軒先の魔除け・・・端午の節供 [風景・和菓子]
気づいたら今日は端午の節供ですね。
男子の節供ということですね。
我が家は、一応男子はいますが、やった覚えがない。
昔は「馬(午)の月」である五月が邪気を祓う月と考えていた。
この考え方は中国の風習でした。
日本では、ちょうど田植えの時期と重なって農耕儀礼でした。
それが江戸時代ぐらいから男児の成長を祝う節供となったようです。
菖蒲(しょうぶ)が活けられているのを京都で見かけます。
京都の町家の軒先に菖蒲と蓬(よもぎ)を挿したり、菖蒲湯に入ったりする。
菖蒲の葉のように香りの強い植物は、古くから魔除けの力がある。
ヨーロッパでも軒下にニンニクを吊したりするのも同じことかも。
(京男に対しては効力がない対策やね)
そういえば菖蒲湯に入ると身体がホカホカしますよ。
病気という悪い魔を避けるのがなんとなくわかる。
京都でも軒先に菖蒲と蓬を飾るのは、もう旅館の炭屋さんぐらいかも。
通る人もあまり興味がなさそう。
知らないんだろうなこういう習慣。
↑京都でよく見かけるでしょ。屋根の上の鍾馗さん。
京都の端午の節供は、鍾馗(しょうき)さんの旗とか掛け軸を床の間に飾るだけだったそうです。
武者飾りは本来飾らないと思います。
武者は江戸で、京都は公家の世界だからなんです。
「鍾馗さん」はご存じかな?
町家というか屋根のところにある人形です。
鍾馗さんは、邪鬼を追い払ってくれのです。
唐の玄宗皇帝が病に伏した時、夢の中で鬼が楊貴妃の宝物を盗もうとしたところ、そこに出てきてその鬼をボコボコにやっつけた伝説の英雄といういいすたえのある存在なんです。だkら疫病神を祓う力が強い。
鍾馗さんと同じ鬼に強い存在で「清水次郎長」がいます。
そのものズバリ「鬼より怖い」。
お粗末様でした〜。
↑長久堂「柏餅」
↑こしあん
↑味噌あん
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※「京男雑記帳1」へは、この文字列をクリックすると移動します
Twitter→@kyo_otoko
男子の節供ということですね。
我が家は、一応男子はいますが、やった覚えがない。
昔は「馬(午)の月」である五月が邪気を祓う月と考えていた。
この考え方は中国の風習でした。
日本では、ちょうど田植えの時期と重なって農耕儀礼でした。
それが江戸時代ぐらいから男児の成長を祝う節供となったようです。
菖蒲(しょうぶ)が活けられているのを京都で見かけます。
京都の町家の軒先に菖蒲と蓬(よもぎ)を挿したり、菖蒲湯に入ったりする。
菖蒲の葉のように香りの強い植物は、古くから魔除けの力がある。
ヨーロッパでも軒下にニンニクを吊したりするのも同じことかも。
(京男に対しては効力がない対策やね)
そういえば菖蒲湯に入ると身体がホカホカしますよ。
病気という悪い魔を避けるのがなんとなくわかる。
京都でも軒先に菖蒲と蓬を飾るのは、もう旅館の炭屋さんぐらいかも。
通る人もあまり興味がなさそう。
知らないんだろうなこういう習慣。
↑京都でよく見かけるでしょ。屋根の上の鍾馗さん。
京都の端午の節供は、鍾馗(しょうき)さんの旗とか掛け軸を床の間に飾るだけだったそうです。
武者飾りは本来飾らないと思います。
武者は江戸で、京都は公家の世界だからなんです。
「鍾馗さん」はご存じかな?
町家というか屋根のところにある人形です。
鍾馗さんは、邪鬼を追い払ってくれのです。
唐の玄宗皇帝が病に伏した時、夢の中で鬼が楊貴妃の宝物を盗もうとしたところ、そこに出てきてその鬼をボコボコにやっつけた伝説の英雄といういいすたえのある存在なんです。だkら疫病神を祓う力が強い。
鍾馗さんと同じ鬼に強い存在で「清水次郎長」がいます。
そのものズバリ「鬼より怖い」。
お粗末様でした〜。
↑長久堂「柏餅」
↑こしあん
↑味噌あん
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2011-05-05 06:21
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コメント(14)
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おはようございます!
昨年紹介されてたので初めて知ったのですが、炭屋さんだけなんですね。
他では見た事無いし、聞いたこともなかったです^^:
いつまでも続けて欲しいですね。
by guran (2011-05-05 07:53)
>guranさん、おはようございます
昨日街中を歩いているとこの前に来ていたんです。
年に一度しか見られない風景。
そうなんです。ここだけなんですよ。
他では見かけない風景なんです。
by 京男 (2011-05-05 08:06)
おはようございます。
こちら、雨模様の端午の節句です。
でも、柏餅はたべたいな~
by ゴーパ1号 (2011-05-05 08:10)
>ゴーパ1号さん、おはようございます。
そちらは雨ですか。こちらは薄曇りかな。それとも黄砂なんだろうか。
雨が降って流して欲しいな。
柏餅や粽は小さい時憧れだったんです。
by 京男 (2011-05-05 08:17)
季節の行事が失われていってるのに、京都には有る、日本の心ですね。
そんな季節なのか~~と感じます。
by せつこ (2011-05-05 09:33)
>せつこさん、こんにちは。
こういういい風景は残しておきたいですね。その意味とともに。
連休で休むのもいいですが、個々の祝祭日の意味もしっかり考えた方がいいように思います。ただ休んでお金を使って遊ぶだけというのはなんだか情けないように思う。
by 京男 (2011-05-05 10:19)
こんにちは
こいうした風習を残すことは難しいかも! こうしたところに公的な援助があってもいいと思うのですが・・・なぜか箱モノばかり作りたがりますね。
by すー (2011-05-05 16:29)
>すーさん、こんにちは。
いまの日本はハードには理解を示すのですが、ソフトにはからっきしダメですね。京都が文化や伝統を重んじないでどの都市がやるのかな。
「日本一美しい街」とバスのアナウンスが流れるけど、とても恥ずかしい。またGoogleのストリートビューで世界中から見られていると思うとちょっと恥ずかしいと思います。
by 京男 (2011-05-05 16:40)
こんばんは。
軒先につるすんですね。初めて見ました。
今日は、ちょうど近くまで行ったので、見たかったです。
続けてほしいですね。
by さか (2011-05-05 23:41)
>さかさん、おはようございます。
昔の習慣なのですが、美しいですよね。
一日か二日しかやらないと思います。萎れてしまいますからね。
続けてほしいですね。
by 京男 (2011-05-06 04:55)
京男さん、こんにちは^^
去年、京男さんの記事でこの菖蒲を拝見して初めて知りましたが本当に、どこにもないですね!
風呂に入れるのは全国共通みたいですが屋根にはね~(~_~;)
多分、ここだけでしょうね!
by mayu (2011-05-06 16:45)
>mayuさん、こんばんは。
この屋根飾りが好きです。綺麗だもの。
魔が私のようだったらスイスイ入り口から入っていきますよ。
菖蒲湯はいいですね。柚子湯もいいけど。昆布湯もいい出汁がでます。
ブーケガルニもいいな・・・(笑)
by 京男 (2011-05-06 21:34)
京男さん、こんにちは。
今年は、桜もち、柏もちを食べてませんね。ラスクは食べましたけど。
周囲のお祭りが自粛で、静かな連休です。
初めて鍾馗さんを見た時は、驚きました。
by さちこ (2011-05-07 16:04)
>さちこさん、こんばんは
柏餅や桜餅は、本来どうしても食べないといけないというものでないので大丈夫です。
お祭りが自粛ですか。京都は神事とかは自粛しません。
人出も多いですよ。
鍾馗さん、京都ではたくさんあるでしょ。最初はびっくりでしょうね。
by 京男 (2011-05-07 20:40)