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お帰り&行ってらっしゃい・・・1 [洛外・食]

蒸し暑い日々になってきました。
京都らしい蒸し暑さ。
この時期になると服装が冷房対応になります。
デスクワークをする時は、冷房がないとだめ。
ただ、隣の部屋のクーラーを動かし、サーキュレーターで冷気を送りこむように昨年からしている。小さい部屋でクーラーは冷えすぎるのです。

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↑民生 萱島「鶏砂ずり」

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↑「前菜盛り合わせ」

本日と明日は、春に家族で会食した時の写真があるので、記事にしておきます。
まあ、いつも食べているような中華ですけどね。
場所は、萱島の民生。
次女の婿が1年間福島方面勤務に単身赴任で行っていたのです。
結婚してすぐなので、二人とも寂しかったでしょうね。
京都に帰ってきて、今度は二人で京丹後方面に転勤して行きました。
やっと新婚生活、楽しんでいることでしょう。
でも、写真のような広東料理は食べられないだろう。

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↑「青菜炒め」、私はこれが好き。

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↑「春巻」

この会食は、「お帰りなさい&行ってらっしゃい会食」なんです。
参加者は、京男と京女、長女、次女と婿の5人。
これぐらいの人数なら、中華料理は楽しい。
最近、私は、あまり食べなくなったしね。

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↑「イカ天ぷら」やっぱりこれが美味しい。

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↑「青椒肉絲」

なぜ、このお店かというと婿がここの「イカ天ぷら」に感激したらしいのです。
京丹後方面でも食べられるかもしれないけど、ここの料理はそうそう食べられなくなる。
ここは、京阪電車の特急が止まらない駅なので簡単にはいけない。
しかも駅から歩かないといけない。
だから、我が父親をつれてくるという訳にはいかないのです。
もちろん、神戸南京町や梅田にもお店があるのだけど、私はここの雰囲気が好きなんです。ここなら観光客はこない。
南京町の民生だって40年前は、こんな感じだった。
梅田のようなお店では落ち着かないのですよ。
しかもお店の回りにイスが並んでいて、ここに座って並べということでしょうね。そこまでして食べたくないのです。
予約をしたり、並んだり、じゃまくさい世の中になりました。それで美味しいものが食べられたらいいけど・・・そうでない場合も多い。まあ、行列の場合、並んでいる人で味を判断するようにしています。こんな奴らといっしょの空間で食事をしたくないというのが多い。

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↑「豚アバラ甘酢」

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↑かわいいなぁ・・・

まだ、後半があります。
明日に続く。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村 肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/01/26
  • メディア: 単行本


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タグ:洛外
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聴覚問題 [風景・和菓子]

昨日も夕立状態でした。
昼間、京都らしい蒸し暑さだったから、空気中の水分が夕方降る感じがします。
浴衣を着て歩いている観光客は大変だろうな・・・。
まあ、そういうのも思い出になるのかもしれませんが。

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↑小松谷 正林寺

昨日、父親のリクエスト・・・テレビの音が聞こえつらい・・・ということで、色々状態を聞きました。
特に古い日本映画の台詞が聞こえ難いとのこと。
それに対し「私の古い日本映画の台詞は聞こえ難い。特にテレビでは、ステレオでなくモノラルだから聞こえ難い。CMの音は聞きたくなくても聞こえるでしょ。すべての音が聞こえ難くなったら補聴器も必要だけど。あれは、コストが高い割りには満足しないと思う。しかもお風呂や寝る時、外さないといけない。下手するとバッテリーの消耗を最小限にするため、スイッチを切ったりしないといけない。高齢者の目や手では極めて難しい。結局、使わないようになるか、本体を失えてしまう可能性が高い。いつかプレゼントした集音器タイプのモノもどこかにやったでしょ。対面している人の声が聞こえ難くなってから考えましょう」と言っていた。

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いま現在、父親は、私のBOSEのクワイアットコンフォート(ノイズキャンセル)のヘッドセットを使っています。私が入院している時、大活躍したヘッドセットです。
これがあれば騒音でいっぱいの病室から無音の空間を確保できます。
でも父親がテレビを観るのには、いささかオーバースペック。玄関に人が来てもまったく気付かないのです。
しかも夏場は、いささか暑い。それと眼鏡のツルがヘッドセットにあたり、ヘッドセットのスポンジ部分が傷んでしまうのです。

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↑石柱に左大津道と彫ってある。確かに左にずっと行くと滋賀県の大津に行きます。昔の人の脚ならなんでもない距離なんでしょう。

それを解決するため、昨日はヨドバシカメラはで行き、ワイヤレスのテレビ用スピーカーを購入しました。Sony SRS-LSR100も考えたけど、もしもテレビと適合しなかったら悲しいので、他社製品にしました。売場には結構色々なモノが売っていた。
スピーカーの出力Wができるだけ大きなモノにした。
ボリュームが高くなると音が割れ、かえって聞き取り難くなりますからね。
それと言葉が聞き取りやすくする機能も欲しかった。
実家に行って実験すると聞きとりやすくなったとのこと。
こういう製品は、これからの社会では、必要になりますね。視力の対応もだ。

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また、父親は、他の人に喋るだろうなぁ・・・最近、外食の情報交換を色々な人とやっているらしい。ジジババネット恐るべし。

本日の写真は、内容と関係ない近所の正林寺です。
正式名称は清涼山光明真言院正林寺という浄土宗の寺院です。
地元的には「小松谷 正林寺」と呼んでいます。
平重盛の別邸がこの辺り一帯にあった。
平重盛は仏教に深く帰依し境内に持仏堂を建て、48体の仏に毎夕48の灯篭をともしたという灯籠堂を建立。このことから、「燈籠大臣」とも称されました。

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↑塩芳軒「くず焼」

平家没落後は九条関白兼実の別邸となり、ここに浄土宗の開祖法然上人を招いて兼実が剃髪出家。法然上人が流罪の時、弟子と別れ、この寺より出発されたという旧跡。
室町時代、応仁・文明の乱(1467-1477)によって焼失。江戸時代、正徳年間(1711-1716)、知恩院の義山が復興。1733年、僧・恵(慧)空が中興した。
また、九条家の援助により正林寺(北野真盛辻子、現上京区)を当地に移し、小松谷坊(小松谷正林寺)を再興したという。

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↑葛製

当時は、どんな環境だったのかな?
なんか内容と写真がバラバラでした。
すんませんなぁ・・・。

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セミはもう鳴いています [風景・和菓子]

ここ2日間、夕立のような天気が続いている。
晴れているとセミが本格的に鳴いている。
きっとセミ業界では、梅雨明けで夏なんでしょう。
私は、気象庁よりセミの判断を支持する。
セミは、自分の子孫を残さないといけないので必死だから。
セミって土の中で5〜6年、土の外では1ヶ月生きる。
「土の中で7年、外界で1週間、じゃないの?」といわれそうですが、実際人間が飼うと1週間ぐらいしか生きないそうです。自然界では1ヶ月ぐらいらしい。

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ゼミが地上に出る時、外気温で判断しているらしい。
それと天候かな。
梅雨の真っ最中に出て来たら鳴くどころじゃないですよね。
その場合、何のために鳴くのか?失敗したと鳴いている。
5〜6年も地中生活をして、結局失敗なんて悲しすぎです。

地上に出る前、幼虫が頭を出すらしい。
5〜6年経って、今が夏だ!梅雨明けだ!と気温だけで判断しているんだろうか?
私ならチャンと地上に出る自信がないな・・・。
「私は自信がある」という人、手を挙げてください。

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どうやってタイミングを計っているのかは、わからないと思います。
体内時計のようなモノがセミの遺伝子の中に含まれているのかもしれませんね。
われわれ人間だってそんなことがあるのかも。
夜寝て、何時間かすれば目が覚めます。まあ、頻尿気味の人は違うけど。
一回寝たら大抵目が覚めます。
目が覚めているから、こうやって生きて居る。
考えたら不思議なことです。

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↑本家玉寿軒「涼水」

セミは、日本では儚い命のように言います。
中国では、土の中から出てくるので、復活の象徴のように考えるそうです。
だから漢方薬にして服用したりする。
「蝉退(せんたい)」というのがあります。
簡単にいえば抜け殻のことです。
風邪などの発熱、悪寒に解熱薬として用いる他、ジンマシンなどの皮膚掻痒症に、止痒的効果があります。
咽喉炎、結膜炎などの炎症に消炎効果があり、また破傷風、小児驚風に鎮痙薬として応用します。
どうやって服用するのかな?

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セミではないけど「冬虫夏草」ってあるじゃないですか。あれは蛾の幼虫に茸が生えているやつです。「冬は虫の姿で過ごし、夏になると草になる」ということで、そんなモノを煎じて飲めば絶対効く!と考えたのでしょう。

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↑外郎、白こしあん

セミは、幼虫も成虫も食べられるらしい。
私は未経験ですけど。
食べ選るとセミみたいな顔になるかもね。

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美味しい銀河 [和菓子]

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↑窓を開けると結構な雨

昨日は、蒸し暑かった。
夕方近く、結構な雨が降りました。
観光している人は大変だったろうな。

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↑でも北の方は青空が見えていた。

窓をあけて見ると北の方は青空が見えている。
でもこの近辺は雨が降っている。
最近は雨雲が小さな塊になって移動している。
降っている所と晴れている所が同じ京都市内でも違う。
近年の雨の降り方は変わっています。

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↑白鳥座付近の天の川。窓から見えた訳ではありません。

昨日は、七夕でしたね。
七夕って小さい子供がいないとやりませんね。
笹に願いを書いた短冊を結び付け、星に願う。
大人は、ろくなことを願わない。
最近の子供もかな・・・。

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↑千本玉寿軒「天の川」葛焼

綺麗な色の葛焼を買ってきて、京女と食べました。
ディナーは、二人でランチを食べ過ぎたのかお腹が減らないので、パンとチーズだけ。さくらんぼうが少々。
そうそう京男Jr.1は、九州に復旧の応援で行くかもしれないと言っていた。
通信環境がだめになっいるのだそうです。
あれだけの豪雨だと色々なところに影響している。

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今ぐらいの時期は、冷たい葛饅頭もいいけど、こういう葛焼も美味しい。
口の中が爽やかになったような気になります。

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インドランチとみたらし団子そして宇治金時 [食]

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↑父親の好物ケララのトマトスープ

本日は、七夕ですね。
でも曇っている。
ひょっとして雨も降るかもね。
今年は、逢えないか・・・大丈夫、宇宙には雨は降りません。
デートの舞台は、ベガ方面です。
地球からだと25光年ぐらいの距離。
織女と牽牛の距離は、16光年離れています。
デートをするためには、ワープ6程度のスピードで移動しても16日かかりますね。
織女と牽牛たちは、ひょっとしてワームホールを使った移動方法を使っているかもしれません。なら比較的早くデートできますね。

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↑ケララ「ケララランチ(ナン)」

七夕の話は、このあたりでやめます。
昨日(6日)父親とランチデートの話です。
ロマンティックでない状態。
一応、カレー臭プンプンの話となります。

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↑これは、京男発注

昨日も例によって実家に行き、コンピュータ作業をした。
次いでアリ事件がどうなったか、見ておりました。
赤いアリが座敷の上を歩いているのです。
老眼で小さいアリがよく見えない父親には手も足もでない。
小さい点がもし見えた時の対処法を伝授しました。
手で触るとエライ事になると脅しておりました。(笑)
それぐらい言わないと真剣に取り組まない。

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↑ケララ「ヴェジタリアンランチ(ロティ)」

レクチャーが終わってランチとなった。
「何が食べたい?」と聞くと「ケララのランチ」というリクエスト。
なかなか洒落たことをいうでしょ。
亡き母が好きで(私が教えたということを父は知らない)よくランチを食べに行ってとのこと。
その父親、最近ビィヤントのカレーを憶えたらしい。
それは、私が教育いたしました。
そうです。全部影で操っているのですよ。(笑)

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↑父親のリクエストが「サモサが食べたい」と言ったのでこれを注文。「サモサ」を知っているのが凄いといえば凄い。

昨日は、私のインド料理が食べたい気分になっていた。
前日、インド映画を観たからなんですよ。

タクシーでケララに急行。
10分もかかりません。
で、本日の写真の状態を食べました。
読み通り、父親は、ナンを食べきれない。
注文する時、片方のランチは、ロティにしてあるので極端に言えば私が2枚食べられると計算してあります。
事実そうなりました。
高齢者と食事をする場合、そういう計算も必要なんです。
昔の私ならこの程度のランチなら4皿は食べるのですが、最近は、だめです。
病院で2ヶ月も断食した(病院の食事は食べない)ので、胃が小さくなった。

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↑梅園「みたらし団子」

父親は、満足しました。
次はデザートね。

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↑ここのみたらし団子もよく子供に持って帰ったな・・・。子供はこういうのが好きですよね。

梅園でデザート。
何時ぞやの「かき氷に餡が入っていない事件」があったので、宇治金時を食べさせた。でもお腹が膨れているので、白玉やアイスクリームは外しました。
写真を見ると食欲をそそりませんね。
小さなヘリコプターが置いてあると可愛いかも。

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↑梅園「宇治金時氷」ここは、抹茶タレが補充できるのです。

かき氷の他にみたらし団子も注文。
これも半分分け。
宇治金時を完食いたしました。(完)

インドランチと宇治金時・・・相性が悪そうだけど、お腹が痛くならなかったから大丈夫なんでしょう。もし各々が違う氷を注文したら、お腹が痛くなったかも。ここは、かき氷のサイズが小さいですからね。

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ささの葉さらさら〜 [風景・和菓子]

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京男でも幼稚園の時がありました。
カトリック系の幼稚園だった。
園長先生がスイス人。
息子が私と同じ歳なので友だちでした。
男の子で友だちは彼だけだったなぁ。
幼稚園だけがカトリック系で、小中学校は公立で無宗教、高校が浄土宗系、短大や大学は無宗教。
もちろん、クリスマス、初詣、花祭、法事は浄土宗や天台宗。
そういえば結婚式は神社系だった。
日本の子供はこうやってどんな宗教でも対応できる大人になります。
日本人は、国際的にみたら無節操に見えるかもしれませんね。
大阪人的にいうと「御利益があったらんでもええねん!色んなとこに顔出して頼んでおくんや!」となる。

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子供の頃から、初詣に行き、節分、お雛さん(上巳、中国系)、イースター(キリスト教系)、子供の日(端午、中国系)、夏越祓(神道)、七夕(中国系)、お盆(仏教系)、重陽(最近しませんね)、ハロウィン(宗教?)、クリスマス(キリスト教系)・・・と大騒ぎします。まあ、どらか「御利益」があればいい。
最近は、拝金教的な考え方が蔓延している。「幸せの量」をお金に換算する考え方ですね。
無節操といえばそうです。でも一つの考え方に凝り固まらないからいいのかも。
広く薄く信じる。

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↑本家玉壽軒「逢いびき」

話題が七夕からそれてきた。
もとに戻します。
明日(7月7日)は、七夕の日ですね。
牽牛(けんぎゅう)と織姫(おりひめ)が年に一度、デートをする日。
大学時代は、牽牛を天牛(てんぎゅう)だと思っていた。天牛って大阪の古本屋の「天牛書店」のこと。美術書ではようお世話になりました。
「牽牛織姫」を「牛郎織女」といういいかたもあります。
「牛郎」・・・「スシロー」みたい。
「牛郎」ローストビーフ丼の店みたいな雰囲気やね。

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↑外郎、白こし

『牛郎織女』は、中国の京劇でも演じられているそうです。
天で織物を織っている織女と人間のカーボーイの話。人間の牛飼い青年が天で織物を作っている織女に一目惚れ、彼女が天の川で水浴している時、彼女の衣を盗む、そして結婚を迫った。しかたなく同性生活し、子供までできるのです。それが天の上司のオバハン女神にばれてしまう。オバハン女神が嫉妬に狂い、天の軍隊まで出動させ織女を奪還。牛郎さんと子供は、飼っていた牛(この牛が牛郎に衣を盗めとそそのかした)が「すんまへん、私を殺して革で靴を作ったら天に昇れまっさかい、そうしておくんなはれ」と言った。牛を殺し、肉はローストビーフにした牛カツにして食べ、パワーを付け、革で靴を作り天に子供を連れて昇った。
オバハン女神は、母親の織女を隠し、七人の天女を出動させ、「この中から好きな天女と付き合ってもいいよ」と言った。まあ、可愛い天女と付き合えるならいいかと牛郎の子供が「お父ちゃん、本当のお母ちゃんに逢いたい」と言った。
しかたなく、牛郎は、再交渉。
結果、年に一度なら合ってもいいとなりました。
ロマンチックな話でしょ。(笑)

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↑亀屋良長「織姫」

それから『七夕の歌』がありますね。

「ささの葉さらさら のきばにゆれる
 お星さまきらきら きんぎんすなご
 ごしきのたんざく わたしがかいた
 おほしさまきらきら そらからみてる」

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↑煉切、黒こしあん

小さい時は、大きな声で歌っていた。
でも頭の片隅で「のきば」とかがわからない。
「きんぎんすなご」の「すなご」もわからなかった。
「のきば」って「軒端」と書く。屋根の端、庇(ひさし)のこと。マンション住まいにはわからないよね。
「すなご」は、「砂子」で日本家屋のザラザラした土壁部分。金粉と銀粉が吹きつけてあるような・・・」という意味かな。
そんなのわかったのは、最近なんです。
幼稚園や小学校で先生が説明してくれたかな?まあ、説明されても当時の私は全然聞かなかっただけかも。

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蓮花のように [風景]

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蓮の季節ですね。
いろいろなお寺(神社はあまりないかも)に多い。
どうしても仏教的なイメージがします。

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もともとは、仏教でなくヒンドゥー教の神話や聖典に、泥の中から茎を伸ばして花を咲かせる蓮の様子が、清らかに生きることの象徴としてたびたび登場するのです。
そのイメージが仏教にも引き継がれているようです。

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この世にうまれるということは、泥だらけの中に生まれるということ。
そんな世界に育っても、泥にそまらず茎を伸ばし、大きな美しい花を咲かす。
そうありたいものです。
蓮は、ワサビの畑や清流で育たないのかな?
世の中の泥を成長のエネルギーに変換しているのかも。
泥も使いようなのかもしれません。
そのあたりが生きるヒントになる。

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蓮の花の中に虫がたくさんいますよね。
蜜が美味しいのかな?
美味しいのなら虫にとって極楽なのかも。

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あ〜あ! [社寺]

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昨日は、朝から珍しくバタバタしていた。
行く件数が結構多く、ほとんど駆け足状態。

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出発は、智積院の境内を通って行く。
青系の花がたくさん咲いています。
寺紋になっている桔梗も咲きそろってきていました。
今年は、よっと遅れたのかな?
前日、降った雨のお陰なんだろうな・・・植物が元気。

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↑たくさん、桔梗があります

この桔梗って絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)なんだそうですね。
結構普通に見るからそう見えないのです。
最近、白の桔梗の方が好きかも。

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さて表題の件です。
数件回って、エスプレッソコーヒーの粉がないので買いに行って、豆を挽いてもらっている時、iPhone 6 Plusをみたのです。
「??」と思って触ると割れている。
これは、ショックです。
下の液晶表面まで割れているのだろうか?
こんなことは、珍しいのです。
このまま使っても支障はないだろうけど、ヒビが広がったら嫌です。

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↑どうやってわれたんだろう?

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↑割れが広がるかも

急遽、ヨドバシカメラに行く事になった。
割れたのは、表面に付けてある0.21ミリぐらいのガラスなんです。
同じレベルの売っているかな?
新機種がでると旧機種関係は、ドンドン売場の片隅に移動されます。
店員さんに聞くと連れていってくれた。
同じような0.21ミリのモノがあった。
店員さんに「前回のように貼ってほしい」というと手配してくれた。

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↑これ4000円ぐらいするのです。まあ、透明度と薄さを求めているのだからしかたないか。

貼るのに40分ぐらいかかるらしいので、その間、ランチを食べた。
食べ終わったら40分ぐらい経っていた。
貼るのに500円かかったけど、そんなことに神経を使いたくなかった。
尖ったモノに当たったんだろうな。
どこでそうなったかわからない。
下は傷ついてなかったようで、よかった。
おかげでランチがゆっくり食べられました。

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初鳴き [風景]

昨日は、いつものように京女と二人で実家へ。
ここ数日蒸し暑い。
外にでると家に帰りたくなる。
何か音がする?
よく聞くとなななんと!セミの声だ!
もう鳴いているのか。
セミとしては、梅雨明けしたと思っているらしい。

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しかも、実家へ着くとすごい雨が降り出した。
雷も鳴っている。
その音が凄い状態だった。
傘を持って来ていない・・・。
まあ、考えてもしかたないので、いろいろな作業をした。

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父親に色々な新しい家事の道具を説明。
道具といっても、生ゴミを捨てる時の袋とか。
開けかけのパスタを保存する「ジップロック」とか。
鍋を磨く、磨き粉とか。
アリが出没するので「アリの巣コロリ」とか。
もし小バエが飛んだら「蛙田捕太郎」とか。
電気のケーブルの単純化とか。
冷蔵庫に「活性炭」部屋に「消臭元」とか。

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↑東福寺臥雲橋

家事の経験がない父親に説明しておりました。
説明している時、すごい雷や雨。
それから夏布団の設定。
扇風機の角度調整。
クーラーの風の方向設定、室温設定・・・強制的に設定しました。
今月土用にある剣神社の「ほうらく灸の加持」に連れて行ってあげようという話。

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↑臥雲橋から通天橋を見る

先月、岡田高鍼灸治療所での治療の結果はどうかと聞いた。
右腕が痺れていたのです。本人は、脳神経外科とか、整形外科に行くと騒いでいた。
私の見立てでは、肩か肩甲骨あたりのコリで神経を水道のホースが圧迫されて、水が弱くなるような感じで痺れがきれたような状態になっていると見ました。
そんなことで整形外科に行ってレントゲンを撮っても、脳神経外科でCTやMRIで検査しても、絶対に原因がわからないと睨んでおりました。
で、岡田先生にその旨を伝え、実際に手で調べてもらいました。そして枇杷灸や超音波でコリをほぐしてもらいました。本当は、鍼と電気の方がいいのですが、岡田先生曰く「男性は、鍼というと怖がる人が多く、恐怖で治療効果が出ない」とのこと。
だから、ソフトな治療をしてくれました。
結果は、50%回復したそうです。
なら、今月も予約してあるので、その時、本式の鍼と電気で治療してもらうともっと治ると思います。
父親は、ちょっと鍼灸治療を信じてきています。
面倒臭い人です。

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↑緑のジャングルみたいでしょ

次回、岡田先生の所に行ったら、父親の頭の上で「いつもの畳針とか釣り針療法をしましょう。あれは痛いけど・・・」なんて会話をして見ましょう。
「最近、気功の大先生がやっている『刀気功』という日本刀を振り回す気功をやってみましょう!」とか言ってみようかな。
岡田先生、知っているかな?そういえば古武術の甲野さんも日本刀の真剣でやってたな。
私ならガマの油売りの口上をやってからやるな。でも血だらけになるかも。

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本日は、どうでもいい話ばかりしてしまった。
写真は、東福寺の臥雲橋です。
緑が濃くなりましたね。

因みに、昨日、実家から帰る時、雨は止んでいました。タクシーに乗るとまたドッと降って来た。自宅に着くとサッと止んでくれました。
昨日、もちろん傘は持ってなかった。やっぱり私は晴男。

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搾ったら水が滴るような湿気 [風景・和菓子]

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↑いまは、半夏生が見頃かな

7月になりましたね。
それにしても本格的に京都らしい蒸し暑い日々です。
喉には優しいけど、動くと全身汗まみれ。
外出から帰ったらシャワーの日々。
もっとも京男のアクが抜ける時期。

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もっとも家に居る時は、確実にクーラーのスイッチONです。
いままでの薄着から秋のような服装で机の前に座っている。
昨年から隣の部屋のクーラーを動かし、サーキュレーターでこの部屋に冷気を送り込んでおります。
部屋が狭いからクーラーの冷気が暴力的なんです。
昔なら問題なかったのですが・・・。

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↑塩芳軒「半夏生」

寝る時もクーラー無しでは無理。
先週、寝汗が原因で汗疹になり、皮膚科の世話になりましたからね。
シャワーを1日数度浴びるのですが、ケアをしないと皮膚が困ったことになります。
アクも抜けすぎるとだめなようです。
「おれは山菜か!」
まあ、これから夏なんですからしかたない。

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↑羽二重、白こしあん

雑用で外に出ることも多い。
その時の服装がまた難しい。
夏仕様なら上は汗が快適に蒸発するタイプのTシャツと半ズボンとサンダルなんですが、行く場所によってはクーラーが効いていて、脚が冷えます。
以前ならそんなの問題なかったのです。
でもショッカーにサイボーグ手術をされてから、冷えには気をつけるようになりました。二十歳代からサラリーマン時代でも夏は半ズボンと決めていたのに、そうもいかない場合もでてきました。残念。

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京都駅なんかを歩くと匂いに閉口する。
外国人が多くなっているからか、体臭がたまりません。それと汗臭さ。
回りをみわたしても、皆さんは案外平気みたいですね。
私だけなんだろうか?
脳出血の後遺症で、第39野と40野(音の情報へ変換部位)がピンポイント的に弱くなったのです。困ったことなんです。脳って不思議なんです。そうなると脳の他の部位が「こりゃいかん」と活性化してくれるのです。最初、なんのことかわからなかった。五官が鋭くなってしまったのです。音、匂い、触感、視覚、おまけに閃きなんかも。
匂いなんかも、鋭くなった。なったのはいいのですが、それがつらい時がある。
汗臭さやモノが腐敗する匂い、ストレスの人が発する匂い、トイレなんかもどこにあるかすぐにわかる。(これは父親を連れて歩いていて便利ではなります)
でも匂いを防ぐためにマスクをするのも暑いし・・・。音もそう、騒音がつらい。ノイズキャンセルのヘッドセットをつける場合もあります。音楽を聴いているフリをしてね。

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↑紫野源水「緑陰」

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香りのブレンダーなんかをしたらいいのかも。
そういえば香道で匂いを当てるのがありますね。
あれもいまならすごく楽にできるかもしれません。
味覚だて同じです。
悪い材料がわかってしまうのです。
知らなかったら幸せなのにね。

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↑本葛製・葛焼

まあ、これもなにかの役に立つのかも。
脳のOSがメジャーアップデートをしたのはいいけど、取り扱い説明書が付いていないのです。自分で使いながら探るしかない。
まあ、楽しくもあり苦しくもありです。

この夏、うまく汗をかいて、なりきります。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村 肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/01/26
  • メディア: 単行本


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