お釈迦さんは扁平足? [社寺・和菓子]
昨日は久しぶりに智積院の境内を通って病院方面に行く。
花は少ない時期なので殺風景かな。
緑も新緑から深緑へ移行する時期。
そういえば、家を通り抜ける風が青くさい匂いがしている。
智積院の仏足石が妙に気になった。
仏足石とは、お釈迦さんの足跡を石に刻んだもの。
古代インドでは、像を造らなかったのだそうです。
だからこういう仏足石とか菩提樹を信仰の対象にしていたそうです。
仏足石の特徴
◆足下安平立相(そくげあんびょうりゅうそう)
足が大きく平らで、土踏まずがないという特徴がある。より古い形式では何も模様がかかれていないことが多い。
◆足下二輪相(そくげにりんそう)
足のほぼ中央に二重の輪が画かれ、そこから放射状に線が画かれる。
◆長指相(ちょうしそう)
仏陀は手の指も足の指も長かったとされ、足跡の指も長く画かれる。
◆手足指網相(しゅそくしまんそう)
指と指の間に水かきのような網があったとされている。仏足石では、魚の絵で網を表している。
なんで仏足石が気になったかというと、お釈迦さんが立っているように感じたからなんです。
なんか不思議な感じでした。
仏像があるより、自分の頭の中で観じる方が信仰の対象としてはいいのかもしれませんね。
妙に納得してしまいました。
↑亀屋良長「早苗」
↑上用、黒こしあん
↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをします。詳しい説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳1」へは、この文字列をクリックすると移動します
Twitter→@kyo_otoko
おはようございます!
もう新緑から深緑に移行する時期になってきましたね。
仏足石って見た事ないかも・・・^^:
by guran (2013-05-17 06:49)
>guranさん、おはようございます。
緑が濃くなってきましたね。緑の生臭い匂いがします。
人間といっしょで生まれたてとは違った生命の状態になって行く。
そんな感じですね。
仏足石、結構いろいろなところにありますよ。
清水寺の大講堂のところにある大きな仏足石は圧巻ですよ。きっとみなさんしらないだろうな。建物の中にあるんです。高い所から眺められます。そして散華できる。機会があればどうぞ。
by 京男 (2013-05-17 07:21)
おはようございます。
心で観じるですね。
仏足石、時々見かけますけど良く見入ったことなかったです。京都に行くとき多くは自分のあれこれを自問自答しながら歩いているから気付かないのかも知れないですね。
そろそろ深緑に変わりますね。新緑のころの森林浴したいです。もう遅いかな。散歩しに行こうかなぁ~♪
by keiko (2013-05-17 07:52)
>keikoさん、おはようございます。
風景って、自分の心の中の風景越しに外部の風景を眺めているだけなのかもしれませんね。だから見えたり見えなかったりする。「あるがままに観る」のが理想ですが、なかなかできません。情みたいなものが邪魔をします。生まれてすぐはきっと「あるがまま」なんでしょうね。それを色々な経験をして濁らせ、歪めていく。それを再び「あるがまま」に戻すことが大切なのかも。きっと肉体の中に入る醍醐味なのかもしれませんね。
by 京男 (2013-05-17 08:34)
こんにちは
亀屋良長「早苗」、いいですね。
このデザインがこの時期を本当に表していますね。
見ているだけで自然の景色が広がります。
by すー (2013-05-17 14:24)
>すーさん、こんばんは。
きっと田んぼのあるところでは、「早苗」のような光景がひろがっているでしょうね。
by 京男 (2013-05-17 20:35)