SSブログ

こういう精進料理なら毎日でもいいなぁ・・・普茶料理1 [食]

DSC05040.JPG
↑この部屋の感じが好きなんです

久しぶりに、白雲庵に行った。
今回は、私の父親、京女、そして京男の三人だった。
京男は、何回も来ているけど、父親も京女も未経験だったのです。
いい機会なので、行ってみました。

DSC05044.JPG

DSC05049.JPG
↑抹茶の落雁。これを本気でつくりたかったな。美味しくするのは、いい抹茶をつかえばいいのです。ただし、いい抹茶すぎると抹茶の味が薄くなる。それが難しい。最近、抹茶を使ったスイーツなるものが多い。どれもひどい加工用の抹茶を使っている。中には色粉と香りをつけてあるものまであります。ちょっと問題ですね。

もちろん、事前に予約し、いつもの個室を確保しました。
ただ、京男も久しぶりだったのです。
つまり座敷で胡座で座れない。
父親も座敷はつらいでしょう。
そこで、いつもの個室にテーブルと椅子で食事できるようにしてもらいました。
カッコを構っている場合じゃないですから。
快適に食べられないとね。

DSC05055.JPG
↑澄子(蘭茶)、塩漬の蘭の花にお湯が注いである。食事前に穢れた口と身体を清めるためのもの。

このお店は、精進料理なんです。
つまり、出汁も鰹を使わないそうです。
完全にベジタリアン向け。
外国のお客様でそういうお客様が結構おられる。
そういう時はとても便利なお店。

DSC05065.JPG

DSC05091.JPG
↑胡麻豆腐、好みでワサビ醤油をかけて食べます。

日本の精進料理は、ここ黄檗精進料理、大徳寺精進料理、高野山精進料理、永平寺精進料理の四派にわけられます。
その中で黄檗精進料理が一番中国の精進料理に近いと思います。

DSC05078.JPG
↑湯葉の佃煮

黄檗精進料理は、万福寺(まんぷくじ:萬福寺)は、黄檗宗大本山の寺院の精進料理、勿論修行僧が食べる料理じゃなく、お寺の関係者やお客様をお寺が接待する料理というようなものです。
写真を見ていってもらうとわかりますが、彩り豊かで、味も驚くほど多彩なんです。
よくもまあ、生臭を使わないで表現したものだと思う。
すごい欲というか執念です。
おそらく、これだけの料理をつくるのも修行だったのでしょうね。

DSC05079.JPG
↑菜の花の辛子和え

そうだ、結局飲み物はお茶でいただきました。
ビールは会わないですよね。
般若湯なら会うのかな?

明日に続く

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村 肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/01/26
  • メディア: 単行本


↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをします。詳しい説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

過去の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ↓
※「京男雑記帳1」へは、この文字列をクリックすると移動します

Twitter→@kyo_otoko
タグ: 京都
nice!(3)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。