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弘法さんでしか売ってない飴? [甘味・その他]

京男は「○○限定」なんて言葉に弱かったりする。
「最後の一本」「いま逃がすと三世出会えない」「盲亀の浮木※のようなチャンス」「優曇華の花※に出会うような」・・・
※盲亀の浮木/大海の底にすみ、百年に一度だけ海面に出てくる盲目の亀が、海面に浮かぶ一本の木に出会い、その木にあいている穴に入ることは容易ではないという、仏教の説話から。もとは、仏または仏教の教えにめぐり合うことは、非常に難しいことをいったもの。
※優曇華の花/三千年に一度咲くという想像上の吉兆の花。
※「盲亀の浮木、優曇華の花」と続けてもいう。

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↑お店は、八条通南側にあります。

過去の経験からいうと、こういう時は、問題なければ手に入れて置くのが正解。次回になると条件が難しくなっていたりする。
また、気に入った服や靴、その他のモノは、同じものをバックアップとして手に入れて置くのが正解。
最近は、ネットで探すことができるようになったけど、やっぱりその場で判断し、手を打つのがいい。

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写真は、「東寺飴」といいます。毎月21日の弘法市の時だけお店がオープンしたはります。
種類は、生姜、サイダー、黒、はっか、梅塩、レモン、抹茶、べっこうがある。
写真は、一番人気の「生姜」。

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おそらく、普段はお店を開けていても、人通りが少ないから商売にならないのかも。
だから弘法市なのかも。
きっと人員の関係なのかも。
そうか卸しとかで、忙しいのかも。

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昔、お濃茶の飴を飴職人さんに作ってもらったことがある。
抹茶の粉を透明の飴でつつみ、飴を作るというもの。
飴は、固まる前は当然熱がある。
抹茶は、熱に当たると色が赤茶けてきたりする。もちろん色粉をつかったら色は変化しないのですが、それでは味が悪くなる。
いい抹茶の粉を薄い飴で包みたかった。
口にいれた時、薄い飴がスッと溶け、抹茶の粉が口の中で広がるようにしたかった。
フワッと飴が消えて、抹茶の味と香りが残る。
これを作るのがとても難しかった。どうしても飴の熱で抹茶が変色してしまう。
どうしても飴の層が分厚くなる。甘味だけが全面に出過ぎる。
最後は、コストの壁を越えられなかった。
抹茶の落雁もそうだった。タブレットもね。
戦時中(応仁の乱でなく大東亜戦争)にゼロ戦パイロット用に目覚ましように、抹茶のタブレットをつくっていたらしい。もちろん、カフェインを摂るためです。いまなら合成のカフェインになるのかな?でも人工的にカフェインを作るとなるとアンモニアから生成された窒素を多く含む尿素から合成しています。尿素をまずはメチルアミンのような薬剤とギ酸へ変化させ、さらにカフェインのような特性を持つテオフィリンへと変化させます。最後に、テオフィリンをメチル化させると純粋な合成カフェインが完成します。作っているのは中国らしい。工場の近くでは、猫のオシッコのような匂いがするらしい。なんか身体に悪そう。
ドリンク剤ってあるじゃないですか、大抵カフェインが入っていますよ。
その点、抹茶を使うとそんな心配はない。でもコストが合わない。

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なんか話がそれました。
どうも話がそれます。
この東寺飴、いつもは、義母から持っておりました。
京女の実家は、東寺の近くにありますからね。

いまの時期、こういう飴もいいですよ。
毎月25日、弘法さんの時に見つけたらお買いください。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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いつもは独りなんだけど [食]

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↑智積院

これは、先週末のランチ。
京女と散歩がてらランチとなった。
いつもなら四条河原町とか京都駅方面になるのですが・・・どうも行く気しない。
観光客は少なくなっているとはいえ、地元のオバハンが多いのです。
なんだろう?なんでオバハンが多いのだろう?
道を歩いていても人の流れが非常に遅い!それがいやなんです。
観察してみると「ながら」ですね。スマホを見ながら歩いている人が多い。
歩く時は、やめた方がいいと思うのですが・・・。
それと飲物を飲みながら歩く奴・・・白人系が多い。彼奴らは動物的ですね。ファッションだと思っているのかな?そうか彼奴ら国が不安定だから、いつでも逃げられるような状態で飲み食いをするのかも。「ここは日本、治安はいいからそんなことをしなくていいよ」と言ってやりたい。

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↑鐘園亭泉涌寺店「四川風サラダ」

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それから彼奴ら歩道沿いのカフェ?によく座っている。
あれ、パリのシャンゼリゼならいいけど、祇園とか四条では似合わないと思う。排気ガスも結構臭いしね。そうなんです。京都市内は、観光バスがよく走るので排気ガスが臭いのです。盆地だからどうしてもガスが底に溜まるのです。
「あんたら、そんな所に座っていたら、鼻の穴が煤で真っ黒になるで」と言ってあげたり。

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↑甘酢盛り、ライスとスープを付けて定食風にしてもらった。

それと百貨店は、ババアが多い。
あんたら、週末とか休みの日に出てこなくても平日の人の少ない時に出てきたらいいのに・・・でも週末や日曜日なんです。そうか平日は、病院に行くんだ!

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↑鶏、肉団子、エビ、豚の甘酢、こういうのって面白いでしょ。

なんてこともあるので、週末は、いつもの私の散歩コースを2人で歩きました。
京女にとってあまり運動にならなかっただろう。彼女は、社内を歩いているだけで一万歩ぐらいになるそうです。しかも歩いて通っている。
歩数で絶対かなわない。

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↑肉団子と野菜の煮込み定食

今熊野近辺で買い物して、ランチは、鐘園亭泉涌寺店にする。
この店ならメニューを諳んじている。
2人だから四川風サラダを追加してみた。
独りだとこうはいかない。たまにはサラダもいいものです。

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↑寒い時は、こういうのが美味しい。

いつもは、病院帰りが多かったのですが、最近、病院行きでない時も来ています。
おばちゃんに「あんた元気になったねぇ」といつも言われます。
松葉杖の時からズッと通っていますからね。それが最近、杖なしでスタスタ歩いている。すごいものです。でも元に戻っただけなんですけど。

和菓子

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ベンショ [京ことば]

京都市内でも新型肺炎感染者が出ました。
風評の問題があるのか具体的なデータがない。
とりあえずあまり人の多い場所には行かないことかな。
困るのは、高齢で持病持ちの父が薬を求めて病院に行きたがるのが問題。
どうしても必要な薬でなく、痒み止めの塗り薬がなくなったから・・・なんていうのが困ります。皮膚が乾燥しているのだから、あまりベタベタしないオイルやワセリンで十分効果あると言ってもなかなか理解しない。皮膚科に行って・・・と言います。
不用意に病院に行くのは、この時期避けたいというのがわからない。マスクだってしませんからね。
風邪とインフルエンザ、それと今回の新型肺炎と区別がついていない。「葛根湯」で治すと言ったのには、苦笑しました。
SNSで「新型肺炎には、生姜と葛根湯が有効」なんて言ったら噂になりそう・・・。

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地上波の放送で、高齢者に正確な対処方を教えて欲しいものです。なんかわかったようなわからないような内容が多すぎます。ニュースだってそうだ。
父親と話していて、接触感染は、ウイルスに感染した人と抱き合ったりしなければ大丈夫と思っていた。とんでもない間違いだと指摘した。地下鉄やバスのつり革や手摺り、食べ放題のトング、使用して拭きもらした部分、座席なんかも危ないことになる。神経質すぎるのもいけないと思うけど、高齢者や持病のある人はできるだけ、外出は避けて欲しい。病院だって危ないですよね。病院や医者で薬をもらうのが好きな年代層は問題です。頑固で言ってもきかない場合が多い。「オレは、ワタシは大丈夫。戦争中の状況に耐えて来たんだから」と訳のわからないことを言うのです。

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さて、タイトルの「ベンショ」です。
先日、新型肺炎のニュースを見ながら、京女と話していた。
その時、私が「こんな時は、ベンショやね」と両手の親指と人差し指で輪つくり鎖道にしていいました。
京女は、ギリギリ理解した。

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調べるとどうやら京ことばのようなんです。
だから、このタイトルを見た他府県の人はわからないかも。

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「ベンショ」は、子供の遊びだった。
ベンショの意味は、「不浄者」という意味。
「あんたベンショヤし、もう遊ばントコ」というような使い方をします。
子供仲間の遊びで、体の一部に触れてベンショというと、触れられた子供に不浄が移ったことになるので、その子供は他の子供に不浄を移すために追いかける。
そんな遊びをしたものです。

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↑「ベンショ」と言いながら、左右の指でこういう形をつくる。これで結界になる。

その不浄状態を防ぐ必殺技があったかも。両手の親指と人差し指でO(オー)の形を作り、鎖状にするのです。独りO−リングテスト状態ですね。
それで結界が作れる。いまになるとそれひょっとして有効かもと思います。まあ、一部の人だけにでしょうけど。

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↑北野天満宮の牛さんも「撫でられるのは嬉しいけど・・・」と言っていた。

今回の新型ウイルスには、手洗いとアルコール消毒が有効らしい。私は、アルコールアレルギーなので使えません。クロルヘキシジンなんてそうそう置いていません。困ったものです。
アルコール消毒・・・あれもテーブルを拭くと塗料が剥げて汚くなります。あれも困ったものですね。

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↑東寺の贔屓君もちょっと困っているかも。

今回の新型肺炎騒動、いつまで続くノでしょう?
爆発的に広がらないように願いたいものです。
危ないと思ったら指で「ベンショ」を作りましょう!

京都市内の社寺で「撫でもの」がある所も対処に苦慮している。
鈴緒だってそうですよね。接触感染のリスクがある。
いちいち消毒なんてものねぇ・・・。神仏の対応できないのかも。
「困った困ったこまどり姉妹」ですね。

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懸想文 [社寺]

懸想文(けそうぶみ)ってご存知ですか?
三省堂大辞林には、このように書いてあります。
1.恋慕の情を書きつづった手紙。恋文。艶書(えんしよ)。
2.近世、正月に京都の町などで売られたお札。艶書に似せて、縁起を祝う文句が書いてある。 [季] 新年。
「懸想」って、「思いをかけること」「恋い慕うこと」。今も昔も人間のすることは同じですね。

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↑須賀神社

本日登場するのは、須賀神社の「懸想文売り」。このブログでは、年に一度ぐらいでてきます。

季語「懸想文売」があります。本来艶書を意味したが、良縁、夫婦和合、商売繁盛等の ご利益もあるとされる。元禄のころ、元日の朝から十五日まで、 赤い袴に立鳥帽子、白覆面といういでたちで京の町を売り歩いた が、その後すたれた。

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↑懸想文売り

どうやらラブレーを相手に届けてくれる人ではないようです。
昔ってどうやってコミュニケーションしたんだろう?教養のある人は、和歌なんかを相手にそっと渡したりしたのかな?そてとも矢文を打ち込んだり・・・それはないか。

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ラブレターって面白いですね。夜書くとだんだん興奮してしまう。翌朝見ると恥ずかしくなって出せないなんてことが多かった。企画書なんかもそうだけど、夜はあまり考えたらあかんのかも。
私は、夜明けとともに浮かぶアイデアが昼間に耐えられると思います。夜って良くも悪くも集中してしまうのでしょうね。

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↑領収書は出ないけど、お釣りはどうなんだろう?

昔、京の貴族は、恋文の代筆をしていたらしいのです。もちろん貴族同士の恋文なんだろうけど・・・だって庶民は文字が読めない人が多かったと思われます。恋の和歌を送られてもねぇ・・・。貴族でも和歌が得意な人とそうでない人もいただろう。女性だってそうです。それより夜這いの方が早いのかな?

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今は、便利になりましたね。メールかラインで相手に届く。まあ、効果はどうかわかりませんけどね。京男の時代は、携帯電話なんてのもなかった。公衆電話と有線電話だけ。相手に電話をかけても、本人かどうかわからない。話していて「母です」とかだったりする。しかも電話って貴重品?だったから、玄関や茶の間にあったりする。ヒソヒソ話なんてできない。ラブレターなんてのもあるけど、字が下手というハンデを抱えていた。
今は、いい時代になりましたね。

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↑一年ぐらいが有効期限なんやろか?

この須賀神社の「懸想文売り」は、やらしい書を売っているのでなく、神社のお守りとして有料で配っておられるようです。
これは、2月2日と3日の限定なんです。
この「懸想文御札」をタンスの置くに入れて置くと「良縁が授かる」「(それなりの)美人になる」「着物が増える」なんて効果があるらしい。男が買ってもあまり意味がないのかなぇ・・・。

そういえばいつかこれを手に入れた時「領収書はもらえますか?」と言ったことを憶えている。答えは「でません」だった。そりゃそうだよね。
でも100部欲しいとか言ったら、くれるのかな?

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熊野神社・・・節分風景 [社寺・和菓子]

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↑熊野神社

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これは、2日の写真。
熊野神社の節分です。でも毎年「境内無料休息所 茶菓のせったい」というのがある。

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↑お土産の八ッ橋なんかを売っています。

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↑焚き火

ここは、新熊野神社と違って、接待系ですね。
狭い境内で火を炊いて、暖かくしています。
でも今年は、必要ないぐらい暖かかったですね。

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この風景は、私が小さい時から同じ風景です。
焚き火の匂いも同じ。

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↑境内の接待は、いつも行列

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↑こちら西尾八ッ橋本店は、お餅をついたりして、無料なんだろうな。

こういう無料の接待は、人気です。
父親を連れてならんだら、一食ぐらいいらなくなるかも。
将来、2月2日と3日は、色々な神社やお寺を巡るといいかもね。
暖もとれるし。お茶の飲める。極楽です。(笑)
吉田神社の屋台の値段は高いけど、こういう社寺の接待は無料。
高齢者の皆さん、並びましょう!

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↑本家玉寿軒「下萌え」

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↑黄味しぐれ、こしあん

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おにさん、ろっかく、たこにしき [社寺・和菓子]

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↑炎の真ん中に鬼らしい顔が見えませんか?焚き火の鬼で暖をとる。風流やね。

昨日、一昨日と京都市内の色々な社寺で鬼が出ただろう。
一昔前、そんなに鬼が出る催しはなかったと思うけど・・・。
信仰というより、金儲け目的で、檀家が減ったお寺や、氏子が少なくなった神社が起死回生のチャンスとイベントを仕掛けているのでしょう。

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↑本山修験宗総本山 聖護院門跡

福豆をもらおうと日頃社寺なんかに行ったこともない人達が、亡者のように撒かれた福豆を奪い合う姿は、見ていてあまり美しくない。
それより、もっと節分の意味合いをわかりやすく、来た人に説明して欲しいと思う。
もっとも来ている人は、日本人の場合、中高年以上のジジババばかりだ。知ってもあまり意味がないように思うけどな。

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↑本山修験宗総本山 聖護院門跡

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↑本山修験宗総本山 聖護院門跡

そうそう時々、小さい子供を鬼に脅してもらっている親がいる。
あれはあれで、いいことかも。
「世の中には、得体の知らない怖いモノがいる」と教えるのはいいことかも。
でも最近のガキは、着ぐるみだと見破っている・・・。
かわいくないですね。

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↑吉田神社

そうそう昨日、高島屋で不思議なババアを見た。
虎柄のコートを着ていた。頭髪が紫色で鬼のようなモジャモジャ、メイクがまたすごいペインティングだった。とっさに追いかけて写真を撮ろうと思ったけど、見失ってしまった。あれは異界の存在だったのか?
時々、不思議な存在を目撃する。

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↑吉田神社

よく考えたら、鬼なんて可愛いものですね。
かくりよ(隠世、幽世)より、とこよ(常世)の方が怖いのかも。
いま、問題になっているウイルスというのがある。あれって昔なら鬼や邪気ということになりますね。生物と非生物の間の存在でしかも小さい。
現在社会は、まだ医学や科学が発達しているから、実体がある程度わかる。でも振り回されている。人間をせせら笑っているようにも見える。どんどん変異していく。

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↑亀屋良長「鬼ハ外」

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↑きんとん、粒さん

人間だって、自分が主役だと思っていますよね。
でもモノ過ぎ数の微生物、細菌、ウイルスの集合体なんですよ。
ちょっとバランスが崩れたら、病気になる。
西洋医学が発達してきたけど、治せない病気がすごく増えている。
外科はかなり進んできたけど、内科はどうだろう?
お薬でもお金の問題ですっきり治らないようになっているかも・・・。
人間がどうして生きているのか?本当はわかっていない。
色んな健康法みたいなことをテレビでやっているけど、結構いい加減。

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↑塩芳軒「おかめまんじゅう」

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↑上用、黒こしあん

節分で「鬼は外 福は内」なんてやってもそれほど有効でないかも。
でもただ一つ「笑う」のは、有効らしい。
本日の「おかめまんじゅう」があるでしょ。千本釈迦堂 大報恩寺の「おかめ」さんに因んだ上用。
形は、お多福さんと同じ。
この間、テレビに出ていた「紅しょうが」という女芸人さんを見ていて、すごくお多福顔なのに笑ってしまった。
やっぱり笑いが、鬼に対する唯一の方法ですよ。
おおいに笑いましょう!

女性のみなさん、お多福顔をめざしましょう!
本日のタイトルは意味不明でした。すんませんなぁ。

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節分 [風景・和菓子]

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本日2月3日は「節分」ですね。そして4日は「立春」。
「立春」の前日が「節分」。
ということは、年に四回あることになる。
「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日。
この四つを比べると、冬から春の「立春」が一番、変化が大きいのかも。

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変化が大きいというのは、陰陽の落差が大きいのかな?
だから、その時期に特別に邪気を祓う必要があると昔の人は考えたのかも。

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いま、新型肺炎ウイルスで大騒ぎですね。
ウイルスなんてのは、直接見えないから「邪気」の影響と考えても不思議でない。
旧正月のお祝いが木っ端微塵になってしまった。
それだけでなく、経済活動もかなりの影響を受けている。

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↑本家玉壽軒「福升」

まずは、豆撒きを真剣にしたらいいかも。
邪気は、豆の形状に弱いのでしょう。楕円形、そして種ですから新しい生命がはじまる。昔から、「魔目(まめ)」といい鬼をやっつける効果?があるといいますね。
豆撒きの時、升(ます)に入れますよね。升は、米やお酒などを測る時に使う。最近は、升で計量している人は少ないと思いますが・・・。
升というのは、正しくないといけないものです。人によって大きさが変われば問題になるだろう。だから、升は公明正大の象徴なんです。それに豆をいれ撒くことで、邪気を払う。

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↑上用、黒こしあん

そうそう鬼がやって来る方向は、鬼門といいます。方向でいうと北東、昔風にいうと丑寅となります。丑→牛で角がある。寅→虎で虎のパンツをはいている。
だからと行って大阪方面のおばさまが鬼だとはもうしません。
桃太郎の話で鬼退治をするために、お供が申(猿)・酉(雉)・戌(犬)は、鬼門に対する方角を表している。
桃太郎の「桃」も魔に対して有効なアイテムなんです。
追儺式で「桃の弓」なんてのが出て来ます。

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↑長久堂「福は内」

それと邪気は、音と匂いが弱点なんだそうです。
桃の弓の音や笑い声に弱いのです。だから各家庭でできるだけ笑いましょう!
つまらないテレビを観るより落語を聞きましょう!
匂いもある。鰯を焼いたり、柊の枝に鰯の頭を刺したりします。それは、私も弱いかも。京男Jr.1も家に入ってこないだろうなぁ・・・。スルメを焼いても・・・か。

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↑上用、こしあん

各家庭でできる邪気対策
1.豆を食べ
2.屁をこく
3.そして、大いに笑おう
きっと、これで「福」が来るかも。
しょうもないテレビやネットのスイッチは切ること。
クダラナイ情報を得ても仕方ないと思いませんか?

それにしても、豆を食べると、なぜ小刻みに屁が出るのでしょうね。

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底冷えは何処に行った? [風景・和菓子]

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京都市内は、先月雪が降らなかった。
昔は、「京の底冷え」といっていたのに。
でも馴れるとあったかいのもいいのかも。
しかも、今年は、新型肺炎などという怖いのか怖くないのかわからないモノが流行っているお陰で、京都市内は観光客が少なく快適。
本来の人数に戻った感じがする。
これでいいように思うな。

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宿泊する木賃宿だって経営者は中国系、土産物も中国系の会社、貸衣装だって中国系の会社、居酒屋やカフェだって中国系、タクシーだって不法な白タク・・・京都市になんにもお金が入ってこない。それが分かってきた。
観光客が増えても問題が起きるだけ。しかも今度はウイルス。
京都は、そんな変な観光収入で金儲けを考えない方がいい。
いい機会だから、一から考え直したらいいのです。
最低、百年ぐらい先を見てしっかり政策を考えればいい。

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昨日は、ランチを兼ねて散歩した。
私にとってはいつものコースではありますが。
智積院の梅もいい感じに咲いてきている。
ここなら観光客もいないから、快適なのです。

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いつもなら四条河原町や京都駅方面に行くのですが、観光客がいたりするとうっとうしいので、行かなかった。バスに乗ったり、タクシーに乗ったりもなんだかいやなんです。どうしても手摺りやつり革を持ったりしますからね。
百貨店なんかの土産物や食料品売り場はいやですね。
レストランなんかも、しっかりテーブルは拭くだろうけど、イズはあまり拭かないだろう。試食の場所なんかもいやや。例年なら高島屋に行ってチョコレートの試食となるのですが、今年は止めです。

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↑本家玉壽軒「おとずれ」

外から家に帰ると、南向きのベランダからお日さんがたっぷり入ります。
だから暖かい。我が家は、暖房がいらない状態なんです。
仕事をしている北側の部屋はさすがに涼しい。でもダウンジャケットを着て、手袋をしているので全然問題ない。快適。

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↑こなし、黄味あん

温暖化かどうかわかりませんが、あんがい温暖化も悪くないのでは。
野菜も安くなってきたし・・・キュウリだけは高いけど。でもカッパではないので大丈夫。これで、消費税を廃止すれば、快適に暮らせるかもね。
「お前は、商売してないからそんなことが言える」なんていわれそう。でもね。今迄が異常でこれからは、こういうのが当たり前。人口はドンドン減るのが当たり前。なら新しく社会の仕組みを変えればいい。
書類や事務処理は、ブロックチェーンとAIで管理すれば、人員はいまの三分の一ぐらいでいいのではないかな?24時間営業なんてばかなことをしないで、夜は寝ればよろしい。お金がないのですから。お金は快適な寝具に投資する。
起きていたらお腹が減るから寝ましょう。テレビなんてもう必要ない。ついでにネットもそれほど必要ない。
無駄なことにあまりお金を使わない。
そういうのもこれからの生き方かも。

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↑長久堂「春を待つ」

人間は、アナログで生きればいいのです。
なんてことを京女と話しておりました。
朝、目が覚め、身体が無事に動いたらそれを喜びましょう。
夜、寝るとき「今日も一日おもろかった。ありがとうさん」と眠りましょう。
朝、誕生し、夜、臨終を迎える。
そういうことです。
物事を複雑怪奇に考えないことです。
そして、昼間は何をするにも全力疾走。
それでいいのではないでしょうか。

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↑こなし、備中白こしあん

なんか、訳のわからないことを書いてしもた。
すんませんなぁ・・・。

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どうしてもカレー [洛外・カレー・モノ]

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↑ポンガラカレー「選べる2種のカレープレート」パクチーはオプション、これは余分だったかも。

1人で行動していてランチとなるとカレーが多いかな?
ただ時間が限られているから、行列は絶対無理。
そこまでして食べようと思わない。

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↑マトン

このポンガラカレーなら比較的空いているから食べることが多いかも。
でも最近、このゴチャゴチャ盛りタイプが流行っているのか人が多くなった。
京都で食べたカレーも二種盛りのような状態だった。女性はこういうカラフルなのが好きなのかな?

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↑パクチームール貝

私は、どちらいいのか、食べながら考えていた。
その時の気分にもよるけど、最終的にはシンプルな方がいいかも。
値段も1,000円でお釣りがくるぐらいのがいい。
注文して、30秒ぐらいで出てくるのがいい。

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↑ムール貝って久しぶりかも

カレーって、ゆっくりでも急いでも食べられるのがいいかも。
うどんだとそうはいかない。
火傷したり、服に汁が飛んだりする。
そうかだからカレーうどんを私は余り食べないのか・・・。

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↑ヒヨコ豆が好きですね

インド料理もナンがあまり好きで無くなった。
きっと素手で食べるのがいやなんだろうな。
ナンを切ってもらってお箸でつまんで食べたりする。
きっと手が汚れるのを嫌っているのだろう。
カメラで写真を撮るのもあるか・・・。カメラが脂で汚れるのを嫌っているのだろう。それと手が汚れるのを嫌っている。

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↑インデアンカレー

インデアンカレーも付き合いが長いけど、最近、卵黄が嫌になりつつある。
最近、何かというと卵黄を乗せますよね。乗せると味を誤魔化せるというのもあるからなんでしょう。次回、インデアンカレーに行った時、卵黄無しで注文してみようっと。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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タグ:洛外 カレー
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