梅雨ですね [和菓子]
今年の入梅は早い。
そのかわり梅雨明けは、いつも通りなんだそうです。
今年は雨が多いのかなぁ・・・。
人間はわがままだから、うまく雨が降ってくれと願う。
自然は、そんな願いをせせら笑うように、人間の思惑を無視する。
二宮尊徳の話を読むと「自然は、善ではない。善悪を越えたものだ」と書いてある。
「ええ!?自然は善でないの?」と思うでしょ。
同時代(江戸時代)の思想では、人道は天道によって作られ、天道によって支配されるものでした。天道と人道は基本的に同じものであり、従って人の行動(人道)は天の法則(天道)に逆らってはならないとされたのです。
↑二條若狹屋「新緑」
ところが二宮尊徳は、人道を天道と異なるものととらえ、自然の法則と人間の法則とは別物である、と主張します。彼の言葉をそのまま引用しますと、「天に従ふを自然と為す、之を名づけて天道といふ。人を以って作事となす、之を名づけて人道といふ。人道は田畑を開き、天道は田畑を廃す。人は五穀を植え、天道は生育を為す。天道は自然に為り、人道は作事に為り、天道は人道と和し、百穀実法を結ぶ」とあります。
だから動物と違い人間は、常に勤勉に自然と向き合い、手入れを続けないといけない。ほって置くと田畑や山は荒れてしまう。だから天道と人道は違うと言っている。
「自然がいい」と人間が思い、自然のままにしていると人間は滅んでしまうかも。
天(自然)に対する認識を自分にとって良いとか悪いとかではなく、真摯に敬うべき存在である。しかし人道として為すべき事を為す必要があるように思います。
どうも近年、為すべきことを為していないように思います。
それを近年の自然は教えてくれているのかもしれませんね。
景気がいいとかわるいとか言っている場合じゃないように感じています。
政府は「分度(ぶんど)」という考え方をしないとだめですね。
※分度/ 経済面での自分の実力を知り、それに応じて生活の限度を定めること。
↑煉切、黒こしあん
なんか堅い話になってしまいました。
最初、違うことを書こうと思っていたのに、違うことを書いてしまいました。
面白いのでタイトルは残し得ておきます。
文を読まないで写真だけ見ておいてください。
私のメモみたいなものですから。
↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをします。詳しい説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳1」へは、この文字列をクリックすると移動します
Twitter→@kyo_otoko
おはようございます。今年は10日ほど早いんですよね。夏の暑い季節が来るまでに出来るだけゴルフを楽しんで参りたいと思います。^^;
by ソニックマイヅル (2013-06-01 08:58)
おはようございます!
自然のスケールは人から見て計り知れない偉大さがあり、人が自然をコントロールする事なんて出来ないですもんね。
自然の中で生きている人は自然を大事にし、自然の恵みに感謝しないとダメだと思います。
by guran (2013-06-01 09:09)
> ソニックマイヅルさん、おはようございます。
入ったと思ったら、もう中休み?なら入ったと言わなかったらいいのになんて思ってしまします。ゴルフで雨は楽しくないですものね。
晴れ間に楽しんでください。
by 京男 (2013-06-01 09:18)
>guranさん、おはようございます。
自分の身体だって自然の一部ですよね。敬い感謝して接することが大切かも。驕ると病気になったり災害になったりします。山の動物たちも結構迷惑がっているように思いますね。
by 京男 (2013-06-01 09:20)
おはようございます^^
こちらの6月は空梅雨が多いのよ、梅雨明けのころ土砂降りになるのよ。
二宮尊徳の話・・・なるほどね^^
by せつこ (2013-06-01 09:36)
>せつこさん、おはようございます。
近年の天候は荒々しいから、心配ですね。
尊徳さんや西郷さん、今の日本を見たら嘆かはるだろうな。
by 京男 (2013-06-01 10:00)
こんにちは。
なるほど~と思いました。天候には大きく左右されますし自然の怖さによって人が亡くなったりもしますね。二宮尊徳さんってそう言うことを言っていたのですね。
今朝の和菓子、きれいな色ですね。
by keiko (2013-06-01 13:37)
>keikoさん、こんばんは。
昔の人の方がまともだったように思います。
最近の人間は、勘違いしているのかも。
それを指摘するために、自然が荒れているのかもしれませんね。
by 京男 (2013-06-01 19:07)