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近所の黄葉 [風景・和菓子]

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本日は、近所の黄葉。
青空に紅葉や黄葉ってよく映えますね。

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紅葉や黄葉って、なぜそんな風に色が変わるのでしょう。
色が変化する樹は「落葉樹」。
色が変わらない、つまり緑のままの樹は「常緑樹」。

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落葉樹は、気温が低くなるとこの葉緑素が壊れ、黄色い色素や日光の働きでできた赤い色素が目立つようになり、木の葉が色づきます。
そして落ち葉となる。葉を落とすことで、木のエネルギーを温存する。

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常緑樹と落葉樹、何が違うのかな?寒さに強いか弱いかなのかも。
乾燥にも強いから常緑なのかも。
植物は動物と違って移動できないから、そういう守り方をするのでしょうね。
この自然のシステムに人間のエゴが絡むとややこしくなる。
ライトアップなんかは、植物にとって迷惑でしょう。
LEDの光は、植物に影響を与えるらしいのです。睡眠不足になるらしい。
だから、木が弱る。それと電源用のコードが地中を這っている。木に巻き付いたりもする。電流が流れると熱が発生する。それと電磁波も出る。これが植物に影響を与える。
社寺が売上のため、ライトアップし、観光客を呼び込む。やればやるほど木が弱ってくる。桜や紅葉に影響して綺麗でなくなってくる。
水商売のお姉さん状態になってしまいます。つまり昼間は見られなくなる。
京都市内の名所がその状態になって来ているように思います。
それと桜なんかそうだけど、根の側に人が歩くのがよくない。土が硬くなるのです。木は根がしっかりしてないと弱くなる。

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↑嘯月「松間の錦」

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↑こなし、こしあん

ライトアップって難しいですね。
やり過ぎるとドンドン木が弱る。
ライトアップもほどほどがいいですね。

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↑嘯月「錦繍」

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↑きんとん、粒あん

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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近所の紅葉 [風景・和菓子]

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京都市内もそろそろ紅葉や黄葉になってきた。
もちろん、どこも観光客でいっぱいなんでしょうね。

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昨日の朝一番、父親と食事の打合せ。
父親の甘い考えに振り回されております。
父親と私、京女も参加して夜に鍋物を誕生日記念で食べるということなんです。
鍋物を食べられるソコソコのお店を予約するのですが、条件が難しい。
我々夫婦と父親と好みが違うのです。
水炊きがいいということになっていたのですが、写真を見ているだけで私の胸が焼けてくるのです。鶏や鴨の肉があまるのです。
最初、父親の希望であるすき焼きも写真を見ているだけで胸焼けがする。
どうも食べたくない。

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それと予約の問題。
最近、予約をしないといけません。
鍋を飛び込みで食べられないと思う。
ところが父親は「そんなことない。四条河原町で待ち合わせ、あのあたりのお店に行けばいい」話しにならない。いま、観光シーズンなのを理解していない。
私が無茶を言っているようにいうのです。
政府の偉いさん達が、経済状態は大丈夫。近隣諸国のいうことを聞いて仲良くしたら日本はうまくいくだろう。経済界の老人達も同じような言い方ですよね。
現場をまったく理解していない、バカなリーダー達。あれと同じような言い方。
話していると腹が立ってきます。
夜に四条河原町に集合して、何も予約しないで、鍋を食べに行ったらどういう扱いをうけるか。その時、私がどれだけ怒るか。理解してくれない。
糖尿病だから考え方が甘いのかな?それとも食べものボケなのか?
私も京女も父親も食が細くなっているから問題なんですね。
さてどうしようか?誕生日の食事ぐらいでなんで悩まないといけないのか?それからまた正月が来る。正月の会食なんかもある。
ちょっと困った問題です。
私なんか、両親に誕生日の食事会なんかしてもらったことは一度もないけど・・・もっとも一緒に食事なんて考えたこともないけど。

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↑紫野源水「有平糖」

カメラの診断結果が出た。
「シャッターバタン不良で半押しするとフリーズし、正常に露出設定、ピント合わせができない状態」なんだそうです。
修理の指示を出しました。いつかえってくるかな?きっと基板とかをそっくり交換になるだけだから早く帰ってくるような予感がする。

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本日の紅葉の写真は、近所のものです。
近所といっても清水寺ではありません。私の部屋に居ると境内放送が聞こえるのです。
有名なスポットに行かなくてもこの程度なら楽しめます。
観光客もいないので快適。

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父の誕生日・・・ [食]

昨日は、父親の誕生日だった。
それを思い出したのが一昨日、大阪で会合中にスマホでスケジュールを見ていた時だった。もう少しで「アッ!」と声をあげるところだった。
会合の休憩時間、京都市内で買い物に出ていた京女に電話。
父親の好きな食べ物を買ってくるように指示。
プレゼントは・・・。会合中に考えた。帽子か。
そういえば先週の外食の時、父親の帽子が変だった。それを思い切り指摘。指摘した手前、代わりの帽子を用意しないと行けない。
これが難しいのです。
なぜ?父親の頭のサイズが小さいのです。
52〜53cmぐらいなんです。
紳士サイズでは、55cmが一番小さいサイズ。
オーダーでは、間に合わない。
なぜ、父親は帽子を被るのか?頭が寒いからなんですよ。
毛が少ないのです。私が父親のようになったら剃ってしまうけどな。
でも父親は剃るのはいやみたい。

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↑大阪で食べたランチ。茄子の味噌炒定食。

寒いのならウオッチ キャップで行こう!
問題は、サイズメンズでは、大きすぎる。
キッズサイズならどうだろう?
京女にラインを送った(会合中なのに・・・)。暫くして答えがきた。
ポンポンが付いていて可愛すぎるらしい。そうか。
取りあえず、会合の後、梅田に行き雑踏の中探し回った。
ここからが私の能力を発揮、欲しいものをイメージするのです。後は身体にまかせる。気が付くとヨドバシカメラの上に居た。
6階の石井スポーツのあたりにいた。ここならキッズサイズのモノがありそうだ。
ほどなく、発見した。色は濃紺だったけど、ポンポンもない。もしも父親がいれないと言ったら京女が使うだろう。
ということで解決。

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↑家で料理するのと同じような味だった。(笑)

問題は次の日の朝、父親からの電話で「今日は、私の誕生日なので外食をしたい。希望はすき焼き」と携帯の留守電に入っていたのです。
ちなみに、時間が10時ぐらいの話。京都市の紅葉がそろそろ始まるという日曜日の午前10時に電話をして、同日の昼にすき焼きを食べたいと来た。これは無理な注文なんです。一応、電話をして見た。どこも「満員です」とのこと。日本人でなくおそらく海外からの観光客が京都に来てランチにすき焼き、天ぷら、寿司を喰いよるのです。金は持っているからネットで検索できるようなお店はそうなる。
焼肉屋さんもだめ。
父親に電話をすると「お店に行ったらなんとなるやろ」と来た。糖尿病だけに考えが甘い!

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↑昨日のランチ。京女はカレー。ここのカレーはルーをよく持ち帰るので安心して食べられる。(笑)お皿の縁の模様がすり減っているのが気になるなぁ。

取りあえず今日は、無理だと思う。
父親が好きなホテルに電話をしても「ご予約は?」と言われるのがおちです。
でこも混んでいるのです京都市内。
ここが理解できない。
「介護の弁当は、断ったのか?」ときくと来ているとのこと。
「なんや食べるものがあるんじゃないか!本日は取りあえずそれを食べてください」と京男。
きっと前の日、デイサービスで誕生日会をしてもらったのに刺激を受けたのでしょう。気持ちはわかるけど、急に言ってもだめなものはだめ。もっと前もって言ってほしかった。

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↑私は、ハイシライス。

電話を切り、実家に京女と行く。
東大路を上がって行く(北上する)のですが、祇園八坂神社のあたりは、初詣の時のような人出だった。それも着物のようなモノを来た人々。なんかゾッとした。
ついて、食べ物や色んなものを渡し、プレゼントの帽子を渡した。サイズはぴったり、なんとか使えそうだった。
誕生日の会食は、後日の夜、予約をして行くということになった。

実家での作業を終了し、京女と四条河原町へ。
東大路通南行が車で停滞しているのですよ。
百貨店で買い物をして、食べたのが本日のカレー。
やっとありついた昼食。
そして食料品を買い、バスで帰宅。
タクシーもないのですよ。悲惨なものでしょ。
これから二週間ぐらいこのような状態になるだろう。
観光都市に住む人間の悲惨さです。

家に帰ったらガックリ疲れておりました。
めでたしめでたし・・・。

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肉飯&焼餃子 [洛外・食]

今日の記事ぐらいからカメラが兄貴分となった。
弟分は、入院中なんです。
突然、ピントが合わなくなった。
ピントの合わなくて、露出も変だった。
一応、ソフト的な問題かもと思い、工場出荷状態に戻しても症状が改善しない。
これは、入院しかない。今年7月に一度入院しているのです。
もう4年半ぐらいになるから寿命?
でも修理見積ぐらい出してみようとなった。

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本日の内容は、カメラの故障とは全然関係ない。
急に帽子を手に入れることになった。
でも在庫のサイズがよっと小さいのです。
帽子のサイズは、メーカーや素材、モデルによって微妙に違うのです。
神戸のお店なので電話をした。
店頭在庫で実物があった。

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↑肉飯

で、神戸に行った。
所要時間は、3時間ぐらいある。
お店の場所は、駅から近いので問題なし。
ということで本日は神戸でもランチ。

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↑スープ

最初の料理は、台湾の肉飯。
スープ付きでした。
メニューが昔と変わっていた。
どうも悪い予感がした。
食べてわかった。美味しくないのです。

スープは、味がない。
テーブルの上の醋と胡椒、醤油で味を調整。
なんとか湯のような状態からスープの雰囲気にした。
なんやこれは?

で店を早々に出た。
それだけではちょっと寂しいので、餃子を食べることにする。

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この焼餃子もだめでした。
タレが色々混じっているようですが、私がやりました。
いろいろ調整をして食べようと試みたのです。
味噌もだめでした。
これなら私が自分で作った方がよかったかも。
神戸のガード下、私が昔、知っている状態と大きく異なっておりました。
ちょっと寂しい。
これならサンドイッチにしたらよかったかも。
でも時間がなかった。

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まあ、帽子はうまくいったからよかった。
食べ物に関しては、昔の神戸がよかったな。

※今回、お店の名前は書きません。たまたま、この日だけだったのかも。でももう二度と行かないと思います。残念ながら。

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ミドリカメムシ [風景]

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窓を開けるとカメがいた。
窓の外側だからこちらとしてはアクションは起こしません。
部屋の内部ならちょっと困りますが。

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↑嫌いな人へ「すんません」

ジッと見ているとカメムシって面白い形をしていますね。
緑色も綺麗。
今年は、色々なカメムシを見かけます。
ベランダの洗濯物にひっついて部屋に入ったら大変。
飛ぶ時の音も大きいしね。
カメムシの匂い、私はちょっと好きかも。
若いお姉さんが好きなパクチーの香りと似ていると思いませんか?
実は、カメムシの匂いもパクチーの匂いも同じあんです。
E-2ヘキセナールという成分なんです。

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ということで和名が「カメムシ草」なんだそうです。
中国語では「香菜」、英語名では「コリアンダー」ですよ。
「パクチー」はタイ語らしい。
和名もチャンとした名前は「コエンドロ」というらしい。
そういえば最近、パクチーに行ってないないな。
パクチー好きのお姉さんに、和名は「カメムシ草」で匂いの成分は同じと言ってあげてください。きっと喜ばれる・・・か嫌がられるかです。

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だからカメムシを捕まえて炒めたりするといいかも。
大量発生した時にお試しください。
最初、ちょっと勇気が必要ですが、なれたら美味しいかも。
これから食料難になったら、選り好みできないかも。
子供達に食べる方法を教えておいた方がいいかもしれません。
外来種だって、どんどん捕まえて喰ったらいいのですよ。

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私もパクチーは好きかも。
でも日本で食べるパクチーって香りがあまりないですね。
品種改良して香りを薄くしているのかな?

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菊の季節 [風景・和菓子]

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黄葉や紅葉の前の時期。
年間で一番、気温的に心地良い時期かも。
これぐらいになるとやっと菊を観ても「それらしい」と思う。
新暦の重陽(ちょうよう)※の頃、菊と言ってもピンとこなかったけど、それがやっとピンと来るようになった。
※重陽/五節句の一つで、9月9日のこと。旧暦では菊が咲く季節であることから菊の節句とも呼ばれる。

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そういえば旧暦で重陽は、10月7日です。
それでもまだ早い。
それから一ヶ月ぐらい後、ようやく菊を観ても、重陽に感じる。
それぐらい実際の気候がずれてきたのかも。

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上巳(じょうし)・・・いわゆる桃の節句もそうですね。
3月3日には、桃の花はだま咲いてない。
端午(たんご)もそうかも。
元々、古代中国の陰陽五行説に起源したものを日本に輸入して定着したから、無理があるのでしょうね。

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↑京都鶴屋鶴壽庵「菊上用」

一番わからないのは、1月7日の人日(じんじつ)。
1月1日にしておけばいいのに、1月7日にしている。
正月の1日は、鶏の日、2日は狗(犬)の日、3日は猪(豚)の日、4日は羊の日、5日は牛の日、6日は馬の日・・・これは何かというと各々の日にその動物を殺して食べたらいけない日なんだそうです。だから7日は、人間を殺して食べてはいけない日となる。まさかそうも書けないので、犯罪者を処刑しない日ということで「人日」となった。こうなると五節句がわからなくなりますね。
だから日本では、江戸時代に七草粥を食べるなんてことになる。
意味不明ですね。
戦後(応仁の乱でなく、大東亜戦争のこと)のいまになって1月7日の小正月もなくなりつつある。かろうじて百貨店なんかが七草粥・・・と商売をしている。
15日の小正月もあやふやになったしね。
ケジメのない社会になってきました。
現代の日本人、だんだん日本人離れしてきましたね。日本人というより人間離れしているかも。(笑)

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↑上用、こしあん

ともあれこうやって菊を愛でるのもいいですね。
私は、菊菜が好きやけど。
昨日も野菜を買おうと見ていたけど、高いですね。
鍋をするにも葉物が高すぎ。
便乗値上げの感じがしますね。
いいわけが風水害や天候不良と言っているけど。

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お火焚き [和菓子]

「お火焚き(おひたき)」は、京都市内で普通に行われていたお火焚き祭のことです。起源はいろいろ説がありますが、宮中行事である新嘗祭に由来するのかも。
ついこの間まで、町内が所属する神社で「お火焚き祭」があり、お下がりとして「お火焚き饅頭」「柚子おこし」「焼ミカン」が各家庭に配られました。もちろん町内会費から出費はありますが・・・。

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↑お火焚き饅頭

最近は、そういう宗教行事は参加しないという人が増えてきたのか、京都市内でも配る町内は少なくなったかも。
神社では、各々の家庭や人が願いを書いた護摩木を燃やす、燃やす方法はいろいろあります。その炎のなかにミカンを投げ入れて焼いたりします。その焼いてミカンを食べると中風封じや風邪薬になるらしい。中風(ちゅうふう、ちゅうぶ)は現代でいう脳血管障害、いわゆる脳梗塞なんでしょうね。
「偏風」という言葉があります。中風による後遺症をさす言葉。半身不随、片麻痺、言語障害、手足の痺れや麻痺のことを言います。
今でも、怖い病気ですね。

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↑赤、白、共に中身はこしあん。

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↑うっすら塩味

幼い頃の(私だって幼い頃はありました)京男は、お火焚き饅頭の「三連の炎」マークがお稲荷さんを連想するので怖かった(そんな時代があったんですよ)。
こしあんなら食べるから、本来なら好きな筈だったのですが、このマーク(火炎宝珠)が怖かった。

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↑柚入おこし、確かに柚の香りがする。

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焼ミカンやするめと一緒にビニールの袋に入れて町内で配るのです。するめの匂いや焼焦げたミカンの匂いが饅頭に移っているのも嫌やった。
いま「お火焚き饅頭」を食べると実に素朴な味なんです。おまん家さんの味なんです。上用饅頭とは違うんです。
うっすら塩味が効いて、こしあんも素朴な感じ。
好感が持てます。
「三連の炎」の焼き印もいつもまにか怖くなくなっていました。
なんでしょうね。

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お西さんの黄葉はまだでした [社寺]

昨日、お西さん(西本願寺)の境内を通りました。
龍谷ミュージアムに行くためです。
いま、『特別展「日本の素朴絵 -ゆるい、かわいい、たのしい美術-」』というのを観てきました。

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17日までなので行ける時に行っておかないと・・・。
でも昨日も、朝一番しか時間がなかった。

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↑最初、悲惨な感じだったけど、ちょっとましになってきました。

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龍谷ミュージアムがまだオープンしていなかったので、取りあえずと言っては失礼ですが、西本願寺に行ってきました。
行ったら、菊の展示はあったけど、黄葉はまだでした。

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↑「逆さ銀杏」もまだ黄葉していません。

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いつかの台風でポキッと折れた銀杏の大木は、なんとかカッコが戻ってきていました。でも昔の姿に戻るには、そうとう時間がかかるでしょうね。
でも来年以降も大きな台風が来るから、大木はつらいかも。

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↑久しぶりにこのおっさんをみました。

こういう境内を歩くと、空がとても大きく感じます。
そういえば、父親がいうには、我が家は門徒なんだそうです。
だからこの宗派なんです。
でもこの大きな建物をみていると好きになれない私。
知恩院もそうやな。

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立冬が過ぎましたね [風景]

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昨日は、京都市内で午前中に一瞬雨が降りました。
ちょうどその時、電話をしていたのです。
結構、雨の音がしていた。
でも電話で話している方に「雨は、すぐに止みます。この電話の後、私が外出しますから・・・」なんて話していた。
やっぱりその通りになりました。

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でも気温は、15度ぐらいだったかも。
寒々とした雰囲気でしたよ。
よく考えたら11月も中旬になってきたんですからね。

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京都市内、紅葉は、もう少しだけど、ライトアップが始まっています。
これから観光客が多くなりますね。
今年は、いい気温と天気の秋が少なかったように思います。
夏の暑さは凄かったけど、秋が少なく、すぐに冬になったような・・・。
これからは、そういう四季になっていくのかも。

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↑鍋に使えないかな・・・と思った。

とりあえず、鍋物が美味しく感じる季節になってきた。
野菜は、高いけど、昔のようにたくさん使う必要がないので、鍋物を楽しめます。

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↑バス亭で女郎蜘蛛が巣を作っていた。小さいのは雄かも。随分小さな女郎蜘蛛ですね。

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デジャヴュ [社寺]

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↑熊野神社

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デジャヴュってフランス語なんです。日本語では「既視感(きしかん)」と訳します。実際は一度も体験したことがないのに、すでにどこかで体験したことのように感じる現象をいいます。
そんなこと体験しないですか?
私は結構、あります。はじめての人でも、はじめて会ったように思えいないことがある。初対面で親しげに喋ってしまう。相手もつられて親しげに話してしまったりする。でも初対面。

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風景や状況なんかも、以前そんなことがあったと思う時がある。
夢なんかでも、経験したことのない無い場所が、よく出てくる。
夢の中で「また、ここだ」と夢を見ている意識がそう思うのです。
夢の中だけで会う人もいる。
たくさんの人と話しているのです。結構長い時間。知っていること、知らないこともね。

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夢でなく現実の風景でも、フト不思議な既視感がある。
いつもでないのです。
ひょっとして過去や未来の風景だったりするのかも。
時間は、いまとここに重積している?
変な感覚にとらわれる。

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↑視線を感じた!

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↑ネコでした

京都市内は、歴史的なイベントが過去にたくさんあった。
それと私を隔てているのは時間。
その時間が重積しているのなか、見えたりしても不思議でないのかも。
時間や空間って本当はどうなっているのでしょう?
専門家でもないから、よくわかりません。
でもいろいろ観じることは楽しい気もする。

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精神病の専門家からいわすと、既視感は、統合失調症の発病初期段階の人や、側頭葉てんかん症状を持つ人に現れるのだそうです。
すべてがそうなんだろうか?
確かに脳出血の結果、読字障害になったり、脳出血の一年後、突然気を失い、痙攣して身体のあちこちを骨折した。その影響が残っているといわれればそうですが。
本当のところは分からない。
でも何らかの役に立つなら、そういう能力も生かせるのかも。
人生で起こるさまざまなことは、必要必然でベストなんですからね。

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おかしなことを書いてしまいました。
すんませんなぁ・・・。

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