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京の七味考 [食]

今年になって大将軍八神社近くの「長文屋」という七味屋さんによく行く。
京男は、七味が好きなんです。
有名なのは、清水寺門前の「七味屋本舗」かな。でも私はあまり縁がなかった。
私は、大きな店より対面で調合してくれるお店が好きかも。自分用の風味にしてもらっていました。

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↑長文屋

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↑場所は、北野白梅町あたりです。

お江戸と善光寺、京都と調合に特徴があります。
江戸は、唐辛子・焼唐辛子・黒胡麻・山椒・陳皮・けしの実・麻の実。
善光寺は、唐辛子・陳皮・胡麻・麻種・紫蘇・山椒・生姜。
京都は、唐辛子、山椒、麻種、芥子、青海苔、黒胡麻、白胡麻、紫蘇。※八味?
京都は、陳皮が入りませんね。なぜだろう?

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京都の場合、辛味より香りを重視しますね。
だから辛さを抑え、風味や香ばしさを出す。
でないと京料理のバランスを崩してしまうからですね。
作りたてを少量買うのがコツかな。
どうしても保存するなら小袋を封を切らずに冷凍保存がいい。

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このお店は、注文すると作ってくれます。
唐辛子の量は好みというか、使い方によります。
汁物やうどんに使う場合と御飯にかける場合とでは違います。
御飯にふりかけのようにかけるとびっくりされます。でも美味しいですよ。その場合は唐辛子の量は少なくなる。
七味とオリーブオイルをミックスするのもいい。サラダにかけたりします。バルサミコ酢に七味なんかもいいですね。

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このお店でカレー粉が売っているのですが、すごく香りがいいのです。
これもお勧めね。
私も在庫が無くなったらわざわざ買いにいきます。
粉山椒なんかもいい。

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↑そういえば「大辛」は買ったことがないなぁ・・・。

そうそう、祇園原了郭の「黒七味」というのもありますね。
原了郭の「香煎」も好きです。お茶のかわりに飲むといい。
また飲みたくなった・・・。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

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Twitter→@kyo_otoko
タグ: 京都
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