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雪景色・・・とはいきませんね [風景・和菓子]

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↑ベランダ桜に雪

昨日夜が明けると雪景色・・・とはいかなかった。
残念ながらこんな程度です。
これでは、日が昇ると融けてしまう。

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↑フケのような状態ね

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↑今年は雪が積もりませんね

今年はだめですね。
まあ、この程度なので交通に影響はないのでよかったと思う。
京女が早朝、坂をおりて下界に行く時、滑って転ばないように気を付ける程度だったかな。
京都市内で雪が積もったら、あっという間に交通停滞なんです。
雪に馴れていませんからね。

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↑よく見るとうっすら雪

市バスに乗ると病院に行くための高齢者がたくさんおられた。
半数近くマスクをされていた。
あれだけニュースで騒ぐと怖くなるんだろうか?
マスクというのは、風邪やインフルエンザ、肺炎になっている人が他の人にうつさないためとウイルスに触れた手が鼻や口に触らないためのものなんだけど・・・理解していないのでしょうね。
単純に薬をもらいに行くだけに、病院に行かない方がいいのに・・・。

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私は、人ゴミに行く時は、マスクをする。
病気を防ぐというより、地下街やデパ地下の腐敗臭やドブの匂いが嫌なのでしているだけなんです。
すごく臭いのです。地下街やデパ地下。食べ物の匂いが混じった悪臭は耐えがたい。
肺炎ウイルスというより、O-157やサルモネラ、カンピロバクター、黄色ブドウ球菌が繁殖しているのと違うかな?
まあ、いずれにしても不必要に恐れないで、体調管理をしっかりし、不必要に病院に近づかないことです。

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↑二條若狭屋「梅一輪」

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↑きんとん、粒あん

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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グリーンカレー [食]

昨日の記事の続きです。
続きといっても、別の日の話。

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↑タイベト食堂パクチー丸太町「グリーンカレー」これは京女のセット

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↑京男は、このセット。パクチーは寂しいから置いてありますが、京女のものです。

一種の料理を食べ、それに刺激されて連続で食べるという現象が起こります。
本来なら1回で食べればいいのですが、そこが昔と違うところ。
今回は、1人でなく京女と2人です。
京女とは、嗜好が似てきていると思います。
私が「食べたい」と思うと同じになる傾向がありますね。

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↑久しぶりに食べると美味しい。

だからこの日、ちょっと一昔前なら、わざと違うものを注文するところですが、同じグリーンカレーを注文してしまった。
ただ、私の方が量がすくないという不思議なことが起こっている。
まあ、前回(昨日の記事)の次の日というのもあったのかな?
御飯も普通のサイズになっている。
自分でも面白い反応だと思う。

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↑揚げ物は、「ナム・ソム・プリック(唐辛子入りの酢)」を少々かけると美味しいと京女にアドバイス。

タイのカレーは、レッドカレー、イエローカレー、そして本日のグリーンカレーの三種ある。知らないだけでもっとバリエーションがあるかもしれないけど、よくわかりません。
味は、ココナッツミルクがベースになっていて、スパイスの調合で変化するのかな?
緑色の唐辛子がありますね。スパイスの色で緑になるのでしょう。緑だから安全とはかぎらない。でも本気モードならすごく辛くなります。
タイ人だから辛いものを食べるという訳ではないでしょう。

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↑よい子のみなさんは、こんな真似をしてはいけません。

イエローカレーは、ターメリック系が入るのでしょう。黄色のカレーは、具とか作り方、スパイスの調合でいろいろあると思います。
レッドカレーはソースの色が赤っぽい色をしている。イエローが鶏、レッドは肉というイメージがあるけど、よく分かりません。
各々も辛くすることができるから、辛さで区別はできないのかも。

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↑珍しく「マンゴーシャーベット」を注文

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↑口の中がさっぱりしました

いずれにしても日本料理とは、かなり違うものが多い。
私は、昔から日本料理以外が得意だったかも。
アルコールアレルギーでお酒が飲めないというのもあるのかもしれません。
海外旅行に行くと現地の食べ物で行けると思う。もっとも限られた地域しか行ってないので何とも言えませんけど。
当ブログをご覧になると偏っているのがわかるかもしれません。

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久々の海南鶏飯 [食]

これは、先週初め実家に1人でいく前のランチ。
そういえば最近、1人で食事をするのが少ないように思う。
誰かと食事をしている。
それって私にとりストレスなのかも。
特に相性がいい人でない場合は、つらいですね。
父親と食べるのは、私にとっては苦行かな。
父親が絡むと味がわからないのです。こぼさないか?硬くて吐き出さないか?袖にソースを付けないか?好き嫌いがないか?・・・私が小さい子供を抱えている親のような感じになる。料金を私が払って、こんなに気を遣う・・・接待状態は、いままでの人生で経験したことがない。幸せな人生だったのです。それが今になって、接待を強いられる。皮肉なものです。

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↑タイベト食堂パクチー丸太町「カオマンガイ」ジャスミン米大盛、パクチーオプション。

1人なら、食べたいものを食べたいだけ食べられる。
食べ物と自由に会話できる。
食べるスピードも自由。
食事をするのは、1人がいい。
テレビ東京で放映している『孤独のグルメ』というのがあります。
あの状態が私なんでしょうね。共感する。

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↑「カオマンガイ」タイではこういう名前になります。この料理タイ料理ではない。東南アジア全体にある屋台料理。あっさりと食べられる。もちろん、タイ米(ジャスミン米)や鶏が嫌いな人には、食べるれないだろうなぁ。

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↑パクチー

「グルメ」という言葉が頻繁にマスゴミで出てくる。
私が調理師学校に入った時点では、一般的な単語でなかったように思う。
私は、フランスのブリア=サヴァランの『美味礼讃』で知った。
最近日本で使われるのは「(B級)グルメ」として使われることが多いですね。
なんか貧乏臭い匂いが漂います。私はどうも好きになれない。
「(B級)グルメ」のために行列というのも、貧乏臭い。
貧乏なのは仕方ないけど、「臭い」のがいやです。
「グルメ」という言葉を海外であまり通用しないかも。あまり使わない方がいいかも。

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↑テーブルの上の四種調味料
・下左「プリック・ポン(粉唐辛子)」→辛くしたい
・下右「ナム・ソム・プリック(唐辛子入りの酢)」→さっぱりさせる
・上左「ナムターン(砂糖)」→砂糖を入れると辛味がたってくる
・上右「ナンプラー(魚醤)」→風味(好みがわかれるかも)と塩味

なんか話がそれました。
この日、食べたくなったのが海南鶏飯。
で、タイの屋台料理屋さんのパクチーに行ってみました。
ここなら行列に巻き込まれない。
食べていると恐らく「Uber(ウーバー)」なんだろう。出前をする人が料理を受け取りにきている。時代が変わったものですね。
わざわざランチを食べにお店に来ないのかも。使ったことはないのですが、それも一つの選択肢なんだろう。でも店に来て、味を調整しながら食べられない。当然料理が冷める。衛生状態はどうなんだろう?ウーン。

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↑揚げ煎餅、唐揚げ→ナム・ソム・プリック(唐辛子入りの酢)か、スイートチリソースが有効でした。

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↑ライスにプリック・ポン(粉唐辛子)を混ぜると私はいい。カレーソースの時もこうやるといいかも。よい子のみなさんは真似をしない方がいいかも。

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↑ごちそうさま

まあ、こうやって納得いくまで食べます。
ここに父親と一緒にくるとそうはいきません。
だからといって実家に出前というのもねぇ・・・。

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↑タピオカ&小豆入り、ココナッツミルク

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食べながら考えた。
きっと京女もそろそろこういうのが食べたくなっているだろうと。
この後、すぐにこのお店に2人で行きました。
この時、食べながらグリーンカレーが食べたくなったのです。
本来の私の反応なんです。変な奴ですね。

明日に続きます。

和菓子

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スープをすする音が我慢できなかった [食]

これは、先週父親と食事をした時の話。
この間は、病院で待ち合わせだった。
大きな病院は、愉しくないですね。
病人がたくさんおられるしね。
でも父親は、ブランドがいいのか好きなんです。
黙っていたら「病院で食事をしよう」なんていいます。
私は、両親の付き添いで病院に通っていた愉しくない思い出があるからあまり好きになれない。
父親はなぜあのような場所が好きなんだろう?
不思議です。先生様が好きなのかな?

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↑スマート珈琲店2階、ポタージュ

この先週の病院は、採血だけだったから、父親1人で行かせました。
診察室に入る時は、私が必ず付き添います。私はドクターにお聞きしたいことや聞きたいことがたくさんありますからね。父親だけでは、全然対応していないのです。世間話程度かな?ドクターも時間が長くなり困られるだろうしね。でも私が喋りだすとかえって長くなるかも・・・。なんか悲しい。

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↑飲み方を指導しておりました。まあ、聞いてないとは思うけど。

父親のランチ希望は「洋食」でした。
私は、食べたくなかったけど・・・。
スマート珈琲店の2階に行くことにしました。
食べたのが本日の写真。

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↑父親は、これを食べました。

父親が好きなポタージュスープも注文した。
盛大に音を立ててくれました。
なぜか先日は「静かに飲みましょう」と言ってしまった。
どうやらテーブルマナーの訓練を受けていないようなのです。

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↑私は、これです。ポークソテー2枚とか注文できないのかな?

観察するとスプーンの使い方がだめなんです。
まずスプーンの持ち方が悪い。
そしてスープをスプーンですくう量が多すぎる。
口に対して平行にして、スプーンの横にしたまま、飲もうとする。
そんなことをするから、こぼしてしまうのです。

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基本は、口に対してスプーンを垂直に傾け、スープを啜るのでなく、流し混むと音がしない。それが理解していない。しかも姿勢が悪い。
脇を閉めなさい!
口にスープがついたら、ナプキンで拭いなさい。
父は、ウエットの紙ナプキンで口を拭う癖がある。あのウエットタイプは、アルコールと漂白剤が含まれている場合があり、口を拭うと口の周りが荒れる原因になるので高齢者はやってはいけない。どうしてもウエットディッシュが欲しいなら自前で非アルコールタイプを持参するようにしない。

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↑父親もパンだった。私の真似をするのです。まあ、お皿に盛ったライスよりパンの方がいいですね。ライスがパリパリになるのであまり好きでないのです。お皿のライス。

先日は、お店が静かだったのでスープを啜る音が大きく感じられたのです。
父親は、よくホテルで食事というのです。これでは、いっしょに生きたくない。
両親は、よくホテルに行って食事をしていたようです。どんな食べ方をしていたんだろう?

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↑デザートのプリン。いつもならホットケーキなんですがこの日は私が食べられなかったのです。

それとか、高齢になると袖にソースを付けたりする。
手の末端まで神経が行き届かないのかもしれません。
若い時にしっかり訓練しておいたら身体が覚えるのですが・・・。

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↑この階段を降りるのがいいリハビリになります。松葉杖の時なら、私でもちょっとビビります。

この日、思わず口だししてしまった。
横で食事をして、私が不快になることは止めて欲しい。
店内が静かだったからかも。
普段は、そんな細かいことは言わないのですが・・・。
ムシの居所が悪かったのかなぁ・・・。
でも、デイサービスで食事をしていて、ズルズルと音立てたら、親の顔ならぬ、息子の顔がみたいと思われるので・・・考え過ぎか。

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三寒四温というより [風景]

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三寒四温(さんかんしおん)という言葉がある。
冬季に寒い日が3日はど続くと、そのあと4日はど温暖な日が続く。そういう意味だったと思う。
でも最近の気温は、ちょっとすごい。
京都市内を見ていると、底冷えがなく、普通の冬の冷え方だ。
昔は、北海道から来ている人が、京都市内の気温で「寒い」と言っていた。
いまは、そういう底冷えは案外少ないように思う。

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ひょっとしてヒートアイランド現象のような状態になっているのかな?
空調の室外機や車から、暖かい空気がでているのも影響しているのかも。
でも昔に比べ、風邪やインフルエンザに罹っている人が多いように思う。
人間も小さい時から、暖冷房が完備して、食べるものも高栄養状態。
ストレスも多いから、免疫力が落ちているかも。

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↑京都御苑・出水のしだれ桜

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↑いつもなら四月初めにこんな状態になるのですが・・・今年はどうだろう?

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↑現時点では、まだこんな状態。今年は予想が難しい。去年も開花が早かったし・・・。

一昔前の人間の方が身体が丈夫かも。
私の父親の世代は、結構長生きなんだけど、次の世代やもっと若い世代は、案外長生きできないかも。
いざとなったらドクターも頼りないしね。

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そんな時に、新型の肺炎騒ぎ。
対抗するには、自分の免疫力を強化するしかない。
ストレスもできるだけ持たないような生活をしないといけません。
あまり「滅菌」みたいなことはしない方がいいかも。
難しい時代になりました。
できるだけ管理しない方がいいのかも。

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京寿司・・・2 [食]

昨日の記事の続き。
本日は、京寿司の内訳です。
昔から京都に伝わるお寿司。
小さい時、お客様がこられたらこのようなお寿司とお吸い物を出前してもらっていました。
その家の人は、お茶漬を食べておりました。
それが「京のお茶漬」の実体。
もう少し上等?のお客様には、仕出し弁当の場合もありました。

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↑太巻、小さい時、シイタケが苦手だったな。卵だけ抜いて食べていた。ボンボンの京男。

他の家庭はどうかようわかりませんが、京都市内の家庭でその家人が食べている食事をお客様に出すことはなかったと思います。
それはお客様に対し失礼という気持ちがあったのかも。
そんな事情もあるので、京都市内では、お寿司屋さん、うどん屋さん、仕出し屋さん、洋食屋さんがたくさんありました。中華料理は少なかったかも。

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↑おぼろ巻、おぼろ昆布も紫蘇も苦手だった。

お寿司は、生ものを使わないのが普通だったと思います。
それは、物流や冷蔵庫が完備してなかったからです。
魚は、酢でしめて使っていた。
刺身は、鮒や鯉、例外的に生きた状態で京都市内に運べる鱧(はも)は、ありました。ただ、刺身といっても鱧は、骨切りをして吉野葛をまぶし、湯通ししたものを食べるのが普通だった。

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↑いそ巻、酢でしめた鯖が入っている。小さい時、苦手だった。

それと京寿司は、お茶屋との関係もあった。
つまり酒席でちょっとつまめる状態になっていた。
いろいろな昆布でラッピングしてある箱寿司が主流。それなら乾燥を防げる。防腐効果はどうかわかりませんが。

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↑鯖姿寿司、鯖の模様が苦手だった。皮のない部位は食べていた。

これらのお寿司は、醤油をつけないのが基本だと思います。
そして、一口で食べられる配慮がしてある。
作る時、一つ一つちゃんと味付けがなされている。
だから京寿司は手間がかかります。
いまとなっては高価なのは、仕事が必要だからです。
江戸前の握り寿司は、鮮度が良ければそれでいいのですが、京寿司はそうはいきません。

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↑ハモ箱

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↑これは、小さい時好物でした。あの鱧だと認識していなかったのでしょうね。

小さい時は、京寿司を好きでなかった。
食べるものがあまりない。
鱧の箱寿司とケラ箱の卵だけ食べていた。伊達巻の卵も。
いなりだって、稲荷神社の狐を想像して食べるのがいやだった。
今は、美味しく食べるのですが。

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↑ケラ箱(卵とえび)

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↑エビは苦手で、卵だけ食べていた。関東のと違いあまり甘くない。関東の卵なら嫌いになっていたでしょう。

こういう京寿司、たまに食べたくなります。
この京寿司「もっと広まったらいいのに」と思う。
寿司というと握り寿司が主流だけど、京都に旅行に来て、江戸前や金沢系の寿司を食べることはないと思う。

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↑タイ箱?

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↑この薄い昆布は、旨味をつけるのと乾燥を防ぐという意味なんです。

牛肉だって、昔、いまのようにホルモンを食べていません。
最近、女性が喜んでホルモン焼を食べたりしているけど、あれにはびっくりさせられる。ビールだってジョッキで飲む。百年の恋も冷めますね。口をひらけば「ヤバイ!」なんていいます。大股で闊歩するのも、ちょっと悲しい気分になる。
人前でバッグからおにぎりを出して、歩きながら食べるのも興醒め。忙しいのかな?
「品格」とか「魅力」ってなんだろう?

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↑いなり

京都市は、観光都市なんだそうです。
なら他の地方で食べられない独自の食べ物がもっとあっていいと思う。
東京で流行ったものが京都市内で出店している。甘味だってなんでも抹茶を使えばいいなんて考える。もう少しちゃんと企画したらいいのに・・・。
ちゃんとしたリサーチをして出店しないから大抵うまく行かなくてすぐに閉店したりする。マスゴミやネットも悪い。
ちょっと悲しい京都市内。
インバウンドなんてことを当てにしないで、もっとまっとうに企画して欲しいものです。まあ、言うのは簡単だけど。

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京寿司 [食]

先日、京女とランチを食べに行くことになった。
「たまには京寿司でもいかが?」というとそれで行こうとなった。
京寿司なんて久しぶりでした。

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↑いず松「京寿司(にぎりなし盛合せ)」

「京寿司?」と思われる方も多いでしょうね。
私の小さい頃は、お寿司というと写真のようなものでした。
冷蔵庫がなく、物流が整っていない昔は、京都市内で魚を生で食べるということは少なかった。京都市内は海に面してないですからね。

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↑「京ちらし(生ものなし)」

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「冷蔵庫がなかった?」と言われそうですね。
冷蔵庫といえば、電気でなく氷をいれて使うタイプのものでした。
電気洗濯機もなかった。もちろん暖房冷房もなかったのです。
テレビもなかった。もちろん携帯電話なんてなかった。有線の電話はありました。それも電話がある家は結構少なかった。家にお風呂もない家が多く、銭湯に行くのが普通だった。そうそうガス湯沸かし機もなかった。
一戸建ての家は、隙間風が入っていた。暖房は、練炭式の掘り炬燵と火鉢だけ。
トイレは、汲み取り式だった。
いまの我々の生活環境は、昔なら空想科学小説の世界ですね。

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↑吸物

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↑バラン細工、久しぶりに手作りを見たような気がします。

そのような昔、寿司といえば生ものでないものが主流だった。
滋賀県なら鮒寿司のようなものになるのでしょう。
京寿司の盛り合わせは、本日のようなものがほとんどでした。
鯖寿司は、各家庭で作ることが多かったかな?お祭の時、親戚に配る習慣がありましたからね。

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↑伏見稲荷大社の干支の絵馬

京男は、この京寿司が苦手でした。玉子ぐらいしか食べられなかった。それがなんといま食べているのが不思議です。それも江戸前よりも好きになっている。
そうか元々生魚が苦手なのが原因かも。
私は、海鮮丼というのがだめなんです。マグロも好きじゃない。
魚の脂で胸焼けするし。鯖寿司も1個ぐらいなら食べられる。
京女は、酒飲みの家庭だったから刺身や蟹は大丈夫なんだそうです。

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昔の京都の生活ってすごいでしょ。
いまの世代は耐えられるかなぁ・・・。

京寿司の内容は、明日ご紹介します。

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京男的には、これぐらいの梅が好きかも [風景・和菓子]

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写真的には、昨日の続き。
月曜日、みょうに身体が冷えていた。
家でジッとするとそうなる。
この時期は、ずっと動いていないと行けないのかなぁ。

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歩くと身体は、暖まります。
そうか!デスクワークで帳簿を整備しているからか!
夏場は涼しくていいのですが、この時期に帳簿の数字を見ると寒くなる。
悲しいなぁ。
でも早く作業をしないといけません。

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でも本日のような写真を見ていると嬉しくなりますね。
梅の花が好きなんです。香りもね。
お香でも梅の香りテーマ(梅そのものの香料ではない)にしたお香が好き。

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梅は、桜と違って静かに楽しめるというのも好きな理由。
花見の宴会は、普通しないですよね。梅のシーズンは。
でも・・・北野天満宮へは行こうと思わない。
やはり人が多いというのがあるかな。
それと境内を区切って有料スペースというのも好きになれない。

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↑鳴海餅「三色団子」こういう形状が好き

私は、智積院や京都御苑が好き。
人が比較的少ないですから。
桜は、最近そうでもないですが。
今年は、来ないかな?ならいいかも。

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↑二條若狭屋「天満の梅」

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↑きんとん、粒あん

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梅の開花も駆け足ぎみ [風景・和菓子]

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今年は、暖かい日が続いている。
もちろん、冷える時もある。
雪は、9日の朝、ちょっとだけ降っていた。まあ、フケ程度。もちろん積もったりしない。すぐに消えた。
北の方の山はちょっとだけ雪化粧になっている。

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梅も先月末から咲いていた。
梅の木もちょっと戸惑っている感じがする。
だから満開状態ではない。まだこれからという木も多い。
梅の種類や植わっている場所、太陽光の当たり方によるのでしょう。

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この調子でいくと「梅祭」を企画している神社はちょっと困ったことになるかも。
人間の思うように自然は進まない。
今年は、桜の開花も早いのかもしれない。

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この天候は、人の営みに影響を及ぼすのでしょう。
冬の衣料品は売れなかっただろう。新型肺炎の影響で観光客も少ない。つまり訪日外国人観光客の経済効果も低くなっただろう。
オリンピックだってどうなるかわからない。
冬でこの暖かさだから、夏は猛暑になるのではないでしょうか。
豪雨や台風なんかも問題になる。
「弱り目に祟り目」ということもある。

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↑二條若狭屋「梅ごよみ」

こんな時は、直観をたよりに行動するのがいいのかも。
毎年なんとなく続けているから・・・なんてことはやめた方がいい。
今年は、特にそういう年になるのでしょう。

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↑薯蕷羹、栗あん

こんな時は、丈夫な身体と直観力がたよりです。
どの方向でも動けるようにしないとね。

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竹の皮 [甘味・その他]

昔は、ラップなんかなかった。私の小さい頃はなかったと思う。食べ物を運ぶ時、竹の皮だった。
竹皮って優れた特徴がある。

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竹皮の特性
1.抗菌作用・防腐作用
2.通気性
3.吸湿性
4.保水性
5.消臭効果
6.丈夫

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竹皮は、抗菌作用のある「フラボノイド色素」や「高級脂肪酸」という成分を含んでいます。それと通気性、吸湿性が高いので、包んだものが傷みにくい。
しかも丈夫なので、焼いたり、蒸したりという調理もできる。
竹皮の端を細く裂くと紐にもなる。
ゴミになっても環境に悪影響を与えない。
いい竹の香りが食べ物を美味しく感じさせられる。

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以上のようなことがあるから、もう少し一般家庭でも使ったらいいかも。
できれば、国産のモノを使うのが安心でしょう。

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ラップやタッパーウェアを少なくしていってもいいのかも。
もちろん、竹皮はすぐに使えない。30分ぐらい水で湿らせておかないと使えない。
なれだと思います。
焼いた梅干し入りおにぎりを竹皮で包み、風呂敷で包んでお出かけなんてことを楽しんでもいいのかも。

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本日の写真は、滋賀県の「和た与」のでっち(丁稚)羊羹。これは、栗の入った特別バージョン。
よく考えたその竹皮で包んだ羊羹を、長期保存できるように密封し、脱酸素剤入りにしているのが不思議な感じがする。

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右側に入っているのが「脱酸素剤」。
土産物に入っていますよね。
これどういう仕組みなのかわかりますが?

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脱酸素剤は、密閉容器の中を脱酸素状態にする薬剤である。鉄の酸化を利用して酸素を吸収するタイプが主流であるが、糖やレダクトンなどの酸化反応を利用した有機系のものも一部で使用されている。酸化を防ぐことにより、カビ、害虫、油脂の変質などを防止することができ、食品包装で広く利用されている。
よく見るのは、鉄の酸化を利用したものです。昔、使うにあたって入れ物の機密性が問われます。なぜ?使い捨てカイロと同じ原理なんです。鉄の粉を酸化させて酸素を減らすのです。容器の機密性が悪いと若干だけど熱がでる。そうなると食品が変質するのです。容器にいれたものを何回も遠方に送ったりして、機密性のテストをしたものです。
私は、風味が悪くなるからあまり好きになれないな。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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タグ:洛外 甘味
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