地域

「オーストレッグ」?? [モノ]

そろそろ暑くなって来た。
今年は、酷暑になりそうな予感がする。
とんな時にマスクかよ!
新型コロナさんよ、夏は流行を遠慮しなさい!
そういえば今週になり、京都市内で33度の気温になってきた。
屋外を歩く時は、マスクを外しております。建物や乗物の時は、空調が整っていたらマスクをするというようにしています。
専門家の方、しっかりルールをハッキリしなさい。皆がマスクしていて、行列を2メートルひらけるなんて、矛盾しませんか?レジのビニール張りもです。

DSC07465.jpg
↑向かって左が古い扇子ケース、印伝のトンボ(蜻蛉)柄。印伝ということで鹿革なので手触りはすごくいい。ただ扇子の型崩れを防ぐという機能はは期待できない。

本日の記事は、扇子のケースの話です。
扇子を新調しました。もうひとつのタイプは、まだ出来上がってきていません。
でも従来の扇子ケースでは、扇子が傷むのです。
大切な扇子が傷むのは辛い。もちろん、経年劣化はしかたないのですが・・・。
扇子をカバンに入れ、持ち歩くと、歪んでしまったりするのです。
ずっとその問題をどうするか、考えていた。

DSC07496.jpg
↑向かって左のように型崩れするのです。

扇子作家の紀波さんと話した時「ハードケースを作っている」と聞きました。
同じような悩みを持っている人が結構おられるのかも。
ハードケースを革で作り、口金をがま口のようにするのだそうです。
お話しを聞くと、色々な革を試されているらしい。口金もオーダーなんだそうです。

DSC07469.jpg
↑左が印伝、右が新型ケース

「日本刀の拵(こしらえ)で鞘に鮫革を使いますが、鮫革はある?」と質問してみました。作家さんは、試みたそうです。本当は鮫ではないらしい。あれ硬くてすぐにカッターの刃が傷むらしい。そうなんだ。日本刀の等身を保持するためにいいのがわかる。あれは、金属の使用を抑えた分は、鮫皮で補った。鮫皮を巻いてその上に黒・藍・朱などの色漆をかけ、それをさらに砥石で研ぎ出して装飾文様を浮き出させる「鮫鞘」である。堅固で美しく、しかも異様な雰囲気を醸し出したのですぐに広まり、室町時代の中頃には普及した。鮫鞘には雨天下で湿ると締まりすぎて刀が容易に抜けなくなることがあるという欠点があったが、その装飾上における特長はこれを看過するに足るものだったそうです。でも刀が抜けなくなったらちょっと困るだろうな。VIPは自分で刀を抜いたりしないのでしょうね。

DSC07507.jpg
↑口金は、真鍮でがま口のように開閉します。革がオーストレッグ。硬くてしっかり中身を保持してくれます。

中身をしっかりガードしてくれる革ということで「オーストレッグ」というのがあるとおっしゃった。
「オーストレッグ?」よくわかりません。最初「オーストリッチ」だと思っていた。
オーストリッチというのは、ダチョウの革です。毛穴がプツプツとある革です。財布とかバッグでご覧になったことがあるかもしれません。
私は、最初それだと思った。
で、聞きました。知らないものは知らないし・・・。
「オーストレッグ」というのは、ダチョウなんですが、ダチョウの足の皮なんだそうです。
とにかく丈夫なんだそうです。
ちょうど手持ちで在庫があったそうなので、作ってもらいました。
口金も真鍮でオーダーで作ってもらったものなんだそうです。つまりすべてオーダー。すごいでしょ。

DSC07477.jpg
↑形がピッタリ!7寸5分が収まります。

こうやって見ると爬虫類の革みたいでしょ。これがダチョウだと想像できない。
鳥類って爬虫類と近い存在なんだ!
昔、私のウエスタンブーツをブラックリザードで作ったことがある。

DSC07485.jpg
↑こうやって見ると鳥って爬虫類に近いと思います。だから好みが分かれるかも。

今回の扇子ケース、この仕様は、私が第一号なんだそうです。
値段・・・給付金で二セットぐらい買えます。(笑)
よう考えたえら、今月は「父の日」だ。自分の中の父にプレゼントということで・・・。父親に、あの方にはこんなモノは勿体ない。理解しません。
子供達もこんなレベルのモノを考えつかないでしょうね。

※そうそう本日6月10日から23日まで、日本橋三越本店本館5階ギャラリーライフマイニングで「手わざの夏 しつらいと装い」が開催されています。久保紀波(扇子・その他雑貨)/アトリエ・Kinami、石塚智之(墨絵)/アトリエ・Kinamiが展示されています。
東京方面の方は、見に行くといいかも。給付金を持って行くと使ってしまうかも・・・。(笑)

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳1」へは、この文字列をクリックすると移動します

Twitter→@kyo_otoko
タグ:モノ
nice!(5)  コメント(4) 
共通テーマ:地域

私も仲間かなぁ・・・ [モノ]

DSC07316.jpg
↑なかなか可愛いパッケージ

気温が30度近くなって来ている。
こうなったら、屋外を歩く時は、マスクは外している。
決定的に涼しいマスクと出会っていない。
無理なモノは無理かも。

DSC07320.jpg
↑このように入っております

そろそろ涼しい風を送る仕組みが欲しくなった。
昨年は、小型のファンを改造して使っていた。
ただ、あれは音が五月蠅いのと、優雅さに欠ける。
今年は、扇子を携行しようと思った。
愛用の扇子がどれも傷んできて、修復が難しい。
新しく手に入れようと考え出す。
すると手に入ります。
扇子作家さんに、メールで問い合わせをした。

DSC07353.jpg

最後は、電話で長時間話させてもらいました。
で決まったのが本日の扇子。
私が好む扇子は、どうやら高座扇子という種類のものらしい。
「高座」という名の通り、落語や歌舞伎で使うような種類らしいのです。
扇子を開いたり閉じたりする時、パチッと閉じられるのがいい。
サイズは、7寸5分 (約23センチメートル)、落語家さんならこの扇子で落語の見立て道具として使われるアレです。箸、筆、タバコ、徳利や杯、しゃもじ、刀、釣り竿‥‥等々、様々なものへの見立てとして使う。骨の数も少ないのです。

DSC07342.jpg

アトリエ・Kinamiも結構付き合いが長いかも。いつからなのか憶えていません。いつもなら京都市内で個展をなさったり、百貨店の催しの時、お会いしたりします。最近、実際にはお会いしていないかも。
でも色々情報交換させてもらっております。

DSC07340.jpg
↑猫がおります

アトリエ・Kinamiさんは、東京なんですが、扇子は京都市内で仕立てておられるのです。そういう意味で、京扇子ということになるのでしょう。
そういえば私の住んでいる当たりは、扇子の各工程の職人さんが多いですね。数珠の職人さんも多いです。子供達の友達の家業が職人系の家というのも結構あります。
双子君の中学の級友で家業がヤクザという家庭もあります。お父さんは別荘住まいとか・・・。家に幽霊が当たり前のように出る家庭というのもあります。これは、聞いて行くと結構京都の場合あります。さすがは古都京都でしょ。

DSC07330.jpg
↑楽しそうでしょ

この扇面の絵は、紀波さんのご主人が描いておられます。
ユーモラスな絵が好きなんです。
今回の絵は「百鬼夜行」
最初は、縁起物で行こうかと思ったけど、7寸5分 がなくて、「百鬼夜行」になった。
私も夜行のグループに入れてもらおうかな・・・。

DSC07348.jpg
↑パッケージについていた絵。狸がかわいい。

別の絵柄でバックアップ用の扇子もいま仕立ててもらっております。
出来上がったらまた記事にしますね。

それから、扇子のケースも今回作ってもらいました。
それは、次回紹介します。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳1」へは、この文字列をクリックすると移動します

Twitter→@kyo_otoko
タグ:モノ
nice!(5)  コメント(4) 
共通テーマ:地域

マスク考 [モノ]

基本的にマスクは嫌いです。
できればしたくない!
ただ、建物に入る時や交通機関に乗る時は装着する。そういうのが暗黙の了解のような状態になっている。
真夏日が続き、過酷な状況でマスクをエチケットレベルのために装着するのはいかがなものか?新型コロナは、飛沫感染でなくモノ感染なんだけど・・・と言っても理解してくれないだろう。
手作りのマスクもみんさん楽しんでおられるように思う。
女性のカラフルなマスクが女性下着に見えてくる、私は変態なのか?
洗濯して干してあるカラフルなマスクを盗むやつがでてくるかも。
捕まった犯人から応酬したマスクがいっぱい並べてある報道が見えるようだ・・・。
中にはネットで使用済みマスクを売る奴もでてきたりして・・・。
妄想がどんどん広がって行く。

DSC07408.jpg
↑麻素材のマスク。涼しげ・・・。

どうせなんちゃってなら、涼しいマスクをと探している。
マスクって難しいですね。

DSC07411.jpg
↑内側は綿。このマスクが私の顔に合っているように思う。マスクって真剣に考えると難しいものですね。

それとマスクを外す時があります。
その時、マスクをどこに置くのか?
ちょっと気になった。
帽子の中に突っ込むのもねぇ・・・。ポケットにしまうのも・・・。
京男Jr.1は、外さず顎にずらすと言っていた。
食事の時にそういう状態はちょっといややなぁ・・・。

DSC07414.jpg
↑マスクケース、マスクを収納するためのケース。

こういう袋を見つけた「soil」。
袋の布に石川県産の珪藻土をポリエステル糸に練り込んで作ってある。それと中に珪藻土の粉が入った袋もついています。すこしでも乾燥し、清浄に保てるようです。

DSC07416.jpg
↑素材が珪藻土の粉をポリエステル糸で作ってある。湿気を素早く除去してくれるかも。

DSC07418.jpg
↑布マスク数枚収納可能

マスクもいろいろ探っています。
現時点でもお気に入りは、麻のマスク。
涼しげです。涼しいかどうかはわかりませんけど。
でもアベノマスクよりはましか。
アベノマスクなぜもう少し工夫をしなかったのか?国産でしっかりしたモノを作ればいいのに。日本の技術力を世界に示すいい機会だったのに・・・バカですね。予算を使うことしか考えない。きっと「下々は、何かをやれば、支持率が上がる。フフフ」とやったのでしょう。

DSC07422.jpg

このマスク騒動は、後2年は続くでしょう。
社会がいつの間にか「覆面社会」になってしまった。街を歩く人が皆マスク・・・気持ち悪いですね。いっそ日本らしく能面なんかにしたらどうやろ。
夢に見そう・・・。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳1」へは、この文字列をクリックすると移動します

Twitter→@kyo_otoko
タグ:モノ
nice!(5)  コメント(2) 
共通テーマ:地域

革の手入れ [モノ]

昨日(5月2日)は、暑かった。
京都市内、昼から29度!ぐらいだった。
もうダウンジャケットはいらないですね。
だから、干さないといけないものは、干したり、洗うものは洗う作業。

DSC07190.jpg
↑二十年ぐらい前の革のベストなんです

クロゼットも入れ替えをしないと・・・革のベストが出て来た。
昔、バイクに乗っていた時のモノ。
革の手触りがなんともいい。
ジッパー エンドが古くさいデザインだったので、今の私風に造り直した。
ついでに革の手入れ。

DSC07191.jpg
↑全然、傷んでおりません。色んな風景を観てきたベスト。

革も油分を補充してあげないといけません。
手入れようのクリームを出して塗りだした。
塗るのは、指先で体温で溶かしながら革に塗り込んで行く。
時間がかかる作業。
でもその間、耳はあいているので朗読を聴く。

DSC07200.jpg
↑手入れ用のクリーム

無心に手を動かす作業は、いいですよ。
しかも、革の手触りがよくなってくる。
手入れをしてあげるときちんと応えてくれるのです。
でも悪い革は、そういう風にならない。
なんだろう?
鞣す工程なんだろうか。もともとの革なんだろうか?

DSC07186.jpg
↑指で塗ってやります。体温で溶かし、革に馴染ませて行くのです。

靴なんかも昔、よく手入れをしていた。
ウエスタンブーツ、ワークブーツ、バイク用長靴、システム手帳、革バッグ・・・キチンと手入れをします。
よく女性のブーツで、手入れの悪い状態をみます。あれは、嫌ですね。底が片減りしていたり、革の表面が当たって捲れていたり・・・きっと毎日休ませないで手入れもしないで履いているのだろう。靴が可哀想になる。もっともあまり上用の靴ではないですが。
昔は「足元を見る」なんて言葉があったけど、死語になってしまったかも。

DSC07198.jpg
↑街歩くぐらいしかしないけど、よろしくね。

これからの時代は、いいモノを大切に永く、メンテナンスをしながら使う時代。
使い捨ての時代は、終わったように思う。
そんなことを言ったら古いと言われるのかな?
「エイジング」という言葉をご存知ですか?
エイジング(aging、ageing、エージング)は、一般には「経時」(時を経る)という意味である。 特に、ヒトを含む動物の場合は老化、重工業製品(特に電気製品)の場合には新品が安定動作するまで動作させることを意味なんです。
でも、老化というのでなく、いい意味もある。味わいがよくなるとか。身体に馴染んでくるとか。いい意味でも使われる。革製品も色がしっくり馴染んでくるのです。
若い時、バーバリーのトレンチコートを買った。買った当初、身体に合わせるだめに一週間ほど、着て寝たり、雨に日にわざと外に出たりしていた。一年ぐらい馴染むのにかかった。そうそうタキシードなんかもそうだ。自分で作った当初、貸衣装状態だった。私の二十歳代は、バブル全盛だったので、フォーマルパーティーがよくありました。何回か着ているとダンダン自分に馴染んできた。あれもエイジングなんだろうな。

DSC07212.jpg
↑ピンバッチも出て来た。銀製だから真っ黒になっていた。磨きました。不可思議な形でしょ。これは、1907年から開催されている公道モーターサイクルレースの聖地
Isle of Man(マン島)のシンボルであるトリスキールをあしらったピンバッジなんです。

葉巻を吸うというのもありました。だもあれは、人まででなかなか吸えなかった。会議で私だけが葉巻を吸っていた時代もありました。
シガレットケースからシガレットを出し、銀のダンヒルのライターで火をつけるなんてのも少々練習が必要だった。
今ならとてもスムーズに行えるだろう・・・でもいまは、吸っていない。葉巻はいいのが売ってないのと単価が高いから簡単に吸えません。
もうすこしして寝たきりにでもなったら、水パイプでも吸いますか。でもあれは、ニコチンが弱いから頼りないか。

188px-Flag_of_the_Isle_of_Mann.svg.jpg
↑地域の旗

1920px-Coat_of_arms_of_the のコピー.jpg
↑紋章

無心に手を動かすっていいですよ。
靴を磨いたり、帽子の手入れをしたり・・・。
この間した。PCの復旧なんかもあるけど、あれはあまり楽しくない。
今回、PCの復旧に神仏を使った。不思議なことをするでしょ。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳1」へは、この文字列をクリックすると移動します

Twitter→@kyo_otoko
タグ:モノ 京都
nice!(4)  コメント(2) 
共通テーマ:地域

鯛さんのトートバッグ [モノ]

4月になってから百貨店等で紙袋やプラスチック製レジ袋が有料になった。
あの大型の袋は、古紙回収の時に重宝していたから、有料でもかまわない。
でも2〜30円と一々言われるのがどうも貧乏臭い。
百貨店でそういう貧乏臭いのは夢がないなぁ・・・と思いますね。
「自宅用でなくギフトです」と言えばいままで通りになると思います。

DSC07089.jpg

エコバッグという方法がある。
でもいつも持って歩くのは、男の場合ないかも。
しかもエコ云々というのも貧乏臭い。
夢がないと思う。
まだ、お買い物袋(籠)と言えばいいのに。
「エコ」が「エゴ」に聞こえていやなのかも。

DSC07100.jpg

百貨店の場合、最近業績悪化で安いものを買った客に無料でバッグなんてやれるか!という本心が見え隠れするのがいややね。

DSC07106.jpg
↑内側が赤なのも可愛い

ここ数回、百貨店に行った。
1階がしまっていて、地階に降りるエレベーターだけが動いている。
これで、郵便局とATMがあったら、これで十分かも。
いままでの上の階はなんだった?

DSC07110.jpg

本日の写真のトートバッグは、これなら私が持っても大丈夫と思った。
売っているのは、岩川旗店の通販で買いました。
イコバッグなのは持つのは嫌だけど、これなら折ってカバンに入れて置いてもいいかも。いつもじゃないけど。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳1」へは、この文字列をクリックすると移動します

Twitter→@kyo_otoko
タグ:モノ 洛外
nice!(5)  コメント(2) 
共通テーマ:地域

ちょっとだけ遠くを見たい [モノ]

最近、遠くの花なんかを拡大で見たい時がある。
前から気になっていた、この双眼鏡を手に入れた。
性能的にすごくはないけど、気になった。

DSC06567.jpg
↑Nikon 双眼鏡 ミクロン 7x15 ポロプリズム式 7倍15口径 M7X15 (日本製)

なにが?
デザインが。
昔の雰囲気でプンプンしている。
ポロプリズム式というのだそうです。
ジジイにぴったり。

DSC06571.jpg

DSC06575.jpg

コンパクトなのでデジカメと同居しても負担にならない。
ネックストラップがタダの紐だったので、自分で作ってみました。
長さも調節できるので便利になった。

DSC06584.jpg

DSC06589.jpg

鳥とか見るのは辛いだろう。
でも花ならいいように思います。
ちょっとした風景とか楽しめそう。
一応双眼鏡なので立体感も味わえます。

DSC06595.jpg
↑ストラップは、パラシュートコードで作りました。こうすれば長さが調節できます。

双眼鏡になれてきたら、もうすこし大きなモデルもいいかも。
でも現時点でこの大きさはありがたい。
ケースがチャンとしたハードケースならもっと嬉しいのに・・・。
別売りでもいいから作って欲しいな。

DSC06564.jpg
↑これを、革製のハードケースならいいのに・・・。作ろうかな。

まあ、遠くを観じることはできるけど、実際に見るのはまた違いますね。
まあ、凝り出すとすごいことになるかもしれないので、ほどほどに展開して行きます。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳1」へは、この文字列をクリックすると移動します

Twitter→@kyo_otoko
タグ:京都 モノ
nice!(5)  コメント(2) 
共通テーマ:地域

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。