牡丹と唐獅子 [社寺]
↑東本願寺の外堀のところにこんな鯉がいました。
昨日は、祗園祭の「後の祭り」をやっていた。
だから、あの方面には行けなかった。
でも文具を買う必要があり、京都駅方面に行った。
京都駅方面なら観光客は、「後の祭り」方面に行っているので人が少ないと読みました。その通りでした。
ランチもゆっくり食べられた。
↑御影堂門
東本願寺にも短時間ですが行きました。
本日は、昨日の東本願寺。
↑真ん中が牡丹
↑唐獅子
獅子は、百獣に君臨する王といわれます。その無敵の獅子でさえ、ただ一つだけ恐れるものがある。それは、獅子身中の虫です。我身の体毛の中に発生し、増殖し、やがて皮を破り肉に食らいつく害虫です。しかし、この害虫は、牡丹の花から滴り落ちる夜露にあたると死んでしまいます。そこで獅子は夜に、牡丹の花の下で休みます。獅子にとっての安住の地が、そこに在ります。
虎に竹というのもある。
虎って、無敵の猛獣だけど、象には勝てない。特に群れの象にはかなわない。象の群れに追いかけられると逃げるしかない。もっと追いかけてきたら虎は竹藪に逃げるしかない。竹で象牙が傷むから入れません。
虎にとって竹藪が安住の地ということになる。
↑御影堂
「牡丹に唐獅子、竹に虎」という言葉の意味は、安住の地ということです。
そこで、こういう問いが出てくる。
「あなたにとって安住の地は、なんですか?」
「お金」「モノ」「地位」「名誉」・・・が安住の地ですか?
本当の安住の地は、なんでしょうね。
宗教でしょうか?まあ、写真のように大きな建物で包み込んでくれるからいいのかも。そのかわりお布施がいっぱい必要になるかもね。
他者やモノに頼るのもいいかもしれないけど、頼れば頼るほど不安も増大していくかも。非力でもいいから、自分自身を整えて自分に頼るのが一番かも。
どうやって自分を整える?
↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをします。詳しい説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳1」へは、この文字列をクリックすると移動します
Twitter→@kyo_otoko
京男様おはようございます。
牡丹は藤純子、唐獅子は高倉健ですね。
雪降る道を純子さんが殴り込みに行くと、途中で健さんが出てきて無言で頷きます。壮絶な斬り合いで髪は乱れ、唐獅子牡丹が血にまみれて顔を出します。オ―ルナイト入れ替えなしの映画館でよく見ました。
失恋の後は任侠映画が一番です。
惚れた、ハレタよりも義理が重たいこの世界(^^♪
映画館を出る頃には、失恋の痛みは忘れています。
こうして青年は成長するのです。
by 常盤万作 (2017-07-25 08:23)
>常盤万作さん、おはようございます。
牡丹は藤純子、唐獅子は高倉健の映画、ありましたね。
最近の若者は、観るかな・・・。
私は、「梅に鴬、松に鶴、兄貴とワイだんがな・・・」をなぜかよくみました。
そうか失恋の痛みを忘れる・・・なるほど。
私は、美味しいフランス料理を食べると忘れるタイプだったかも。
by 京男 (2017-07-25 09:28)
こんいちは
こうした建物を見ると宗教の力の強さを感じますね。
by すー (2017-07-25 13:51)
>すーさん、こんばんは。
すごい建物ですよね。これだけの伽藍を建てないと不安なんでしょうね。
by 京男 (2017-07-25 23:03)
おはようございます。
唐獅子牡丹や虎と竹の意味が
そんなんだったとは、面白かったです。
東本願寺さん、すごいですね。
祖母の分骨が納められているので、
京都に行くと寄ります。
ある方に寄ると分骨の量がただ事では
なく、スコップで山を崩していると・・・・
ムムム、全国からですからね、そうでしょう・・・
その納骨料が伽藍に一部になっているのでしょう。
by pomme (2017-07-26 09:37)
>pommeさん、こんにちは。
由来が面白いでしょ。だからお寺にそういう図柄が多い。
東本願寺に分骨ですか。
日本全国から・・・ひょうっとして世界からかも。だからこんな建物が建つ。すごいことです。
by 京男 (2017-07-26 11:14)