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骨組 [風景・和菓子]

昨日、市バスで四条通を通りました。
そうかもう鉾建て開始の日だった。

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この骨組みは、長刀鉾のものです。
一番東側の大丸のところにある山鉾。
他の鉾も似たような状態なので、ちょっとだけ撮影。

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私は、こういう骨組み状態が好きです。
縄の縛りが綺麗でしょ。
縄だけで組み立てるのが凄いと思います。
この技術の伝承が素晴しい。

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今年の梅雨明けはちょっと遅れそう。
雨に遭わないといいのですが・・・どうやろ。
いつかの年、雨の中で巡行がありましたね。
なんとかうまく行くのを祈ります。

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↑本家玉壽軒「水ぼたん」

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↑涼しげですね。中のあんが二重というのも珍しい。

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↑上用かん、ねりきり(白)、黒こしあん

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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ちょっとだけ違うことをする [食]

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↑月曜の私のランチ、ビィヤントのベジタブルカレー。

日曜日に実家に行けなかった。
でも用事があり、実家に月曜日に行きました。
行けばいろいろ用事がある。
細かいところでは、拡大鏡のバッテリーの交換。
ただ、ボタン電池なので買いにいかないといけない。
扇風機のリモコンがないという話なんかもある。
きっとしまい込んでどこかに行ったのでしょう。
私なら、扇風機のシーズンが終わった時、掃除をしてしまうのですが、リモコンはバッテリーを外し、本体にくっつけて保管しておきます。
でないとどこかに行ったりします。リモコンが無くなると困りますよね。
私の所にある扇風機でも一度無くなったことがある。扇風機が新しい時はメーカーに言って買えばいい。実家のものは廃盤になっていて、電気屋さんに問い合わせるとメーカーでないらしい。
まあ、立ってスイッチを入れたりしたらいいのですが・・・邪魔くさいらしい。
運動だと思って動けばいいのに。

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↑月ヶ瀬「黒蜜ミルクかき氷」

人にもよるだろうけど、父親は、習慣を変えようとしませんね。
何曜日は何をすると決めて変えません。
私なら、そういう決めることは最低限にするけどな。
何も決めないということを決めます。(笑)

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お腹が減ってないのに、朝、起きたら朝食を食べる。
「お腹が減っているの?」と質問しても、薬を飲むから・・・という答え。
主治医に「父に処方されている薬は空腹では飲んではいけないのですか?」と質問した。「お父様の場合は、空腹でも大丈夫」と主治医の言。いっしょに聞いていたのに、忘れている。
お昼になったらお昼御飯を食べると決めている。
父に「あまり美味しくないものでも美味しく食べる方法があるのを知っている?」と聞くと「知らない」とのこと。
そこで私が「空腹になること」と言った。
お腹も減ってないのに食事を食べる必要なんてない。ましてや薬を飲むために食事をするのはバカげている。
でも習慣を変えませんね。

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↑「みつ豆」

その性格でよくボケないと思います。
きっと京男の努力の賜でしょう。
刺激し続けることがボケないコツかも。
独りで暮らすのも功を奏しているかも。
人がいると何もしませんからね。

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この日は、またまた買い物に連れ出した。
電池を交換したかったので甘味処に入った。
「何を食べる?」というと「宇治金時」というベタな答え。
無理矢理、黒糖のかき氷を食べさせた。
抹茶の氷って不味い所がありますからね。黒糖はその点大丈夫。
結果は「美味しい」と言っていた。
こうやって食べるモノも替えて行くのは大切だと思う。

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↑そろそろ山鉾が建ちますね。

時々、左手でお箸を持ったりするのもいい訓練になる。
歩き始めるのも、普段右脚からなら、左脚から歩き出すとかもいい。
歩く道も違うところを歩くのも大切なことだと思う。
どんどん変化させ、脳に刺激を与えることがいい。
そのように話しておりました。

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雲龍図 [社寺]

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↑東福寺本堂

臨済宗のお寺では、天井に龍が描かれている。
これは、なんでしょう?
龍は仏の教えをたすける八部衆(はちぶしゅう)の一つで龍神と呼ばれます。そのため多くの本山では、住職が上がって仏法を大衆に説く法堂(はっとう)の天井に龍 が描かれ、それが法の雨(仏法の教え)を降らすという意味や、龍神が水を司る神であるため、火災から護るという意味 がこめられます。

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八部衆/仏法を守護する8神。古代インドの鬼神、戦闘神、音楽神、動物神などが仏教に帰依し、護法善神となったものである。
漢字がややこしいので、一部だけ紹介してみます。「天(てん)」梵天、帝釈天などがそれです。「龍(りゅう)」龍もいろいろな種類がいます。「夜叉(やしゃ)」再来年(さらいねん)の今月今夜・・・十年後(のち)の今月今夜・・・それは『金色夜叉』やね。こんなことを言ってもわからない人が多いやろなぁ・・・。
他のメンバーは漢字が難しくて書けません。
X-MENのメンバーみたいな雰囲気やね。
仏教では、仏法を破る軍団というのは出てこないですよね。それが仏教らしい。もしそんな存在がいても、習合してしまうという必殺技を使います。

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お寺における龍の意味は、火災から守るということが多いのでしょうね。日本の寺院は木造ですからね。一番火災が怖い。
事実、東福寺だって何回も燃えている。
日本の龍って西洋のドラゴンと違い炎を吐いたりしないようですね。羽ばたく翼もないしね。

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この龍、珠を持っていますね。
この珠ってなんだろう?
中国の風水でいうと龍は、四神相応でいうと東西南北の東。東から太陽が昇るので太陽という説もあるそうです。この龍は、もとオスだったのです。だから●玉かも。

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龍を実際に見たことがない。昔の人もそうだっと思う。中には見た人いるのかな?
だから色んな強い動物のパーツを組み合わせて絵にした。
「鰐」の口、「鹿」の角、「蛇」の鱗(首)、「鯉」の鱗(胴)、「鯰」の髭、「鷹」の爪、「牛」の目という具合に。
龍はドラゴンと違い翼がないですよね。どうやって飛んでいるのかな?雲に乗って飛んでいるのかな?
人類意識の奥深い部分の記憶、人間でなく鼠ぐらいの生物だった頃、恐竜に追いかけ回された記憶があるのかも。爬虫類に対する恐れのようなモノが残っているのかも。

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龍の絵が得意な画家さんと話したことがある。
彼の描く、龍はすごいのですが、マンガ的だった。
その時、龍というのを具体的に描かずに龍を表現してください。
いまにも龍が出そうな気配を絵にするなんてことはできませんか?と言った。
いま、どうしておられるかな?

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↑南側にある三門

なんか雑文になりました。
すんまへんなぁ・・・。

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神猿さんと大黒さん [社寺]

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新日吉神宮(いまひえじんぐう)には、神様のお使いである「神猿」がいます。
これは、山王信仰(さんのうしんこう)の影響です。比叡山麓の日吉大社(滋賀県大津市)より生じた神道の信仰です。
この山王信仰は、神仏習合という側面があります。
日本の宗教のすごいのは、この神仏習合ですね。簡単にいうと神も仏も元は同じであるという考え方。こうすれば何でも取り込める。日本のすごい所です。

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↑新日吉神宮「神猿」、逃げないためというより、猿のような人間からの悪戯防止なんでしょうね。

滋賀県大津市坂本の日吉大社は、大山咋神と大物主神(または大国主神)を祭神としています。
だから新日吉神宮も主祭神は同じで、神様のお使いが神猿(まさる)なんです。
大津市の日吉大社では、本物が猿さんが神の使いとして飼われている。
なぜ猿なのかは、わからないそうです。
これがあるから猿が農作物の被害があっても駆除しづらいのかも。

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新日吉神宮は、漢字の読み方は違うのですが、日吉大社との関連で「新」が付いたのかな?
調べるともともとこの神社は、豊国廟のところにあったらしい。秀吉系ということで徳川時代はさびれていた。いまの場所に移動して新しく作ったのが明治30年(1897)で、名前が現在の名前になったのが昭和34年(1959)なんだそうです。
意外と新しい。

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↑本殿の所に置いてある「神猿」

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大黒さんが置いてあるのは、最近の話です。
大黒さんは、もともとインドのヒンドゥー教の神様。この神が、密教の伝来とともに日本に伝わり、天部と言われる仏教の守護神達の一柱として認識された。もともと軍神・戦闘神、富貴爵禄の神でした。
初期には真言宗と天台宗で信仰された。
日本の最澄が毘沙門天・弁才天と合体した三面大黒を比叡山延暦寺の台所の守護神として祀ったのが始まり。

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↑ゑビスさんは、なんで居てはる?友情出演ねっ!

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その大黒天がいつの間にか大国主神と習合した。
室町時代になると日蓮宗においても盛んに信仰された。
日本の習合ってすごいですね。なんでも御利益にしてしまう。
また、われわれ庶民は、仏教本来の教えである「大悟」なんかより「現世利益」を重要視するようになった。これはいまでも同じですね。
仏教の本場であるインドでは、仏教はあまりメジャーな存在ではないですね。それは、「大悟」を目指したからかも。庶民は、自分で精進努力より、神仏に願って欲望が叶えられる方がいいのでしょう。

これでなんとなく「神猿」と「大黒」がご理解できましたでしょうか。

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七夕ですね [和菓子]

今日は、七夕ですね。
もっとも、子供が小さい時だけですね。

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昔風にいうと「五節供」となります。
奇数の月と日が特別なパワーを持った日とされていた。
これは、中国の唐時代の暦に基づくもの。
・1月7日→人日(じんじつ)
・3月3日→上巳(じょうし)
・5月5日→端午(たんご)
・7月7日→七夕(たなばた)
・9月9日→重陽(ちょうよう)

なんで1月だけが1日と違うねん!といいそうになりますね。「元旦は忙しいさかいやりませんねん」ということなのか?
どうもすっきりしませんね。

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↑長久堂「逢瀬」

五節句で、人日と重陽は最近廃れてきています。
他の節供は、ガキがらみで儲けようとします。
こんなんやっていたら、本場中国から「うちの特許やから金払え」と言ってこないかな?
日本のこの種の行事は、輸入の風習が多い。本場で廃れている行事でも日本では後生大事に続けています。
七夕なんかは、織姫が主役で織物や糸に携わる人たちの行事だったのかも。
昔は、大切な仕事でしたからね。彦星(牽牛)はどういう役割なんだろう?牛使い?牧童?織子さんと牧童の恋なのかな?
天の川の西岸(織姫)と東岸(彦星)、天の川を挿んでの恋。遠距離ですね。
この彦星の牽牛を私は天牛と読んでしまう・・・学生時代、天牛書店によく行った影響かな。
彦星さんが牧場主の娘と仲良くなって・・・なんて物語が頭の中で展開してしまう。

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↑葛製、煉切あん

この二星、年に一度、天帝の命を受けたカササギの翼に乗って織姫さんが逢いに行くらしい。カササギは、瞬間移動できるのかも。距離が16光年もあるのです。スタートレックのエンタープライズ(NCC-1701)の巡航速度ワープ6で移動しても16日もかかります。カササギ号はすごい!いっそスターゲートを設置すればいいのかも。
なんか訳の分からない話になりました。
で、二星は逢うて何をしやはるのかな??

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↑千本玉寿軒「天の川」

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七夕の歌で「♪五色のたぁ〜んざく♪」の短冊は、これもまた中国の陰陽五行説からきているのです。「木=青・火=赤・土=黄・金=白・水=黒」なんです。本当は願いと色と連動した方がいいのかも。幼稚園児にそこまで考えさせるのは無理やね。
短冊の他にいろいろな飾りを昔はつけていた。

●吹き流し/織姫の織り糸を表しており、五色を用いて魔除けの意味もあります。紙風船かくす玉に五色の紙テープを適当な長さに切って貼りつけます。

●網飾り/魚を捕る網を表しています。豊年豊作大漁の願いを込めて飾ります。

●折鶴(千羽鶴)/長寿を願い、長寿のシンボルである鶴を折り紙で折ります。

●神衣(かみこ)/紙の人形(着物)を飾ると、裁縫が上達し、着るものに困らなくなるといわれています。災いを人形に移すという意味もあります。藁で作ったりしてはいけません。釘を刺してもいけません。

●財布(巾着)/金運上昇を願い、折り紙で折ったり、本物の財布を下げたりします。中には現金がいっぱい。カードは不可です。

●リンゴ/アダムとイヴが食べた知恵の樹の実を象徴したもの。

●綿/雪を模したもの。

●キャンディケイン/杖の形をした飴。

●くずかご/ものを粗末にしないという意味で、七夕飾りを作る時に出た紙くずを、折り紙のかごに入れてつるします。もちろん分別はしましょう!

※すいません。なんか他の祭と混じってしまっています。

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↑くず焼き

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父の悦楽 [食]

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↑そうかそろそろ祇園祭なんだ。こういう交通規制が多くなった。たかが祭のためにどれだけの人が迷惑するのだろう?まあ、京都市内に住んでいるから仕方ないのだろうけど。

またまた父との外食だった。
最近、時間の経つのが早い。
父とは、毎日話しているし、三日に一度ぐらいはあっている。
そういえば今週、鍼灸治療に連れて行ったし・・・。
またタコが復活していた。
なぜ、足の裏のタコが四ヶ月もたつと再生するんだろう?

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↑鳳泉「焼売」これは名物なので食べないといけません。

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そのタコは、鍼灸治療でとってもらっています。
皮膚科でとるとなると麻酔やメスで切るということになる。
でも鍼灸では、モグサでお灸して温め、鋏でとっていくのです。
痛くもないし、すぐに歩ける。
かなり優秀だと思う。
でもとったタコが四ヶ月もすると復活する。
驚くべき再生能力だ。

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↑広東麺、これは父は初めて食べたかも。快感だっただろうなぁ・・・。

岡田先生がタコをとると同時に種を植えているのだろうか?
それはないだろう。
ずっと私が見ていて写真を撮っているしね。
その写真は、ブログで出す訳にもいきません。
汚いしね。(笑)

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↑アマズエビ、小さなラッキョウが良い仕事をしています。

そうそうそれと父にもゴッドクリーナーをさせてみた。
やっぱり私より汚いものが出て来た。
父も不思議がっていた。
来週、京女のタコとりに連れて行く予定なんです。その後、ゴッドクリーナーを体験させる予定。「私は、そんなもの出ない」と言っているけど、どうなるだろう?

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↑カシワシイタケ(蒸)

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↑シイタケが美味しい!シイタケ嫌いの次女夫婦にとっては悪夢の料理。

本日の写真は、父とのランチ。
リクエストを聞くと「中華料理とのこと」。
そうなると鳳泉がいいと判断。
ただ、最近、時間によっては席がいっぱいになるリスクもある。
まあ、ぶっつけ本番で行ってみた。
なんとか座れました。
二人で写真のようなモノが食べた。
父は大満足だった。
そりゃそうだろう。

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梅雨ですね [風景・和菓子]

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↑東福寺で見つけた半夏生。ここなら半夏生の葉に触って匂いを嗅いだりできました。もう半夏生から全夏生状態になっています。全部白くなったら風情がないかも。

蓮の花もちらほら見かけるようになりました。
そろそろ盂蘭盆会(うらぼんえ)も近いですからね。
法事もやたら多いのが今月と来月。

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そうそうお中元もとどき始めています。
関東は早いですね。
京都は、お中元の手配が遅いのですよ。
たぶん、先に書いた盂蘭盆会の時期と関係あるのでしょう。
関東は、そういうことがないのかも。

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お中元って意味わかりますか?
もともとは道教的な考え方らしいのです。
旧暦7月15日は地官赦罪大帝(ちかんしゃざいたいてい)という名前の人の犯した罪を許してくれる神様の誕生日だから、本来の中元には「罪を償う」という意味がこめられているらしい。地官赦罪大帝って誰やねん!
その風習が室町時代に日本に来たらしい。それが日本の風習であるお盆と結びついたのだそうです。

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親しい人、お世話になった人への「夏の挨拶」「日頃お世話になっている感謝」などをこめて品物をつけて、挨拶する。
本当は、宅急便でなく持参するのがすじなんだろうな。
最近では、自分に対して「ご褒美」として品物を送るのもあるらしい。
日頃は食べられない「ハーゲンダッツ」を自分に贈ったりするのかな?
この間、冷凍庫に入っているハーゲンダッツの「ライチ&ラズベリー」を食べたら、京女に怒られた。心が狭い。いつも551蓬莢のアイスキャンデーは私が買って入れているのを食べているじゃん!確かにハーゲンの方が高級やけど・・・。

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お中元をお送りいただいた関東の方々、お中元はもう少し待ってくださいね。
どうもまだお中元の気持ちにならない?のです。
京都人やね。早期割りには反応しないのです。
今年ぐらいから百貨店から手配を止めようかなぁ・・・。面白ないのですよ。
百貨店のお中元の所の雰囲気が嫌いなんです。病院みたいだしね。番号札をとって待つのが。待っているのが見事に中高年だしね。
そりゃ京男だって「新老人」と言えなくもないけど・・・。
順番をまったりするのが嫌なんです。百貨店の7階は空調が悪いしね。京都の百貨店って建物が古いので天井が低い、空調が古いので華麗臭が籠もる。

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↑総本家駿河屋「水ぼたん」

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それとここ十年毎日ほど百貨店に買い物で行くから飽きているのですよ。
街中に大きなスーパーがないのが原因。それと自家用車がないのも原因か。
まあ、私の特殊性やからしかたないけど。
経費的にみるとタクシーの方が安く付くというのもあるけど。

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↑錦玉、道明寺、白こしあん

なんか雑談になってしもたね。
すんませんなぁ・・・。

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反糖尿食 [食]

父親は、糖尿病なんです。
本人は、糖尿病のベテランと豪語している。
合併症や痛みがないからそういう余裕のある発言ができるのでしょう。
考え方が糖尿病ですね。
つまり自分に甘い。

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↑高島屋地下の蓬莢イートイン「天津飯+豚まん」ここは、カレーのサンマルコと同じく人気店。いつも中高年の行列ができている。きっと家で食べたら嫁に怒られるんだろうな。父親のための先駆けで食べてみる。豚まんにウスターソースをつけたいけど、テーブルになかった。ちょっと不満。

それが生活に反映している。
栄養学的ことを理解しようともしない。
両親も糖尿病で亡くなっているのです。
立派な遺伝。

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↑鐘園亭泉涌寺店「甘酢盛合」

病歴が長いから、管理をしっかりしたらインスリンを注射しなくていいレベルになっただろう。
でももう手遅れ。

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↑「甘酢盛合」を定食風にしてもらいました。エビ、肉ダンゴ、豚の甘酢。鶏と白身魚も加えると豪華になるのにな。

食べたい料理を見ていると糖質や炭水化物が多い。
この傾向を変えるのは無理。
最近は、逆に好みを煽ってあげるようにしている。
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)や血糖値を見ていると食べ物の影響はあるけど、高齢で胆嚢を結石でとっているので極端な油分の食べ物は食べられないことがわかる。
週に一度や二度の外食なら、煽るのもいいと最近思う。
もちろん、数値は見ながらだけど。

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↑永正亭「ちら丼(小)」父親は、知らない丼だった。ちら丼とは、天かすの玉子とじ丼。海老天を揚げた時にでる天かすだから微かに海老天の風味が・・・。(笑)

問題なのは、飲物です。
マスゴミ、特にテレビは、水分補給云々と煽ります。
それを視聴する父親は、何かを飲もうとする。
糖尿病患者の悲しさで、甘味の効いたものを好む傾向がある。
「野菜サラダは好き」と言うけど、結局はマヨネーズやドレッシングが好きなだけ。
アメリカ人と同じだ。
野菜、つまり繊維質を摂りたかったら、おひたしなんかで食べればいいのに。
蒟蒻もよく食べる。刺身蒟蒻が好物なんだけど、結局酢味噌が好きなだけ。あれは甘いですからね。

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↑木の葉丼(小)、カマボコと椎茸を甘く煮たものを玉子とじにした丼。

95歳ということを考えると、栄養的なことを管理するより、楽しく、美味しく少量を食べるということにする方がいいと結論。
どうせ治らないと思っていますからね。
それより、血糖値を優等生状態にして、血圧を130〜80ぐらいにして・・・なんて考えたら、きっと惚けると思う。
「ニコニコ・ピンピン・コロリ」を達成したりならちょっと逆にする方がいいように思う。
生活は、自分で考え、工夫して、楽しく生きる。
母親と二人で暮らしていた時は、ストレス状態だったのでしょう。
厳しく管理されていた30年でしたからね。
独裁国の国民のような状態。
それを開放し自分で生きる喜びを教えた(もちろん完全ではないですが)結果、寿命が長くなった。つまり緊張(ストレス)と緩和のコントロールを憶えたということになる。
それが長生きの秘訣なのかも。

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↑特田舎そば(小)。温かい出汁。私は温かい出汁の方が好き。

新しいことを知る楽しさ、生活を楽しむことをおぼえる。
「周囲の人たちに助けてもらうことに感謝する」「ユーモアを忘れない」ということをもう少しできると理想なんだけどなぁ・・・。

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↑田舎そば(小)。特田舎そばから天かすと卵黄を抜いたもの。これも温かい出汁仕様。

なんて考えながら、色々な食べ物を探っている。
実際に食べて、御飯やおかずの堅さをチェック(総入れ歯だから硬いのが食べられないと思い込んでいるのです。食べる気があれば歯茎でも噛めると思うけど)したりします。もちろん値段もあまり高くないようにする。
豪華過ぎないようにするのも忘れないように。豪華過ぎる食事は、味を感じるのを鈍らせるからです。

ドクターに言わせれば、こんな糖質の多いモノはだめというだろう。
塩分や糖分が多いのはいけないと・・・。
過ぎなければ、いいのです。
これが毎日ならだめですよ。
楽しく暮らせればいいのです。
できればテレビや新聞も止めた方がいいのかも。
健康番組なんてクソクラエです。

でも、父親に合わせるのはいいけど、病気がうつったらこまりますね。
日頃の私は、かなり制御しております。
そこが父親とは違う所。
体質的には、母親の循環器系やガン系の病気なんでしょうね。頭もハゲないし、歯もいまの所は大丈夫だと思う。

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復活! [甘味・その他]

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これは、懐かしいでしょ。
植村義次(個人名がお店の名前なんです)の「春日乃豆」だと思いませんか?
知っている人は少ないかも。
これは「洲浜(すはま)」の御菓子。
浅煎りの大豆粉と砂糖と水飴を練った素朴な御菓子。
昔は、豆飴と言ったそうです。

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↑すはま屋「春日乃豆」

私は、洲浜は嫌いでした。
「州浜団子」というのがあります。
好きだった団子の形態なんですが、洲浜だった。
この甘ったるいものが苦手でした。
茶団子は好きだった。
もっとも母親は、和菓子屋の娘だったので嫌いだったようです。
きっと売れ残りを食べさせられたのでしょうね。

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↑州濱/これは二日前ぐらいに予約が必要とのこと

でも、植村義次の「春日乃豆」にであってから洲浜に関し、考え方が変わったのです。作りたては、美味しかった。
しかも、時間が経つと口当たりが変化する楽しみがある。
よく京都以外の方に手土産で差し上げたりしていた。
それが好評だった。
お店に入った時の匂いやご主人が母方の祖父によく似ているのです。
行くと博学で色んなことをお話しさせてもらった。
それが、ご主人の体調でとうとう閉店になってしまった。

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ところが先日、前を通ったらお店が開いていたのです。
ちょっとモダンになったけど、「春日乃豆」もありました。
お子さんがお継ぎになったのかとお店に入りました。
お店におられた女性に聞くと「私が一人でやっています」とのこと。
聞くと、ご自身も茶道関係だったらしく、小さい頃から洲浜の端を食べて育ったのだそうです。聞くと洲浜が好きなんだそうです。
で、植村義次さんにお店をしたいと頼まれたのだそうです。
それで洲浜の作り方を継承され、お店をオープンされた。
素晴しいことですね。
「本当に良かった」と言いました。大きくする必要はないけど、永く続けて欲しいです。

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↑洲浜紋/洲浜は河口にできた三角洲など、水辺にできる島形の洲をいう。いわゆる河と海などの接するところで、曲面の入り組んだ洲の様子を表す 言葉である。水の流れでいろんな姿に変わる、それを柔軟なフォルムで捉えたまるみをおびたラインが特徴。また洲浜 は、蓬莱山の仙境を意味したり、竜宮城を指したりしてめでたい形とされた。 平安時代から慶賀の式などにおける飾りや調度品は、蓬莱山に通じる州浜を象った洲浜台が用いられた。最初見た時は、ミッキーマウスだと思った。

さてお味は?
「新・春日乃豆」は、形が若返りましたね。若々しい。味は、もうすこし角をとるのが課題なのかも。それは時間が解決しますよ。
名前が「州濱」になったのかな?

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棒状の州濱もよくできていますよ。
サイズがハーフがあってもいいかな?
一本がなかなか食べきれないのです。
マジパンのようにアーモンドや蜂蜜、フレーバーをつけた酢なんかもいいかもね。
それは、修・破・離の「修」をしっかりやることでしょう。

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なにはともあれ、復活してくれて、とてもうれしいです。
こういう明るい話もあっていい。
こういう形で技術継承が行くといいな。
百貨店の変な誘惑、マスゴミで変な食レポに注意ね。
印刷物を見ると「御洲浜司 植村義次」って1657年創業だったそうです。創業から362年も経っている。形はちょっと変わっても直伝で技術が伝わってよかったと思う。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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四葩 [和菓子]

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やっと梅雨入りになりました。
京都市内、すごい湿度です。
とうとうクーラーのスイッチをオンにしてしまいました。

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智積院の境内を歩いていると紫陽花が元気よく咲いています。
この湿度には紫陽花がよく似合う。
晴天で乾燥した時は、元気がないように見えるから不思議。

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タイトルの四葩(よひら)は、紫陽花の異名です。
確かに額紫陽花を見ていると中心の花を飾る額縁のような部分が生菓子のような形に見えます。
私は、このような抽象的な生菓子の意匠として好きかも。
名前とか抽象的な生菓子が京都の生菓子の特徴かも。
見る人の想像力や教養を刺激してくれるのがいいですね。

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最近のカラフルな「インスタ映え」もいいけど、地味だけど想像力を刺激してくれる抽象的な表現がいいと思う。
見る人の知性や教養を試される面白さ。
もちろん、わからない表現もある。
その時は、売り場の方に教えてもらう楽しみもある。
わからないものは「わかりません」、知らないものは「知りません」と素直に言えるのも大切なことかも。

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ガクアジサイの花言葉は「謙虚」
ホンアジサイは「移り気」「浮気」「高慢」というネガティブな花言葉を持つのに対して、ガクアジサイの花言葉は「謙虚」となっています。これは、ホンアジサイよりもガクアジサイの方が、装飾花の数が少なく、その姿が謙虚に見えることにちなんでいるとされています。
人間は、高齢になると「謙虚」が少なくなる。視野も狭くなる。耳が遠くなり声高になる。気をつけないといけません。でないと老害といわれます。

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↑亀屋良長「四葩」

ところでアジサイの飾りの額ってどういう意味があるのかな?
名画も額縁がなければしまらないのかも。
でも額縁の方が目立つというのもねぇ。

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↑外郎、白こしあん

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  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
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