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開眼供養の後で・・・1 [食]

さて、無事、京男の開眼供養が終わりました。
本当は、両目の眼帯を外し、お披露目をするのですが、そうもしていられません。
よくドラマで、眼の手術をして眼の覆いをはずし「目が見えた!」という感激のシーンもなかった。眼帯を看護師さんがバリバリと外しただけ。先生も私の手をとり「よかったですねぇ」と涙のシーンもなし。
まあ、技術的に出来上がっているからなんでしょうけど。
改めて視力のありがたさを患者に知らせる演出をしてもいいと思うけどな。
そう思いました。
もう、病院に行き、手術というのはなしにしたいです。病院ってマイナス発想のかたまりですから。あれでは、病はなくならないだろう。嘘でもプラス発想で行かないとね。
病院から帰る時「お大事に」というのも止めた方がいい。
そういえば病院から退院する時、思わず「もう二度とお世話にならないように生きます」といいかした。「また、よろしく」なんて言ったら問題やしね。

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↑お抹茶と落雁

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↑木魚の形だ

今日と明日の記事は、開眼供養の後の食事です。
お斎(おとき)なんかな・・・まあ、葬式じゃないし、違うのでしょう。
食事には、京男と京女、そして長女の三人。
三人で食事って珍しい。
京男家の創業時代を思い出す。

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↑メニュー

この長女、悲しいけど私に似ている。
「髭を生やしたらお父さんだ」と言われておりました。
その長女も立派な大人。すごいですね。
私と同じ調理師学校に行っていた。でも食業界でなく、銀行員ね。
しかも中型バイクに乗っている。これも私の影響か。
そう考えるとすごいものです。

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↑五観の偈(ごかんのげ)

さて、この日のお料理は、閑臥庵(かんがあん)の京懐石普茶料理という料理でした。萬福寺方面の普茶料理とどの程度違うのか体験してみたかった。
萬福寺は、京都市内からするとちょっと遠いですからね。
この閑臥庵は、京都市北区の地下鉄「鞍馬口駅」近くで、安易なんです。
料理は、十分だと思います。前半の料理は若干甘めなのと、生姜の味が全面に出る傾向はあるけど、許せます。
部屋も問題なし、ゆっくり椅子に座っていただけます。
お客様で菜食の人の対応も問題ありません。
卵やカツオは、使われていません。

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ここは、紅葉シーズンの夜が良いようです。
でも・・・夜は、個室は照明が暗いかな?
本堂横の部屋がきっといいと思う。

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↑ランの花天ぷら

でも夜に来て、食事というのは、ちょっと億劫かも。
よく考えたら、夜の食事は、そんな豪華なものは食べないしね。
私は、昼間、外の風景を見ながら食べるのが好きなんです。
夜、9時頃には寝てしまうしね。

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↑抹茶の胡麻豆腐

「五観の偈(ごかんのげ)」を心に留め食事をいただきます。
一つには、功の多少を計り彼の来処を量る
(この食事が、多くの人々や生命に支えられていることに感謝します)
二つには、己が徳行の全闕と忖って供に応ず
(自らの行いがきちんとしているかどうかを反省して、食事をいただきます)
三つには、心を防ぎ過貪等を離るるを宗とす
(食事の量や内容にかかわらず、正しい心で残さずいただきます)
四つには、正に良薬を事とするは形枯を療ぜんが為なり
(食事は身と心の健康を保つための、一番の薬です)
五つには、道業を成ぜんが為に應にこの食を受くべし
(自分の仏道修行、目標、責務を成し遂げるための食事です)
こういうのは、素晴しいことだと思う。牛丼を食べに行っても五観の偈を頭に浮かべ食べたいものです。学校で唱えさせればいい。家庭でも。

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↑雲片(うんぺん)くず引き

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写真の関係で、料理が来た順番を変えています。
料理の形は、白雲庵の方がシャキッとしていますね。
お汁の味も向こうの方がしっかりしているかも。

明日へ続き

和菓子

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  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

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タグ: 京都
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