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建仁寺境内風景3・・・虎 [社寺]

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ここは、建仁寺塔頭両足院。
初夏に半夏生が見頃になる庭がある。
でも今は、何も無い。だから公開もしておりません。

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↑毘沙門天堂

その隣というか両足院の入り口にある毘沙門天堂。
毘沙門天は、多聞天ともいい、四天王※にひとつ。北方の守護神です。そのため、京都では、王城の北に位置する鞍馬寺の毘沙門天が著名です。

※四天王/仏教観における須弥山・中腹に在る四天王天の四方にて仏法僧を守護している四神(東方の持国天、南方の増長天、西方の広目天、北方の多聞天)。四大王(しだいおう)ともいう。

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両足院のお堂に祀られている毘沙門天は、鞍馬寺の毘沙門天の胎内仏といいます。なので、小さな尊像ですが、ふだんは厨子の中におられるため、直接お姿を拝することはできません。お詣りの際に、目の前に立っておられる毘沙門さんは、お前立ちです。

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↑線香立ての紋がムカデなのがいい。

寺伝によると、比叡山が織田信長に焼き討ちに遭った際、鞍馬寺の僧侶が比喜多養清にこの像を託したといいます。
比喜多氏は、筑前・黒田家と縁があった関係で、黒田長政が関ヶ原合戦の際、この毘沙門天を兜に入れて出陣し、勝利を収めたそうです。
維新後、明治10年(1877)頃に、黒田家から両足院に移されました。

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そういえば来年(2022年)の干支は「壬寅(みずのえ・とら)」つまり虎です。
「壬」は十干の9番目、生命の循環で言えば終わりの位置に近く、次の生命を育む準備の時期を表している。
「寅」は十二支の3番目で、生命の循環で言えば初めの位置に近く、誕生を表している。

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来年は、新しい考え方、方法が出てくるのでしょう。
だから古い考えや方法に拘ると消えて行くのでしょう。
厳しいけど、楽しい年になりそう。

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コロナ騒動もそろそろ終わるのかな?
でも最後の感染があるような夢を見た。正夢かな?

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タグ:京都 社寺
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