アメンボ [和菓子]
さて昨日まででお腹もいっぱいになったので、智積院の名勝庭園の続きをご紹介。
まず、なにやら気持ち悪い虫の写真。
智積院の名勝庭園の池の表面にいっぱいいました。
この虫をご存知ですか?
「アメンボ」です。水面に浮かび移動している。この虫は、カメムシ目なんです。
漢字で書くと「水黽」「水馬」「飴坊」という和名が着いている。捕まえるとカメムシのように臭いを出すそうです。私は、経験がないです。
ただカメムシのような臭いでなく、飴のような臭いらしい。だから「飴坊」なんだそうです。
写真を拡大すると足が多い!これは交尾中らしい。
なぜ、水面に浮かぶかなというと足や身体に細かい毛が生えていて、それで浮かぶらしい。ただ最近、排水中に石鹸などの界面活性剤が水に含まれているとこの表面張力が弱まり、溺れるらしい。だから最近少ないそうなんです。
このアメンボ、弱そうに見えるけど肉食らしい。水面に落ちた他の昆虫に口吻を突き刺し、消化液を注入・体外消化され液状になった体組織を吸汁する。魚の死体やボウフラなどから吸汁することもある。面白い虫ですね。
後は、お庭の広間の写真。
誰も人が居なくて快適でした。
ただ・・・蚊が居てちょっといやでしたね。
アメンボが居てもボウフラはいるのでしょうね。
こういう広間なら蚊取り線香の匂いが似合いそう。
これぐらい広いと蒸し暑さもあまり感じない。
風が吹き抜けるのが気持ちいいのです。
エライ人が座る上段の間に座っていたら気持ちいいでしょうね。
でもみんなに声を掛ける時は、声がチャンと出ないと話せないだろうな。
昔の殿様は、大きな声だったのか?
↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事と新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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