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寺に門松 [風景・和菓子]

ここは、東大路通りを走るバスに乗ったりする時、境内を通る智積院。
もう新年を迎えるための、門松が飾られています。

DSC06997.JPG

本当は、お寺に歳徳神を迎える依り代?と違和感を憶えます。
しかもこの門松は関東方面の飾り方ですね。
まあ、目出度い気持を盛り上げるための飾りと割り切ればそれでいいのかもしれません。

DSC06999.jpg

きっとお寺の中で、お鏡もかざってあるかもしれない。
こうなると仏教と神道、道教が渾然一体と混じっている。
日本はすごい国ですね。
まさか大きなお寺でクリスマスパーティーはしていないと思います。
小さなお寺なら家族でケーキを食べていたりするかもね。(笑)

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まあ、そんな堅いことを言わないで新年を大いに祝いましょう。
京男は喪中ですから静かにジッとしている・・・だろう。
今回の年末は、除夜の鐘の音をききながら年賀状を書いたりしなくていいから気分がとても楽です。
もっとも一昨日、京女の実家の年賀状の宛名印刷をさせれもらいましたけど。

DSC07001.jpg

この写真を撮った日、バスに乗り東寺の前を通り過ぎた。
その時、一瞬掲示板の文字が見えました。
チラッと見ただけだけど、写真的に画像が心に焼き付きました。
以下のような文です。

DSC01971.JPG
↑長久堂「花の御寺」

お大師さんのおことば
「心の海岸に達せんと欲(おも)わば 船に棹(さお)ささんとには如(し)かじ」(生霊集巻第十)
心の海岸(彼岸)に達して、悟ろうと願うのであれば、まず船に棹さして、漕(こ)ぎ出さねばならない。目標を決めたら、失敗を恐れず出発しよう。人生は冒険である。

P1720299.JPG
↑こなし、備中白こしあん

これは空海さんの文章のようです。
妙に心を打ちました。
刺激してくれて、ありがとう!

和菓子

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  • 作者: 中村 肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/01/26
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過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳1」へは、この文字列をクリックすると移動します

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pochikun

お父さん、おはよー!
門松、注連縄を飾るお宅が年々
なくなりつつあるわね。
姑に言われて根付の若松に
芳書を巻きつけて水引で結んだ物を
飾ってたけどそれもしなくなったわ。
by pochikun (2014-12-30 07:07) 

すー

おはようございます

私はそんなゆるい日本が好きですが!?
>目標を決めたら、失敗を恐れず出発しよう。人生は冒険である。
には、ゆるすぎる私には(-_-メ)でした。

by すー (2014-12-30 08:44) 

京男

>三女のぽちママさん、おはようございます。
いままでのやり方から新しい方法にしたらいいかも。
歳徳神を呼ぶぐらいは、門松やお鏡を使う必要なんかないと思います。
お節料理だってそう。本来の意味合いをしらずになんとなくやっている。考え方を初期化し、再構築が必要だと思いますね。
by 京男 (2014-12-30 09:26) 

ソニックマイヅル

おはようございます。今年も一年間ブログでのお付き合い誠にありがとうございました。本日を持ちまして本年度の仕事納めとさせて頂きます。また来年も引き続きよろしくお願い致します。^^;
by ソニックマイヅル (2014-12-30 10:12) 

路渡カッパ

こんにちは。
新年を迎える風情がめっきり見られなくなりましたね。
昔はどこの家にも門松が飾られていたのに。
今年はやたら喪中が多い、そういう歳になってきたのかも知れません。
by 路渡カッパ (2014-12-30 12:47) 

京男

>ソニックマイヅルさん、こんばんは
今年一年、お付き合いくださってありがとうございました。
来年もよろしくおつきあいくださいね。
by 京男 (2014-12-30 19:04) 

京男

>路渡カッパさん、こんばんは
昔、父と母の実家にいくと旗や暖簾がかかっていました。お餅のたくさんありました。というかお餅しかなかった。お節料理もすべて手作り。
嫌いだった。喪中さしかに多いですね。ダンダン死が身近に感じる今日この頃。
by 京男 (2014-12-30 19:06) 

テリー

門松の飾り方にも、関東風、関西風があるのですね。
違いは、良くわかりませんと言うか、東京・千葉近辺で、あまり、門松を見ることが少ないです。
仏教・神道の混淆は、明治時代まで、よく見られたようですね。
明治になって、無理に、分離したようで、お寺と神社が同じ敷地にあるところもありますね。

私を含め、多くの日本人は、神道も仏教も、その場その場で、適当に使い分けていますが、いづれも、全く信じていないのが
実際ですね。


by テリー (2014-12-31 12:24) 

京男

>テリーさん、こんばんは
本来の京都市内では、「根引きの松」が多いですね。
豪華なものは、お店が多い。
最近、普通の家でやりません。お鏡だってやらないかも。
現在の日本は、いろいろな宗教が混じっています。それでも紛争のたねにならないいい国です。
by 京男 (2014-12-31 17:11) 

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