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夜の梅 [いただきもの]

「夜の梅」といえば虎屋の羊羹。
切り口をしっかり撮りたくて手に入れようと思っていた。
でも正直いってよう買わんかった。
お安くないしね。
しかも1本食べる自信がなかった。
家族は食べないし・・・。

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なぜ「夜の梅」なのか?
名前がいいじゃないですか。
夜に梅の花が白く輝き、微かに梅の香りがしてくる。
気温は梅の時期なので肌寒く、空気が張り詰めている。
それでいてどこか温かさがある。

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ここ数年であの世に行きかけた。
その時みた風景が宇宙だった。
光がいっぱいの世界じゃなく、漆黒の空間に星が輝いている。
「ああ、ここが故郷なんだ・・・」と3回とも思った。

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江戸時代中期の画家で葛蛇玉(かつ じゃぎょく)がいる。
明和3年(1766年)2月22日の晩、蛇が玉を咥えて来る夢を見て、目覚めるとそこに玉があった。これが何の吉祥か分からなかったが、この事件から自ら「蛇玉」と称するようになったという。
「雪中松に兎・梅に鴉図屏風」を見た時、雪と梅の感じがまさしく、あの時みた宇宙の状態だった。
懐かしかった。

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私に関しては三途の川やお花畑はでてこなかった。
だからいつか本当に向こうに行く時、あの風景の場所に行くのだろう。
あの世なんて怖くもなんともない。
同時にいまこの世で、肉体をもって生きていることの大切さも自覚した。
身体を大切にし、様々な人やモノとの御縁を大切にし、最後の最後までしっかり味わうことが大事なのだ。
そのご褒美として、あの風景の場所に行ける。
立派なお墓や仏壇にはいるのはちょっといやですよね。
もっとも我が家はそんなにりっぱなお墓でも仏壇でもないけど。
あまり立派な墓地や仏壇に拘るとそこの地縛霊になるだけのようなきもします。

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だからなんです。
社寺で拝んだりしません。
百歩譲って、ああいう場所は、神仏に御礼をいいに行く場所で自分の小さな願望成就を願う場所でないように思う。
神仏なんて、どこでもいますからね。
なんで皆気付かないのだろう・・・。
万人に対して、これが絶対に正しいというつもりはないけど、私自身そう思うようになった。

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そんなことを思いながら、「夜の梅」を熱いお茶と共にいただいた。
いままで羊羹など、食べたことがあまりなかった。
どちらかというと嫌いだった。
でも「夜の梅」は、美味しかった。
日本に生まれてよかった。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村 肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/01/26
  • メディア: 単行本


↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをします。詳しい説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

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かわいいお足ですこと [いただきもの]

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このようなお品をいただきました。
豚足を煮たものです。「香鹵豬腳」か「醬香豬腳」になるのかな・・・。
まあ、どちらでもよいですが、日本では沖縄で料理しますが、ほとんどは食材としては使わないように思います。豚足何処へいっているのかな・・・。豚タンも。
そういえば、鶏の足も食べないですよね。
アヒルの水掻きなんか美味しいけどな。
ほとんどの人は食べない。
食べず嫌いですよ。
なんでも食べなくちゃ。
子供の教育上よろしくない。

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この豚足、一流の料理人張さんの作品だそうです。
お会いしたことはないですけど。いずれ行きますね。ちょっと遠いけど。
醤油ベースで五香粉(ウーシャンフェン)※の香りがします。
臭みなんか全然ありません。
食べているとベーコンのような感じがします。
はじめの一本の時は、思わずそのままかじりました。
途中から食べ難くなり、ナイフを取り出し囓ったまま、ナイフで切って食べていました。切って食べるように言われていたのに。ワイルドダゼ〜〜。
※五香粉/八角、肉桂、クローブ、さんしょう、陳皮の複合香辛料

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2本目は、1本目の反省からこのように切りました。
このようにするように言われていたのにね。
ちょうど土曜日から次女が帰ってきていたから二人で食べておりました。
京女と長男は、食べず嫌いのようです。
残念なのは、香菜を用意できなかったこと。
あったら完璧だったのに。
香菜は、私の母親がいうには南京虫の匂いだと言っていた。
私は、南京豆は食べても南京虫は出合ったことがない。
カメムシの匂いに似ているかも。密かにあの匂い好きかも。

※私的伝言
張さんに美味しかったとお伝えください。
それから豚塩タンは、つくれるのか聞いておいてください。
鹿のアキレス腱の煮込みとか

見ているだけで、お口の中がゼラチン質でネタネタになった人もおられるのでハーブティーをどうぞ。

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きっとこれを飲むとスッとしますよ。
お花の香りが口の中に拡がります。
酸味もほどよくさっぱりします。

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以上お嫌いな方は、ノーコメントでしょうね。
すんませんなぁ〜〜。

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父の日といえば「チーズ」やね [いただきもの]

昨日は、父の日でした。
本来なら両実家にいくのですが、京女のお母さんが外出なので別の日に順延。
いつもお父さんの仏壇に好きなものをお供えするのです。
昨日行きたかったのですが、雨だったからだめでした。
「別の日にします」とお母さんに電話しました。
昨日は、京男の実家だけ実行。
京女と二人でデパ地下へ。
父親の好きなものを買いそろえる。
全部決まっているのですよ・・・。
無事終わって、帰宅したのは夕方近くになっていた。

長女から父の日記念のプレゼントが届く。
チーズセットでした。
東京のチーズ専門店からクール便で届きました。

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↑内容は(写真の上段、中段、下段で説明)

・上段/メルバトースト・ナチュラル
キツネ色にこんがりと焼かれたトーストクラッカー。カリカリっと食感とともに頂く味わいは、ごくシンプルです。クセなく美味しく食べられる味わいだからこそ、色んなチーズと良い相性をみせてくれます。保存料・着色料は無添加。食塩は控えめで大麦から採られた食物繊維がたっぷり入っています。ぜひ様々なチーズに合わせてお召し上がり下さい。

・中段/左、ミモレット18ヶ月熟成
鮮やかなオレンジ色が印象的なミモレットは、熟成期間によってそのその味わいもさまざま。若いものは弾力があり酸味もマイルドですが、こちらの18ヶ月熟成のように熟成期間が長くなるにつれて硬く引き締まっていきます。コクが増し、まるでカラスミのような味わいになるため、日本酒などにも良く合うと言われています。そのオレンジ色を活かして、サラダの彩りや前菜のアクセントにしてもよいでしょう。

・中段/右、パルミジャーノレジャーノ/DOP36ヶ月以上熟成
イタリアチーズとしてあまりにも有名なパルミジャーノ・レジャーノDOP。うまみ成分のアミノ酸の白い結晶がじゃりじゃりとして、甘く、しっとりとしています。2年以上熟成させた豊かな香りとコクのある深い味わいのチーズですが、さらに3年、4年と熟成させたものは、うまみが凝縮され味わいと香りは格別。そのままかじってもいいですが、おろして料理にふりかけるだけで、料理の味をワンランクアップできます。
※DOPとは保護指定原産地呼称という意味で、指定地域は19にもおよびます。

・下段/左、ゴーダブラック18ヶ月熟成
オランダチーズとして有名なゴーダは、その穏やかな味わいが特徴ですが、熟成するにつれてしっかりとしたコクが増し、深みのある味わいとなります。強く芳しくい香りと、旨みの詰まった味わいは18ヶ月熟成のブラックゴーダならではの、おいしさです。ぜひスライスで、正統派長期熟成もののゴーダの旨みを存分にお楽しみ下さい。

・下段/右、コンテ AOP
フランスを代表する山のチーズのひとつ。直径40〜70cmと巨大な円盤形をしていて、1個作るのに500リットルものミルクを使います。フランスでも大変人気があるチーズで、そのまま食べます。、サンドイッチにしたり、料理に使ったりと大活躍。ナッツを思わせる香ぼしい味わいに病みつきになること間違いなし。
どんなワインにも合いますが、粒マスタードをつけて食べると、ビールのおつまみにも最適です。
トンちゃん、このチーズ「サマーコンテ(コンテ・エテ)」にしたら完璧だったよ。あれは、在庫がないときがあるからしかたないけど。
※AOPは、伝統的な製法で作られた質の高い食料品を広く一般の消費者に知ってもらうために作られたフランスの制度で、元となる法律は1955年にまでさかのぼります。特にワインやチーズなどの酪農製品を対象とし、AOPを取得した製品の質の高さは、1992年、EUにも認められました。

※本日のチーズの説明は、ちょっとすごいと自分で思った。読字障害の回復度合いを測るため、黙読で読んでキーボードを使って書き写したんですよ。時間もあまりかからなかった。声を出して読み上げる時は、たぶん難しいと思いますけど。自分の頭なのに不思議です。

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↑まだこの状態では着られないことに気づいた。お店のタグを外さないといけない。これって余計なんですよ。汗をかきそうな場所にこんなにタグがついているととても不快なんです。お店もそういうことを考えてほしいものです。

さてその他の子供からは、京都縮緬のシャツをもらいました。
作務衣がみんなボロボロになってきたので替わりの作業着をさがしていました。
偶然ネットで見つけたお店。
通販で買うにはちょっとよくわからないので実際見たかった、住所を調べると京都のど真ん中でした。
行っていろいろ来て試しております。
お店に来ていた(お客さんだろうな)お兄さんたちが着ていたのですが、身体にあまり合ってないように見えた。
若い子たちは、身体がペラペラやね。とくにアート系はそういう華奢な体型が多い。
その点、京男の場合、身体がペラペラじゃないから、合うかもと思ったのです。
とりあえず麻の片身替わりのパンツを手に入れた。
上着も買ったけど、シャツも欲しかった。
ということで昨日買ってもらいました。
夏になっていくと厚着になるのが不思議でしょ。
クーラーが効いている会場とかが多いし。
今年はどうなるのかな・・・。

しかも最近、ナイロン系を身に付けているとどうも肌がイガイガします。
皮膚感覚も敏感になってきたのかもしれませんね。
綿、絹、麻なんかを着て欲しいと肌が要求します。
困ったものです。

父の日のプレゼントありがとう!

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京男宅に泥棒がきた!? [いただきもの]

外出から帰ると部屋がものすごく散らかっていた!
これはいつものことか。(笑)
こんなタイトルを書くとドキドキしますよね。
びっくりさせてすんませんなぁ〜。
実は、来た泥棒は、こめを盗むんです!!

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泥棒の正体は「こめ泥棒」という上賀茂名産のからし漬。
以前にもいただきました。
ずっと味が忘れられずにいました。
このお漬物屋さんは上賀茂神社の近くなんです。
でも通ったことのない道だ。
南行きの一方通行の道か・・・。
普通の民家らしい。
下から二番目の写真の看板が目印らしい。
まあ松葉杖生活に入る前でも行きにくい場所。
しかも季節限定らしい。原点時点ではよくわかりません。
(原稿を書いている時間に電話をかけるわけにもいかないしね。昼間は忘れてしまうし)

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お店の方と知り合いという方から送ってもらいました。
中身は、なす・きゅうりなどの野菜を材料に、からし・砂糖・醤油・からしを使った、なんだか懐かしい味のからし漬です。
名前の「こめ泥棒」という名前がぴったりなんですよ。

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このからし漬、花粉時期のボーッとした頭をシャキッとさせてくれます。
病みつきになりますよ。

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これは買いに行く価値がありますね。
八坂店もあるらしいけど、未確認です。
しば漬やすぐきもあるみたいだし、一度行ってみたいな・・・。
でもタクシーで行くには遠すぎる。
どなたかいっしょに生きませんか?(笑)

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このお店は口コミだけみたいで、ホームページもないんですよ。
通販もしてなさそう。

※いま電話して確認しました。製造が冬で、発売が2月20日から一ヶ月ぐらいなんだそうです。お送りいただいた方にチラッと聞いていたのですが、忘れておりました。ということは、そろそろ終わりですね。電話をして送ってもらうことが可能だそうです。欲しい方はお早めに。

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くるみ餅 [いただきもの]

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昨日にひきつづき、これもいただきもの。
最近、生菓子はどうも手に入れようとするのですが
この暑さで職人さんも腕が鈍っているのでしょうね。
本来生菓子は、夏はオフシーズンなんです。
だから売ってはいますが、どうしても無理がある感じ。
これは、「くるみ餅」といいます。
ぱっとみたら東北方面の「ずんだ餅」っぽい感じですね。
このいただきもののくるみ餅は、テイクアウト用でタッパに入っています。
お店でならこの上にかき氷をのせ「氷くるみ餅」で食べられるそうです。
なるほどそれも美味しそうだな。
京都にはありそうでないものですね。

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店名の由来をHPから引用させていただきます。
かん袋は、鎌倉時代末期、元徳元年(1329年)に和泉屋徳兵衛が和泉屋という商号で御餅司の店を開いたのが始まりです。

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安土桃山時代に、豊臣秀吉が大阪城を築城し、その際に堺の商人へ多額の寄付を要求しました。文禄二年(1593年)の春中頃、桃山御殿が完成したのを機会に、秀吉は寄付金の礼として堺の商人納屋衆を招きました。その時、天守閣は瓦を葺く工事中でした。暑い日盛りの下で、蟻がえさを運ぶように職人が一枚一枚瓦を運び上げていました。この様子を見た和泉屋徳左衛門は、容易に片付かないと思い、毎日奉仕に出ました。餅作りで鍛えた腕力を使い、瓦を取っては次から次へと屋根の上に放り上げました。瓦は春風に煽られて、紙袋がひらひらと舞い散るように屋根に上がりました。そこに居合わせた人々は、度肝を抜かれました。これを見た秀吉が、「かん袋が散る様に似ている」と、その腕の強さを称えました。秀吉は、「以後かん袋と名づけよ」と命じ、それより「かん袋」が、和泉屋の商号になりました。
室町時代の中頃(1420年頃)には、堺の町は明との勘合貿易の貿易港として栄えていました。明国より入荷した農作物を利用して、五代目の和泉屋忠兵衛は塩味で挽き合わし、茶菓子を作り出しました。お餅をくるんで食べるところから「くるみ餅」と名づけました。その後、ルソンから砂糖が輸入され、甘味が加えられ現在のくるみ餅となりました。

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かん袋って聞いて童謡唱歌の『山寺の和尚さん』を思い出す。
あの歌詞にでてくるカンブクロってなんだろうって思ったものです。
一説にはお寺ということで棺袋(かんぶくろ)という説もある。
普通は、紙製の袋のことでしょう。

『山寺の和尚さん』
「山寺(やまでら)の和尚(おしょう)さんが
 毬(まり)はけりたし 毬はなし
 猫をかん袋に 押し込んで
 ポンとけりゃ ニャンとなく
 ニャンがニャンとなく ヨイヨイ」

※京男バージョン
「山寺の(ホイホイホイ)狸(たぬき)さん(スットコドッコイ)
 太鼓(たいこ)打ちたし 太鼓なし(ポコ・ポンポンポン)
 そこで金袋(きんぶくろ)を ダラリ出し(アラ・アァ〜〜ラ!)
 ポンと打ちゃ ポンと鳴る
 ポンがポンと鳴る ヨォ〜イ・ヨイ♪」

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※雌狸バージョンもありますが、これ以上やると京男のイメージがダダオチになりますので、慎んで差し控えさせていただきます。
「えっ!もう落ちている?」
暑さのセイです。気のセイです。(きっぱり!)

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タグ:洛外 甘味
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