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酔芙蓉は、なぜ最初から紅くないのか? [和菓子]

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お昼頃、蝉が鳴いていた。
すごいことですよ。
山の手(?)じゃない人に言うと信じてもらえない。
昨日の蝉は声がちょっと嗄れていたけど・・・・。
きっとその渋い声に誘われて、おばさん蝉が寄ってくるのかも。
盛りを過ぎたおじさん蝉とおばさん蝉が逢瀬を重ねる初秋の夕暮れ。
地上へデビューしたてとは、違った哀愁をおびた声がなんとも味わい深い。

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↑残念ながら夕方には行くことはできませんでした。紅くなった花は想像でお願いします。

酔芙蓉は、不思議な花ですね。
最初は、白くて夕方近くなると紅くなる。
なんで色が変わるのか?
学識経験者なら「太陽からの紫外線は有害で、それを防ぐためにアントシアニンを使って抗酸化物質を作っている・・・」なんて言うだろうな。
なら最初から紅く咲けばいいじゃん。

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↑鶴屋吉信「酔芙蓉(すいふよう)」

子孫繁栄のため、受粉を助けてもらうため、白〜ピンク〜紅と色々な波長を発し、虫を集めている。
まだその方がいいかも。
でもなぜそんな手間なことをしなければならないのか?
やっぱりわからない。

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↑焼皮、粒あん

こうやって我々が生きている回りの自然現象は謎がいっぱい。
いちいち考えていたら疲れてしまいますね。
我々もそろそろもっと広い視野で物事の真理を見られるようにしないといけないかも。
狭い視野で判断したら、人類は滅んでしまうように思う。
本当の裸眼になりたいものです。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村 肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/01/26
  • メディア: 単行本


↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをします。詳しい説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

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タグ:京都 和菓子
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コメント 6

keiko

おはようございます。
酔芙蓉、ムクゲとは違うものなのですね。不思議な花ですね。色が変わるのはやっぱり太陽の光が関係しているのでしょうね。お酒に酔ってポッとする感じですかね。可愛らしいお花ですね。
今朝の和菓子もきれい&可愛らしい&美味しそう!

セミまだ鳴いてますよね。寂しそうに遠くで聞こえたりしますよね。
by keiko (2013-10-07 07:01) 

京男

>keikoさん、おはようございます。
セミ鳴いているでしょ。今日の朝、5時半ぐらいにセミが鳴いたんですよ。京女に「これセミだよね。耳鳴りじゃないよね」と話していた。
京女は「耳鳴りじゃない」なんてすげない答え。そう言われると不安になります。(笑)
今日も暑そう・・・。
by 京男 (2013-10-07 07:20) 

ミモザ

今日も暑かったですね。辟易します。
セミはこちらでは鳴いていませんが。
又、大きな台風が来そうで怖いです。
これだけ暑いと海水も暖かいしまだまだ台風も発生しますね。
今回の台風は、我が家の瓦が飛んでしまうかも。。。
酔芙蓉は虫の説を支持します(^o^)
by ミモザ (2013-10-07 17:54) 

京男

>ミモザさん、こんばんは。
いつまでも暑いですね。セミもどうしたらいいのか迷っているようです。24号はちょっと影響でそうですね。
でも夏の空気を吹き飛ばしてくれるかも。
瓦ですか・・・無事をお祈りしています。
by 京男 (2013-10-07 19:38) 

pomme

動植物は第一に子孫繁栄を
目的にしていますから、やっぱり
虫を集めたいのでしょうね。
by pomme (2013-10-08 23:21) 

京男

>pommeさん、おはようございます。
昆虫にこういう花はどういう風に見えるのかな・・・。
人間と全然違う色なのかもしれませんね。
by 京男 (2013-10-09 03:43) 

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