ホトトギス鳴く [風景・和菓子]
昨日の夜明け前、ホトトギスの鳴くのをベッドで聴いた。
私にとっての「初音」でした。
きっと近くで鳴いていたのか、大きな声だった。
この鳥は、夜に鳴くので珍重され、万葉集の頃からよく詠の題材になった。
時々、夜中にカラスが鳴くことがある。
ひょうとして真似をしているのかな・・・?
万葉集の時代では、このホトトギスが鳴くと田植えを開始したそうです。
この鳥、自分で子供を育てないのです。ウグイスの巣に自分の卵を産む、知らずにウグイスが育てる。孵ったホトトギスの雛がウグイスの卵や雛を巣から落とすのだそうです。エグイ奴ですね。
すべてのホトトギスがそうなんだろうか?
調べたらすべて托卵らしい。
ただ、ウグイスの数が多いから成り立っているのかも。
因みにホトトギスの卵は身体の割りに小さく、ウグイスの卵に似た色と柄らしい。
しかもウグイスの巣に卵を産む時、ウグイスの卵を一個咥えて棄てるそうです。
巣は小さいのでホトトギスはとまれないのです。
ウグイスにとって何の特
↑紫野源水「一声(いっせい)」
↑羽二重餅製、白小豆こしあん、大徳寺納豆のせ
一声は月が啼いたか時鳥(ほととぎす)
三日月を横切って飛んでいったほととぎすを感覚的にあらわした菓子。半月形の上に一点大徳寺納豆を透かして見せる。
小唄「一声は月」
一声は月が啼いたか時鳥(ほととぎす)
いつしか白む短夜に
まだ寝もやらぬ手枕や
男心はむごらしい 女心はそうじゃない
片時逢わねばくよくよと
愚痴なようだが 泣いているわいな。
↑京都鶴屋鶴壽庵「夏菊」
↑薄紅月餅、粒あん
↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをします。詳しい説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
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