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小満 [和菓子]

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本日は、二十四節気の第8「小満(しょうまん)」
現在広まっている定気法では太陽黄経が60度のときで5月21日ごろ。
正確には、本日5月21日午前2時14分。
暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から5/12年(約152.18日)後で5月23日ごろ。
まあ、それがどうしたの?と思いますね。

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↑京都鶴屋鶴壽庵「卯の花」

万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来るころ。『暦便覧』には「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と記されている。
麦畑が緑黄色に色付き始める。
麦畑がないから確認できませぇ〜ん。

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↑きんとん、粒あん

西洋占星術では、小満を双子座の始まりとするそうです。
でも私の周囲に双子座の人はいない。

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「小満」は季節の節目の日らしい。
「立夏」に比べるとちょっと地味ですね。
「小寒」の本来の意味は、陽気がよくなり、草木などの生物が次第に生長して生い茂る。つまりは、全てのものがしだいに成長して、天地に満ち始める頃を表した言葉です。

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↑紫野源水「一声」

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↑一声(いっせい)「一声は、月が啼いたか はととぎす・・・・」そういえばまだホトトギスの鳴き声はまだ聞いていない。調べるといつもは6月でした。

また、農耕を主としていた時代には、秋にまいた麦の種などが、ちょうど穂をつける時期でもありました。
穂が出始めた麦を見て「今年は順調に育っている」と、ほっと一安心(少し満足)したのだそうです。
だから「小満」。

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↑羽二重、白小豆こしあん、大徳寺納豆入

なんとなくわかったような・・・気持ちになりました?
そうだ!今日は弘法さんの日やね。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


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タグ:和菓子 京都
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コメント 4

常盤万作

京男様おはようございます。
弘法市の日、ふらっと行ってみたいですね。
掘り出し物は一切ありません。対素人の業者さんばかりです。
by 常盤万作 (2018-05-21 07:22) 

京男

>常盤万作さん、おはようございます。
私は、あの骨董は苦手です。頭が痛くなります。
いいもわるいも念がこもっているからかも。
最近、共有というのが流行ですが、古物はどういう念的な経歴があるのかわからないから。 ちゃんと初期化できる技術がない人は手をだしてはいけないでしょうね。
by 京男 (2018-05-21 08:51) 

すー

こんにちは
一枚目の竹の写真いいですね・・・
紫野源水「一声」、いいな、いいな・いいな(^_^)ニコニコ
by すー (2018-05-21 14:00) 

京男

>すーさん、こんにちは。
よく見ると彫り物がしてあるかも・・・・。
私は、こういう抽象的なデザインが好きです。
by 京男 (2018-05-21 17:17) 

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