早乙女 [風景・和菓子]
早乙女(さおとめ)と言っても「天下御免の向こう傷」の人ではありません。
そんなことを書いてもほとんどの方は、ご存知ないですよね。
早乙女主水之介(さおとめもんどのすけ)さんのことです。
いつも「ひまやぁ〜」と退屈がっている旗本さんのことです。
↑長久堂「露涼し」
今日のタイトルの「早乙女」は、田植えの日に苗を田に植える女性のことです。
「トラクターって女性だったんだ!」(笑)
↑きんとん、粒あん、煉切あん、吉野くず、琥珀羹。きんとんの上にのっているしずくを表現するのに、吉野くず、琥珀羹を使ったところがこだわりなんだそうです。
5月の京都市内は大小さまざまな祭をしています。
それは、田植えをする前の行事なんです。
農耕民族にとって田植えは死活問題。
いつ田植えをするか、無事田植えをし、何事もなく秋に収穫をするのは大変なこと。
だから、精進潔斎をして田植えをするのです。
そに対し秋祭は、神様に収穫の感謝をする。
昔の日本は、それが当たり前のことだった。
↑悲しいかな京都市内ではありません
いまの農業は、そういう自然に対する感謝、畏敬の念がかけている。
石油や化学薬品を使い、機械ですましてしまう。
自然からしたら「そうやったら、あんさんら、勝手におしやす」と人類から離れてしまった。
結果、異常気象になり、天変地異が頻発、想定外の事態が現出したのかも。
それだけでなく、人を育てるのもテクニックだけで、心や情操を軽視してきた。
きっと国を衰退していく原因になるのかも。
↑長久堂「早乙女唄」
↑こなし、黒こしあん
今日の田んぼの写真は、京都市内のものではありません。
京男の行動範囲に田んぼがないしね。
↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをします。詳しい説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
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おはようございます。
もみじの写真がとても美しいですね。
by jyugemu (2014-05-23 06:02)
>jyugemuさん、おはようございます。
雨上がりの山中は格別の空気があります。ちょっと昨日今日は寒いですけど。
by 京男 (2014-05-23 06:15)
おはようございます
長久堂「露涼し」の色合いがいいですね。そのこだわりも・・・
確かに人間は、もっと自然に謙虚にならないといけませんね。
残念ながら「天下御免の向こう傷」を知っている世代です(^_^)ニコニコ
by すー (2014-05-23 06:55)
おはようございます。
美しい緑色のお菓子ですね〜。
ずっと眺めていたいです。
by ゴーパ1号 (2014-05-23 07:17)
>すーさん、おはようございます。
人間は、自分も自然であることを忘れていますよね。
それが問題なんです。
自然の前でもう少し謙虚を学ぶ必要がありますね。
地球上で生きるために。
当然しっていますよね。程度の差はあるでしょうが。
by 京男 (2014-05-23 07:23)
>ゴーパ1号さん、おはようございます。
こういう写真に合う音楽を考えてください。
ご自分のために。
by 京男 (2014-05-23 07:24)
おはようございます。和菓子の作品はまさに芸術的で新緑色ですね。^^;
by ソニックマイヅル (2014-05-23 08:49)
お父さん、こんにちは。
もう田植えの季節ねぇ。
先日、早々に田植えをしているおじいちゃんを見かけたわ。そっか、トラクターは女子だったのね~。
お名前は早苗さん? 笑
by ぽちくん (2014-05-23 11:31)
>ソニックマイヅルさん、こんにちは。
ゆっくりお茶をいれ(ペットボトルじゃなく)こんな生菓子を味わいたいものです。
by 京男 (2014-05-23 17:47)
>三女のぽちママさん、こんにちは。
祭、田植え、そして梅雨か・・・。
トラクターの名前で早苗というのがあったように思います。(笑)
女性は偉大ですね〜。おっさんではだめだし。
by 京男 (2014-05-23 17:50)