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小正月の次の日 [和菓子]

本日のタイトル、何ともいいかげんな・・・。
干支の寅関連の生菓子ということでお茶を濁します。
寅ってお菓子になりにくいかもね。

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「寅」って、虎屋の羊羹ぐらいしか浮かばない。
そういえば最近「夜の梅」を食べてないですね。
羊羹ってあまり自分では買わないからかな。
最近、小さな食べきりサイズがあるから食べてみようかな。

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↑二條若狭屋「寅歳」

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↑外郎、黒粒あん

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↑紫野源水「壬寅」

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↑きんとん、粒あん

こうやって見ると色合いで表現するしかないのかな?
あまりリアルでも食べ難いしね。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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押物 [和菓子]

先日、歯医者さんに歯を磨きにいきました。
半年ぶりだった。
すまば屋さんの前を通るので、京女に「春日の豆」を買おうと思った。
お店で「押物」が作ってありました。
夏ぐらいから作り始めたそうです。

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押物は、寒梅粉や微塵粉と砂糖、大豆粉、麦芽糖で作ったものを木型に入れて作る半生菓子。
表面の意匠がとてもいいと思います。

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寒梅粉/もち米を蒸したのち,餅生地とし,それを焼いて乾燥させてから粉末としたもの。打ち物,押し物菓子や豆菓子などの製菓原料として使用される。うるち米を用いた並寒梅粉はさらに下級の菓子原料となる。

微塵粉/もち米を加工した米粉の一種である。 “味甚粉”は漢字ではなくひらがなで「みじん粉」と表記されて区別される場合がある。

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↑すはま屋「押物」

私は、小さい時、苦手なタイプの御菓子でした。
州浜も落雁も。
きっと不味かったのだと思います。これは、日持ちがすると思われがちなんですが、カビが生えたりするらしいのです。もちろん無害なですが、味が落ちます。
その味の落ちたものを食べさされたから嫌いになったのかも。

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でも州浜や落雁の作りたては、美味しいものなんです。
この押物は、意匠が季節に応じて変化します。
こういう御菓子も見直したいものです。

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お盆といえば「ほおずき」 [和菓子]

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お盆ですね。
新型コロナが行事にまで影響して、例年の感じがないように思う。
お盆でおっさん(和尚さん)に来てもらうのも中止だろうな。
お寺もやりにくい時代になってきた。
すべてを見直すいい機会かも。
京都市内の観光社寺になんの霊験もないこともわかった。
目的は、お金なのかも。
しかも最近の社寺、夜のショーアップに力をいれている。狂ったようなライトアップってどうなんだろう?

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↑鶴屋吉信「ほおづき」

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↑外郎、白あん

昨日、お墓用の花を買いに行くとほうずきがたくさんうっていた。
お盆にホオズキを飾るのは、赤い実を提灯に見立て、ご先祖様の霊に迷わず帰ってきていただくためらしいですね。

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↑京都鶴屋鶴壽庵「朝顔」

お盆の飾りで「ほおずき」がでてきますね。
小さい時は、お盆の飾りは不気味だったな。
食べ物だってあまり好きになれなかった。
最近は、私の方が不気味がられていたりしてね。
かわればかわるものです。

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↑葛、紅こしあん

「ほおずき」、漢字がいろいろある。
鬼灯・・・赤い提灯のイメージ
酸漿・・・生薬としての名前、漢名(さんしょう)。根を干したものは酸漿根、全草は酸漿という薬になり、咳止め・解熱・利尿薬として飲みます。なお、妊婦さんは服用できないようです。
法月・・・なんとなく漢字の並びでイメージがわかるような。

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  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
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土用のあんころ [和菓子]

昨日は、土用の丑の日でしたね。
この土用、年に四回あります。
冬土用(1月後半〜2月初め)、春土用(4月後半〜5月初め)、夏土用(7月後半〜8月初め)、秋土用(10月後半〜11月初め)なんです。

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↑塩芳軒「あんころ餅」

その四回の内、一番厳しいのが夏土用でしょうね。
昔から夏バテはあったそうです。栄養的に今と違って昔は、大変だった。
「土用の丑の日に鰻」というのは、江戸時代の学者で発明家の平賀源内の発案だという話しですね。
昔は、鰻というのは庶民の高嶺の花だったようです。
いまでもスーパーやデパ地下では、並んで鰻を買っておられます。
なんかそういうのに弱い人がいますね。

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↑粒あん、道明寺

養殖鰻は、抗生物質たっぷり、いろいろな添加物、防腐剤もたっぷりのものが多い。
蒲焼きにして冷凍にして売っている。まあ、抗生物質で風邪には大丈夫、防腐剤で身体が腐りにくいなんてこともあるかも・・・。
スタミナなら豚とニンニクでいいと思うのですが・・・。
因みに父親は、鰻は御法度です。骨の多い魚はリンが多くだめらしい。鱧もそうです。透析をしなければならない身体にはなりたくないものです。

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↑紫野源水「朝涼(あさすず)」

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↑葛焼

もう一つ、夏土用のシーズンに「あんころ」を食べるというのもあります。
これは、京都あたりのお餅屋さんがいいはじめたものかも。
確かに食欲のない時、あんころはいいかも。
「あんころとおはぎの違いがわかりますか?
「おはぎ」は、もち米とうるち米を混ぜたものを蒸すあるいは炊き、米粒が残る程度に軽く搗いて丸めたものに、餡をまぶした食べ物である。米を半分潰すことから「はんごろし」と呼ばれることもある。それに粒あんや漉し餡、それにきなこなんかをまぶして作る。
「あんころ」は、道明寺粉(これも結局お米ですが)を使ってつくる。お店によってはお餅でつくるのもある。
私は、小さい時、おはぎが嫌いだった。きっと甘い御飯が嫌いだったからかも。でもあんころ餅なら食べていた。でもなかななか買ってもらえなかった。父親もきっとおはぎは好き出ないかも。だから赤福餅が好きなのかな?

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↑塩芳軒「くずやき」

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↑葛製

もう一ついまぐらいの御菓子に「くずやき」というのがある。
ひょっとして京都独特の和菓子かも。
葛と餡を合わせて練り、さらに表面を焼いて仕上げるものです。焼くとこで夏場に腐りにくくするというものですね。
慣れるとこのくずやき(葛焼き)が美味しいですよ。
他府県であるかどうかわかりませんけど。

まあ、あんころにしてもくずやきにしても、食べたからといって元気になるというものではないでしょうけど。

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猛暑らしい [和菓子]

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↑本家玉壽軒「保津川下り」暑い日は、こういう生菓子とお茶がいいですね。

梅雨が明けた途端、猛暑がやってきた。
京男の場合、暑いのはあまり好きになれない。
機嫌ようしているのは、気温が10度ぐらいかな。
だから37度は、ちょっといやかも。
でも夏場は、ずっと半ズボンだし、別にスーツにネクタイなんて服装をしなければそれほど問題ない。靴だってサンダルか下手だしね。

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↑吉野羹、白こしあん

それから最近の傾向ですが、しなくていい「情」を交えないというのもある。
具体的に書きます。
気温が37度なら、みなさんはどう反応されますか?
実際に気温を測ると37度だとする。「ああ気温は37度だ」と事実を確認します。
そこで終わります。
「情」を出すと事実確認だけで済まないでしょ。「37度だ!身体が辛どい。熱中症になる!」と思ってしまう。そうなると「念い」が動く。身体が別に辛い別でなくても、辛どいと考えると、本当にそうなる。

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↑千本玉寿軒「緑涼」

だから「情」というか「念い」を起動させないことがいいと思う。
37度なんだ。ひょっとして裸で暮らしても大丈夫なんだ!ぐらいは考えていいけど、それで大変でもないのに「大変だ。身体が変になる」なんて考えないことです。
事実だけを頭に入れ、具体的に対応しないといけないなら、そうすればいい。
よけいな心配とか不安を持たないことです。

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↑水羊羹

テレビのいけない所は、そういう不安を煽るのが一番だめな点です。
事実を事実として伝えればいいのです。
新型コロナの報道も事実だけでいい。不安を煽る必要はないのです。
不安を煽る情報発信に乗らないのが健康的に生きるコツかも。
ネットの情報だってそうですよ。
街を歩きながら、バスや電車に乗りながらずっとスマホを手に持ち、見入っている人が多いですね。あれは危ないことだと思う。
たまには、スマホをカバンに片付ける必要があるかもね。
不安に苛まれたら情報断食というのもお勧めです。
情報断食をしても死にはしません。
自分の五感と六感を研ぎ澄まし生きるのもいいものですよ。

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↑和くら「冷麺」

●松の花粉を練り込む?

不思議な冷麺を食べた。
メニューを見ると麺に松の花粉が練り込んであるらしい。
不思議なので調べてみました。
韓国では、松の花粉が美容健康にいいらしいのです。
引用してみます。
免疫力を高めるにNO1!
人体が必要とする多様なアミノ酸 ・ビタミン・微量元素・黄ケトン類・核酸、および不飽和脂肪酸などの栄養物質が豊富に含まれています。まさに、大自然から人類へ贈られた天然の栄養の宝庫です。
「ローヤルゼリー以上の有効成分を含んでおり、造血作用があり、効果はスタミナ増強、貧血、老化防止、糖尿病、肺炎に良いそうである。糖尿病に良いのは、副腎を活発化するするものがあるので、インシュリンの分泌が促される結果だという。」
なんだそうです。確かに松の実は、亜鉛が多く含まれ、身体にいいのはわかっていましたが、花粉も役に立つとは驚きですね。
ひょっとして杉花粉なんかも身体にいいのかもね。

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でもこの冷麺を食べた程度では、なんともならないでしょうけど。

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乾杯! [和菓子]

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宴会しているみたいでしょ。
一度やってみたかった。
でもウーロン茶ね。

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↑蔵「ナムルビビンバ定食」これは京女発注

昨日も、実家に行く前の買い物。
食べ物を買っておりました。
四条河原町近辺は、祇園祭?なのか人が多かった。
できるだけ人を避けて移動。
必要なものを買いそろえていた。

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↑モツ煮込みうどん定食

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ランチは、いつもの「蔵」ね。
京女もここならOKらしい。
2階の席は、狭苦しくないし。
どうも最近、狭い所が苦手になってきた京男であります。
うまく空いている時間やタイミングでお店に入ります。

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↑コチュジャン

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梅雨明けになったけど、昨日は意外と曇り空。
夕方近くには、雨がちょっと降った。
まだ空が安定していないのかな?

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今週は、オリンピックがあるらしい。
まあ、私はスポーツ観戦というのはしないのです。
前回の東京オリンピックでも観た憶えがない。
運動はするもので観るものでないと考えているのかも。
最近、テレビも観ないのです。
それより朗読を聴く方がいい。最近は1日2冊ぐらい聴いている。
その方が楽しい。

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柴燈大護摩供法要・・・3 [和菓子]

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↑祭壇の火をつける

今日も柴燈大護摩供法要。
いよいよ点火。

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↑火をつける前の読み上げ

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別段書くこともないので「三密加持」について述べておきます。
「さんみつ」と言っても「3密」のことではありません。あれってうまくパクリましたよね。言葉が広まるのはいいのですが、本来の言葉の重要性が薄まったかも。

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「三密加持(さんみつかじ)」とは、簡単にいうと意識を集中するためのハウツウ。
三密の意味は、「身密(しんみつ)」「口密(くみつ)」「意密(いみつ)」の三つの要素。

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↑点火作業

「身密(しんみつ)」は、身体を使って行う、手で印を作ったりすることをいいます。仏像が指を不思議な雰囲気で組んだりしているでしょ。あれは、仏を表現しているのです。
手の指は、脳の神経に直結し、印を組むと脳を刺激する信号を発している。

「口密(くみつ)」は、真言を唱える。真言とは仏の名前のサンスクリット語。おもに仏の名前が多いかな。
声を出すということは、呼吸法にも繋がる。

「意密(いみつ)」は、イメージすること。仏を観想したりする。

「三密」とは、身密・口密・意密を同時に行うのです。この同時にする作業をすると普通は雑念が浮かびません。つまり意識が高度に集中する。そういう意識の状態で加持すると成るのです。
脳波でいうとβ波やα波からθ波やδ波になる。このことは簡易な脳波計で確認しております。
脳波を整える?と瞑想状態になる。
これを瞬時に移行できないと実践的ではない。

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↑点火する作業中に向こうの松明の火が消えた!

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↑慌てて祭壇から火を持ってきて再度点火。人が見てなかったらバーナーを取り出して付けただろうな。中にバーベキュー用の液体燃料を仕込んだりしないんだろうな。

よく重大な物事を決める時、集中して考えますよね。仕事の意志決定の時「ちょっと三時間ほど座禅してくる」なんて会議の場で言えないですよね。
それを瞬時にパパッとできないといけない。
しかも身体を安静な状態でなく、動きながらやるでも出来ないといけない。
武術なんかでもそうです。
こういう集中し、左脳も右脳も働いてくれる状態が人間の能力を引き出してくれるのです。
だから三密はとても大切なのです。

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↑この日は、火の付きが悪かった

おそらく、人間の持つ潜在能力を引き出すことがこれからの時代のテーマになります。左脳の性能がいい人間がいまのエリートとなっている。左脳の性能・・・記憶することなんて、人工知能に比べたら負けますよね。
左脳だけの人間では、解決できない問題が山積しているのが現代社会。

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夜桜 [和菓子]

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夕方、タクシーで木屋町を走るとまだ綺麗に咲いていた。
でもそろそろ終わりやね。

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夜の桜は、どうも不気味に感じる。
人を狂わせる気みたいなものがあるかも。
坂口安吾の『桜の森の満開の下(さくらのもりのまんかいのした)』の影響かもしれない。
人がいるからそうも感じないけど、もし誰も人がいなかったら怖いと思う。
人の性(さが)と桜の精が夜という時と出会うとき、怖いものがわき出してくる。
夜桜をみているとそういう人間の性や業(ごう)みたいなものを引き出す妖気があるように思う。
そんな感じがするんです。
そんな気持ちになるのは私だけかな・・・。

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↑末富「夜さくら」(黒糖羊羹)

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それと梶井基次郎の『檸檬・ある心の風景』の本の中に「桜の樹の下には屍体(したい)が埋まっている」という文章の影響もあるかも。
「死体」と違って「屍体」というのはなんだか怖いね。
それと夜に祇園あたりを歩くのもあまり好きじゃない。
魑魅魍魎、百鬼夜行の跋扈する陰の時だからかな。
そういう時と場で自分がなくなるほどお酒を飲む危険性を感じていないのかな。
無防備な人がいかに多いことか。

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↑実際の桜より綺麗かも

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↑美味しくいただきました

夜桜って本当は、ライトアップなんかしない方が雰囲気かもしれない。
満月に照らされた夜桜は、いいそうです。
いまは、なんでもライトアップ。
あれは、木を弱らせる。
地中に電気配線も良くないらしい。
でも社寺は、拝観料を稼ぐために夜間拝観を実施していますね。
やればやるほど、桜は弱る。
結局、元も子もなくなるでしょうね。

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東大路通の市バスは混んでいた [和菓子]

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昨日は、いろいろ雑用の日。
最後は、父親の入院している病院で栄養士さんにいろいろ質問していた。
普通の人間ならなんでもないカリウム。
それが問題になる父親のために学んでいる。
味漬けテクニックもかなり必要。
父親にも同席してもらい、しっかり聞いてもらう。
理解したかな?

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お正月を過ごすために必須なことがある。
お節料理は、ほとんど食べられない。
白味噌のお雑煮だって、かなり難しい。
なんとか三箇日ぐらいなんとかしないとね。

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話しが終わったら、日が暮れていた。
東大路通を市バスで帰る。
東大路通を走る市バスがライトアップ系に行く観光客ですごく混んでいた。
三密もくそもない。観光客同士が結構話しているしね。
他府県の観光客が京都市内で、新型コロナの感染し合いをして、帰って行くようなことをしているのかも。
地元の人は、あんな混む市バスを避けるでしょう。
だから地元民は感染が少ないのかも。

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高台寺や清水寺のライトアップはまだやっている。
きっと観光客が多いのでしょうね。
京都観光も大変だろうな。

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↑長久堂「木枯らし」

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↑渋皮栗あん、きんとん、赤こしあん

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いいお月さんでした [和菓子]

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昨日と一昨日は、久しぶりに綺麗な満月が見られた。
折角なので満月を鏡にうつしたりして遊んでいました。
昼間はまだ暑かったけど、朝晩は涼しい。
嬉しいなぁ・・・。
このまま、早く冬になって欲しい。
私の快適気温が10度ぐらいなんです。
高齢になってきても、それは変化しません。
そこが父親と違うのかも。

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↑本家玉寿軒「名月」

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↑こなし、白こしあん

でも冬になっていくと新型コロナの感染が広がるのかな?
イメージとしては、正月が木っ端微塵なんですけど。
これは、外れてくれた方がいいかもね。

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↑紫野源水「大沢の月」

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↑やっぱりこの意匠が好き

トランプだって新型コロナに感染?
ちょっとカッコ悪い。
自分でワクチンのテストができるからいいチャンスやね。
しっかりおきばりやす。

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↑半錦玉羹(煉切・小豆あん、二重あん)

最近、京都市内も人が多くウロウロするようになった。
高齢者も多い。
大丈夫なんかな?
まあ、また感染が広がったら規制したらいいのか。
こればかりは、人間様の都合で事は進行してくれない。
外に出られる時にしっかり遊んでおくといいのかも。

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